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新曲「どうなったって」

Abekobeです。

今回は騒々しい無人2024のセトリのラストで披露された新曲。
「どうなったって」について、少し話をさせていただけたらと思います。
4公演に参加して4回も聴かせてもらって、聴けば聴くほど心底良い曲だと感じれる曲でした。
早く公開されてほしいですね。
世間は「君のベストライフ」で溢れているかと思いますが、私はこちらも推しています。



・初めて聞いた時の印象とか


この曲を初めて聴いたときは、本音の部分で自分の心にはそこまで刺さらなくて届かなくて、新曲作ってくれたんだ!ありがたい!こんな感じかってぐらいの感想でした。

でもamazarashiの曲って「スルメ」だなって感じることが多くて、最初、初めて聴く曲はいつもだいたいそこまで刺さらなくて、ほとんどが聴き手側の問題であるとは思うんですけども、あ..勿論、よい曲だと直感で思っているのは間違いないですよ!

そこから2回目、3回目、4回目と聴いていった時に心に響いて刺さってすっと届いてくる感じ。
なんでしょうか。
そして聴いても聴いても飽きない。
他のアーティストさんの曲は何回も聴くと飽きてしまうんですけど、基本的にamazarashiの音楽は飽きない。何故そうなのかを言語化するのはなかなか難しくて、それを自分はまだ解明できてないんですけど、それが秋田さんの持っている力であったり、amazarashiの音楽の力なんだろうなってことで今は片づけておきます。

もう初めて聴く曲はほとんどないけれど、こう最初は刺さらなくてどんどん心に沁みていく感じを味わえるのは新曲を出してくれた時だけなので、本当にそれを感じれるのは幸せなことですね。

・あなたはどんな曲だと思いましたか?

このラスト曲を披露する前にMCがあって、秋田さんがおっしゃっていたのは「ライブも後半にさしかかってすごい息があがって耳の中で爆音がなって光もチカチカしてなんかぶっ倒れそうになっても、それが気持ちよくて、このまま全部どうなったってもいいやって思う瞬間があると。そのためにわいは音楽をやってるんだってみなさんに教えてもらったんで、それを曲にして返したいと思います。今日はありがとうございます。」みたいなことでした。

きっと秋田さんはこれまでのライブを通して感じた達成感とかいろんな感情、無人ツアーでもしかり。それらを味わったり、自分の感情や想いを出し切って、気持ちよくなれた時に、アーティストしての本質や真理にきっと触れたのかなと。ちょっと変に深読みしすぎてる感じはするんですけど、そんな風に考えてみて、こういった曲は生まれたのかなとか思ったりしました。

この曲を最後に選んで新曲として披露するあたり、秋田さん自身、この騒々しい無人ツアーに対しての熱い気持ちとかいろんな感情を持って挑まれたんだろうなってことも伝わってきて、それを考えるとちょっと泣けてきますね。最後のMCの内容でのアンサー曲がこの曲だったわけです。

何回も聴いて、この曲の裏の背景とかも考えてみて、こうして言語化すれば、そこに心を通わす事ができて、その時にこの曲の本当の良さっていうのが伝わるんだろうなと思いますし、私には伝わりました。
1回じゃ理解できないのは、こうした背景等が整理できてない状態で聴くからかな、そういうことなんかな。

・好きな歌詞部分

※歌詞覚えてる感じで書いてるので間違えてると思います。。

「どうなったって」
どんな曲調だっけ?ってなってると思いますが、読みながら思い出してもらえたら幸いです。

「新幹線も飛行機も窮屈だから嫌い」
から始まったこの曲。
「でも会いたい人には会いにいかなきゃだな」
秋田さんが私達に会いたいと思ってくれているんじゃないかとか、私達が秋田さんに会いたいと思っていることとか、どの目線で考えても両想いで幸せです。


開けた窓から笑い声 あれは「小学生の高学年」
ここのリズム感がすごく気持ちよくなかったですか?

「日々もがいて これでいいんだろうか?」
「これでいいんだろうな まあいいか」 
「どうなったって どうなったって もういいよ」
日々の生活はやっぱり良いことも悪いこともあって僕らは雨曝しで大変でもがいてるけど、果たしてそれでも前を向けているのか、自分の行きたい方に向かえているのかとかを自問自答しつつも、「間違えてない大丈夫だ」って自分を励ましているように感じました。これは聴き手側の私達にも当てはまると思いました。

「嘘はつきたくないから 口数も減ってきた」
秋田さんが、ライブの中で昔の事をMCでたくさん話してくれたからこそ、デビュー当時だとかの色んな葛藤とかもこの歌詞から垣間見えるなと感じまして、今回ライブのMCの全て内容にも通ずる部分でした。

「全部を捨てる衝撃をくれよ 
聴覚へ この網膜へ」

なんちゅう歌詞だって思いました。
とんでもない歌詞を書くなと。
ここの歌詞とても好きで。
秋田さんはやっぱり天才だって。
今こうして言葉に起こして整理したから自分も理解できたんですけど、自分の全てを出し切って、その後に得られる衝撃を聴覚へ網膜へと。これはMCで最初言っていた耳で爆音がなって、光がチカチカして倒れそうになるけど、それが気持ちよくてを表しているな。と。

「手違いで僕に渡された
この音楽性とそれと乗車券」
「これで旅に出よう これで会いに行こう 
もういいよ」
「どうなったって どうなったって 
この歌が終われば」
「どうなったって どうなったって 
この旅が終われば」
「どうなったって どうなったって 
もういいよ」
「どうなったって どうなったって 
もういいよ」

曲の最後部分ですが無人のラスト曲に相応しいと感じ、最高の締め曲になったかと思います。秋田さん自身が今回の無人ツアーのテーマ的なものを設定してるとすれば、これのことなのかもって思える気もしてきます。
また、ここを歌っている時に、本当に声が枯れて掠れていたんですよね。そりゃそうだ、こんなに最初から飛ばしてたんだ、ここで枯れないわけがない。でもまたそこの枯れたり掠れていた部分も秋田さんの想いが伝わってきて、本当に聴いてて心地よくて。
本当に心底ここで死んだっていいってぐらいに思える夜になったんですよね・・・。

終わってからの「急告~」のおかげで生き延びさせてもらえることになりましたが、またそれについては別のお話・・・(別で書きます)。

以上、ありがとうございました。


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