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聴くことのススメ①【自分の“好き”を探す訓練】

今日は「聴くことのススメ」というテーマで書いてみます。

皆さんは普段どのくらい音楽を聴いてますか?
私は「是非どんどん可能な限り」聴くことをオススメしたいです。
自分もそうしてきましたし、生徒にもそのように勧めてます。


聴く事がもたらす、ピアノ学習における利点って様々。

  • 自分の演奏表現のバリエーションが広がる

  • 自分の演奏を注意深く聴ける耳が育つ

  • 自分の演奏の理想が高くなる

  • 単純にこれ以上楽しい時間の使い方も無い。

  • 世界が広がる(CD探索の楽しみ、推しアーティストが出来る楽しみ、コンサート通いの楽しみ…などなど)

いろいろと沢山。まだまだあるでしょう。


もちろんピアノは自分で弾いてナンボではあるのですが、聴くほうが…ぶっちゃけ私なんかは余程楽しいですよ。沢山聴いてきたから今の私があります。

とは言っても、「あまりに広大なピアノの世界、どう手をつけていいか…」と、入口から躊躇して「聴く」世界に足を踏み入れられない、そういう方も結構見受けられます。


たしかに、まったく予備知識がない状態でCDショップに向かっても、またはAmazonで検索しても、その膨大な音源の果たしてどこから手をつけていいか分からず目的の品に出会う手前で力尽きてしまうかもしれません。

聴く習慣が無い方にとって「CDを選ぶ」は、そもそもハードルが高い。ちなみにサブスクも、あれは“すでに自分で選べる人”が活用するサービスであるように私は思います。

なので、私は、聴く習慣がない場合まずは何でもいいから
「YouTubeで聴こう」
と言いたい。実際そう生徒にも言ってます。

何を聴けばいいのか?
何でもいいでしょう。

ここで大事なのは「自分で自分の“好き”を探す」ということなので。
そういった、そもそもの情熱を持って欲しいのです。

よく、「先生何聴いたらいいでしょう?」と質問受けますし、私は状況に応じてめちゃくちゃ細かくも答えるのですが、大抵の場合、それって相手に響かないですね。

私のオススメではなく、自分のNo.1を見つけて下さい。どこに宝(自分の好き)があるかわかりませんので、最低、それが見つかるまでは掘って掘って掘りまくってください。

ClassicでもポップスでもJAZZでも、あとYouTuberピアニストとかもいいのではないでしょうか。まず好きなことが大事なので。

素敵なピアノに憧れる気持ちをぜひ持ちましょう。推しが居る人は強いです。ピアノでそんな感情を持ったことないよという場合は、推しを探す旅にでも出るつもりで聴いてください。

行き着いた推しがホロヴィッツだったりケンプだったりしたら、めちゃくちゃ楽しくないでしょうか。(そんな話を生徒から聞けたら、私も楽しいですね)

聴く情熱は、必ずや自分の演奏を向上させてくれると思います。


私の永遠の推しアルゲリッチが弾くBeethovenの1番をここに貼っておきます。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。


埼玉県幸手市にてピアノレッスンを行っております。オンラインも対応可能です。お気軽にお問い合わせくださいませ。

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