唐草模様の風呂敷は泥棒のものではない
ど、どろぼー!

口ひげを生やして頭を隠し、唐草模様の風呂敷をしょって走っている。
そんな人を見たらどう思いますか?
「泥棒だー」
と叫んで通報するでしょうか?
口ひげを生やして唐草模様の風呂敷を持ってジョギングしている人がいても、別に悪いことをしているわけではありません。
でも、その格好は「泥棒」のイメージそのものですよね。
唐草模様の風呂敷は泥棒のものではない
唐草模様の風呂敷というのは、泥棒の持ち物ではありません。
明治時代から昭和の前半まで、唐草模様は日本で流行っていました。
どこの家にも唐草模様の風呂敷があったそうです。
泥棒は手ぶらで来て、狙った家に入ると、その家にある風呂敷を使って盗む荷物を包みます。
どの家にも唐草模様の風呂敷があったので、すぐ見つけられたし、持って歩く人も多いので怪しまれなかったのです。
という話を「日本が好きになっちゃうラジオ」で、和楽器バンドの鈴華ゆう子が言っていました。
雑学の紹介でした。
思い込みで判断してはいけない
今どき、そんな格好をしている泥棒はいないのに、口ひげと唐草模様の風呂敷だけで、誰もが泥棒だと思います。
固定観念を持っていると、本質を見ずに判断してしまいます。
思い込みだけで物事を判断しないように気をつけましょう。
試しにその格好で町を歩いてみようかな。
職務質問されるでしょうか?(笑)