ピーター・ティール氏がZERO to ONEで言いたかったことを考えてみた。

おはようございます、安部です。

さっきまで、ピーター・ティール氏の著書ZERO to ONEを読んでいました。

まだ半分なので、内容が間違っている可能性もあるかもしれませんが、ピーター・ティール氏が言いたいことを考察してみました。

結論いうと、ピーター・ティール氏は「起業するなら明確な世界観を持ち、計画せよ」と言いたいのかな?と思います。

文中に書かれている、リーンスタートアップ手法の否定、教育の影響によるべき乗法則に基づいた思考の欠落、そしてiPhone、Facebookなどを引用した「世界観、こだわり、計画」の重要性を説いている感じ。

色々思うことはあるのですが、最近自分が考えていることに関係がありそうです。

自分は最近「世界観がない世の中だな~」と思うようになりました。自分がアクションをするときもそうだし、ニュースやSNSをしていても思うのです。

「こういう世界を作る」

そんな世界観を作り上げ、他人に共有する経験をすること自体が少ないような気がしていました。というか、小中高大で世界観を作ることをしない。

世界観を作ることが絶対善、正義だとは思わないが、「この先に何をしたのか?」を常に自問自答していると、結局「君の世界観は?」の問題になってしまう。

そう、なんだかんだいって世界観の問いにぶち当たるのにもかかわらず、世界観を作る教育はされていないし、そもそも世界観自体がわからないこともある。

論点を変えてみよう。

僕は、世界観を作ることはスキルだと思っている。一種の特殊能力だと思っている。

加えて、世界観を示すことは容易な時代になっている気がする。

「好きなことで生きていく」の裏返しは、「好きなことじゃないと継続できない」ということの裏返しで、「使命感」で動いているわけではない。つまり、「こんな世界観を作らないと死ねない!」という使命感ではない。ということだ。

ただ、世界観を作ることができず、”世界観を作る道具”を持っている人はたくさんいる。しかも、世界観を作る道具は非常に安価に手に入れられる可能性がある。というか、何十年前に比べたらスキルの価格は安いと思う。

理由は簡単で、IT技術による教育を受けるコストが一気に下がったので、誰でもスキルを習得できるから。

と考えたときに、今は世界観を持つことが希少性を持っている。

世界観を作り上げ、世界観を遂行しようとしている人に、世界観を作る道具を持っている人、資本、共感が得られる時代だろう。

もっと言えば、ITツールにより、コミュニケーションコストも非常に下がっているので、人を巻き込むスピードも、巻き込める量もどんどん高まっている。

「若者よ、いや起業家よ、明確な世界観を持ち自分を信じて突き進め」

ピーター・ティール氏は、こう僕に問いかけている気がする。

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