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『BEMANI PRO LEAGUE 2021』 ファーストステージ 第4試合 レジャーランド VS ROUND1戦について


1. はじめに

『BEMANI PRO LEAGUE 2021』レジャーランド所属 アドバイザー べあーです。

『BEMANI PRO LEAGUE 2021』のファーストステージが終了したため、レジャーランド各試合の戦略についてnoteを公開することにしました。


今回の記事では、6/19(土)に配信された「ファーストステージ  第4試合 レジャーランド VS ROUND1」の戦略、感想、舞台裏などを書いていきます。


<注目ポイント>

『BEMANI PRO LEAGUE 2021』公式サイトより引用

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2. 戦略(出場選手をどう決めたか)


第4試合のテーマは以下の通りです。

■ 先鋒戦 [テーマ: SCRATCH]
■ 中堅戦 [テーマ: SCRATCH]
■ 大将戦 [テーマ: CHORD]

テーマが発表された時点で、ROUND1 の出場選手は以下を予想していました。

■ 先鋒戦 [テーマ: SCRATCH]
KUREI 80%、U*TAKA 20%

選手選出のタイミングで、KUREI選手は先鋒戦 SCRATCHの課題曲を一通りプレイしており、しかもスコアが高かっため、先鋒戦に出場する可能性が高いと予想していました。

TENIN選手がテーマSCRATCHに出場することは、全く予想していませんでした。


■ 中堅戦 [テーマ: SCRATCH]
U*TAKA 70%、KUREI 20%、ANSA選手 10%

U*TAKA選手は「開幕戦のVS APINA VRAMeS戦の大将戦に出場する可能性が高く、コストを考えるとレジャーランド戦の大将戦には出場しない」、「大将戦の次に重要な中堅戦に出てくる可能性が高い」と予想していました。


■ 大将戦 [テーマ: CHORD]
ANSA 80%、KUREI 20%

先鋒戦、中堅戦の出場選手予想から、ANSA選手が大将戦に出場する可能性が高いと考えていました。

そのため、先鋒戦 KUREI選手、中堅戦 U*TAKA選手、大将戦 ANSA選手の想定で、レジャーランドの出場選手を決めることにしました。

先鋒戦はSCRATCHが得意な「U76NER選手」、中堅戦はU*TAKA選手が出場した場合でも勝てる楽曲がある「1-PIN選手」と決定しました。

大将戦については、テーマ:CHORDが得意で、ANSA選手と戦いたがっていた「G*選手」としました。G*選手は3巡目指名の選手ですが、大将戦でも戦える力を持っているところが、レジャーランドの強みだと思っています。

「G*選手」と「ANSA選手」は、昨年度実施された『BEMANI PRO LEAGUE ZERO』 で3回試合をした関係で、ファイナルではテーマ:CHORDで引き分けとなっています。


対戦カードは以下の通りとなりました。
事前の予想と大きく違っていたため、かなり驚きました。

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3. 先鋒戦 U76NER vs. TENIN [テーマ: SCRATCH]

<試合結果>
U76NER選手が2タテしました。

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#自選曲、他選曲予想など

KUREI選手が出場してくる可能性が高いと思っていたため、TENIN選手が先鋒戦に出場してくるのは予想外でした。

<U76NER選手 自選曲について>
U76NER選手には VS APINA VRAMeS戦 先鋒戦(テーマ:SCRATCH)にも出場してもらう予定でした。ROUND1戦で自選した曲は、APINA VRAMeS戦では選べなくなるため、自選曲をよく考えて貰いました。

APINA VRAMeS戦に自信のある「Watch out!!」を取っておくことになり、最終的には、安定したスコアが出せる「bass 2 bass」に決定しました。


<他選曲予想について>
課題曲の勝率ではU76NER選手の方がTENIN選手に勝ち越していました。

TENIN選手はJAPANESE GACHIOSHI BOYというキャッチコピーがある通り、ガチ押しを得意としていることから、対戦相手が決まった頃は「5.1.1.」、「route 80s」、「rottel-da-sun」、「WAR GAME」等がくると考えていました。

