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【四国お遍路旅】Part2 「お遍路事件簿」

巡礼箇所:第6番〜第10番札所

【納経貰い忘れ事件】

 昨日、6番札所で納経を貰ったのだが、その時に言われたのが「5番さんの納経は?」

 そう。参拝は済ませたが、納経を貰い忘れたのだ。車だと10分程で着く距離なのだが、歩くと1時間程かかる。発狂しかけたが、貰わないわけにいけないので、朝一に5番札所へ向かう事となる。だが今となってみると、この遅れがあったからこそ、次からの良い出会いに繋がったのではと思う。忘れた自分、ありがとう。ただ、忘れ物は良くないぞ。

お、おい。空白じゃないか!!


【バッグパック破損事件】

 5番札所で納経を貰った後、7番札所に向かっている際にバッグパックから嫌な音がする。
 「ブチッッ」
 あー、やったわ。と一瞬で気付く。見るとバッグパックの紐が切れている。いや、切れるの早いだろあんた。まだ買って2ヶ月ぐらいだぜ….。
 裁縫道具なんかは持っておらず、切れた場所も田んぼのど真ん中で、絶望感に駆られる。そんな時、ふと背後から同じバッグパッカーが現れ、「直そうか?」と。

本当に感謝しかありません!!

 もう神様が降臨したと思ったよね。色んな偶然が重なって出会う。ほんと奇跡だなと思った瞬間。
 手際よく一瞬で直して頂く。その後は今でも壊れず使えております。直してくださり、本当にありがとうございました。
 裁縫道具は持たねばと学んだ瞬間であった。

【三木武夫邸跡】

 第8番札所へ向かっている際、ふいに軽トラックが立ち止まり、「乗っていくか?」と声掛けてもらう。有り難く同乗させて頂くが、その方は大変物知りで多くの事を教えてもらう。

 その一つに、第66代総理大臣 三木武夫さんの事について。どうやら徳島県出身らしく、邸宅跡まで連れって頂くことに。そこには変わった形の遍路小屋があり、その形は徳島県を表しているよう。

遍路小屋としても使われる。
夜に通ったら泊まってみたかった。


 屋根は遍路道具の菅笠、支柱は8×8本で四国霊場八十八ヶ所、壁は徳島名物の「たらいうどん」を表しているそう。とてもユニークなアイデアであり、是非ここで寝てみたいなと思った。だが、昼間であったため次回の機会に取っておこう。また次も野宿なのか?

【歩く楽しみ?】

 歩いていると、無心になる事が多い。景色に感動する事もあれば、建物や車をみて関心を持つ事も。その中でも、今日は面白い建物を見つける。
 「美容室 B-PAL」

ビ、ビーパル!?!?

 いつのまに、アウトドア雑誌から髪を切る仕事に変わったのですか!何て思ったり。
 歩いていると不意に面白い物に出会えるから楽しい。笑いの沸点が低いって?。まぁ、気にせず気にせず。

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