試合付近には、U76NER選手が自己ベストで唯一負けており、点差もあった「5.1.1.」が間違いなく選曲されると予想していました。


<ストラテジーカード使用理由>
SCRATCHが多い譜面では、U76NER選手の方がTENIN選手よりも上手で、他選曲予想曲以外の楽曲がくれば勝てる可能性が高いため、ストラテジーカードを使用することにしました。

ROUND1戦では、レジャーランドは、先鋒戦を2タテ、中堅戦・大将戦を引き分けとして、勝利を狙っていました。

# U76NER選手 自選曲 「bass 2 bass」


<楽曲について>
beatmaniaIIDX 17 SIRIUSの楽曲(2009年AC稼働開始作品)
NOTES数;970
スコア理論値;1940
BPM;140

<試合結果について>
U76NER vs. TENIN
☆ 1873 - 1826

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この試合がU76NER選手のデビュー戦となりますが、本番でも、固定オプションで安定したスコアを出し、勝利をすることができました!

U76NER選手のSCRATCH、本当にお見事でした!


# TENIN選手 自選曲 「5.1.1」→「灼熱Beach Side Bunny (Masayoshi Iimori Remix)」(ストラテジー)


<楽曲について>
beatmaniaIIDX 27 HEROIC VERSEの楽曲 (2019年AC稼働開始作品)
NOTES数;933
スコア理論値;1866
BPM;150

<試合結果について>
U76NER vs. TENIN
☆1797 - 1745

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ストラテジーカードで出た「灼熱Beach Side Bunny (Masayoshi Iimori Remix)」ですが、レジャーランドにとって大当たりでした!

「灼熱Beach Side Bunny (Masayoshi Iimori Remix)」は自選候補曲にあった曲だったためです。

又、試合前の合同練習で、TENIN選手が「灼熱Beach Side Bunny (Masayoshi Iimori Remix)」をプレイしており、U76NER選手が「ストラテジーカードでこの楽曲がくれば絶対に勝つので、きてほしい」と言っていました。


<試合前の合同練習の様子の写真>

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SCRATCHの多い箇所で点差を広げ、作戦通り2タテをすることができました!! U76NER選手最高!!

TENIN選手の自選曲「5.1.1」ですが、TENIN選手の自己ベストはMAX-2だったので、ストラテジーカードを使用して正解だったと思います。


<先鋒戦 U76NER選手のツイート>


<先鋒戦 ROUND1 選手のツイート>


4. 中堅戦 1-PIN vs. U*TAKA [テーマ: SCRATCH]

<試合結果>
U*TAKA選手が2タテしました。

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#自選曲、他選曲予想など

<1-PIN選手 自選曲について>
1-PIN選手の自選曲については、1-PIN選手が一番得意な「CHECKING YOU OUT」でいくことにしました。

過去2回の大会で「CHECKING YOU OUT」を選んで、U*TAKA選手に2回とも勝っていたことがあります。


<他選曲予想について>
自己ベストの点差がある楽曲か、U*TAKA選手の好きな楽曲がくると予想し、「カジノファイヤーことみちゃん」「bass 2 bass」「Wonder Bullfighter」等がくる可能性が高いと考えていました。


# 1-PIN選手 自選曲 「CHECKING YOU OUT」

<楽曲について>
beatmaniaIIDX 4th styleの楽曲です。(2000年AC稼働開始作品)
NOTES数;700
スコア理論値;1400
BPM;108-216

<試合結果について>
1-PIN vs. U*TAKA
1328 - 1369☆

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1-PIN選手が振り返り配信でも語っていますが、前半のSCRATCHで今までにないくらい失敗し19点差がひらいてしまい、点差を縮めるのが厳しくなりました。

又、U*TAKA選手が仕上がりすぎていたこともあり、U*TAKA選手勝利となりました。本番で自己ベストを更新しているの凄すぎる。

# U*TAKA選手 自選曲 「bass 2 bass」

<楽曲について>
beatmaniaIIDX 17 SIRIUSの楽曲(2009年AC稼働開始作品)
NOTES数;970
スコア理論値;1940
BPM;140

<試合結果について>
1-PIN vs. U*TAKA
1900 - 1924☆

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bass 2 bass 先鋒戦に引き続き、2度目の登場です。

1-PIN選手も1900点台に乗っており非常に高いスコアなのですが、U*TAKA選手がMAX-16と凄すぎました。

1-PIN選手も終了時にスコアリザルトを見て、24点差もついていると思わなかったと言っています。


<中堅戦 出場選手のツイート>


5. 大将戦 G* vs. KUREI [テーマ: CHORD]

<試合結果>
KUREI選手が2タテしました。

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#自選曲、他選曲予想など

<G*選手 自選曲について>
G*選手の自選曲については、BPMが早い物量譜面「Venom」「Elemental Creation」「THE BRAVE MUST DIE」が候補曲でした。

G*選手は「Venom」をプレイしたがっていたのですが、「KUREI選手も得意そうで、固定オプションで安定したスコアを出してくる」と思い、チームで説得して諦めて貰いました。

高密度の物量譜面がG*選手の方がKUREI選手よりも得意と考え、自己ベストのスコアが勝っていた「Elemental Creation」となりました。

G*選手は昨年度実施された『BEMANI PRO LEAGUE ZERO』 でも、「Elemental Creation」を選曲していたので、その再来となるのもアツいと思っていました。

<他選曲予想について>
KUREI選手の選曲については、MAX-30の自己ベストを持つ「BITTER CHOCOLATE STRIKER」が一番くる可能性が高いと予想していました。

直前の合同練習でもKUREI選手は「BITTER CHOCOLATE STRIKER」をプレイしていたので、絶対に投げられると思っていました。

他には、過去の大会でKUREI選手が選曲していた「Little Little Princess †」、自己ベストの差が大きかった「Amazing Mirage †」等が選曲と予想しており、「thunder HOUSE NATION Remix †」は全く予想していませんでした。

# G*選手 自選曲 「Elemental Creation」

<楽曲について>
beatmaniaIIDX 20 tricoroの楽曲 (2012年AC稼働開始作品)
NOTES数;2130
スコア理論値;4260
BPM;212

<試合結果について>
G*vs. KUREI
3970 - 4007☆

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中堅戦で2タテされたので、大将戦で2タテしないと勝利できない状況となり、G*選手にプレッシャーがかかる形となりました。

Elemental Creationは中盤ブレイク後の連打地帯と、終盤の鍵盤の密度が高い地帯がポイントになりますが、最後の譜面が厳しい配置だったこともあり、プレイ中のG*選手の表情が苦しそうでした。

G*選手は『BEMANI PRO LEAGUE ZERO』でもElemental Creation選曲していますが、その時の配置よりもハズレていたと、振り返り配信で語っています。

一方で、KUREI選手は表情を変えずにプレイしていたのが印象的でした。KUREI選手の強さに気が付き始めた試合でした。

<大将戦 G*選手のツイート>


# KUREI選手 自選曲 「thunder HOUSENATION Remix」


<楽曲について>
beatmaniaIIDX 16 EMPRESSの楽曲 (2008年AC稼働開始作品)
NOTES数;1954
スコア理論値;4008
BPM;128


<試合結果について>
G*vs. KUREI
3870 - 3886☆

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「thunder HOUSENATION Remix」は、今作から遊べるようになった曲で、選曲されると予想していなかったこともあり、G*選手は2~3回程度しかプレイしていませんでした。

中盤までは5点差以下の接戦でしたが、KUREI選手が最後まで精度力を維持し、自選曲を勝利しました。

<大将戦 KUREI選手のツイート>


6.最終試合結果

U*TAKA選手が大将戦ではなく、中堅戦に出てきたことで、ROUND1に勝てる可能性もあると思っていましたが、KUREI選手も非常に強く、レジャーランドは負けてしまいました。ROUND1さん、本当に強かった。

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セカンドステージでは、今回の反省点も踏まえつつ、ROUND1さんに勝ちたいと思います!!

<レジャーランド所属選手のツイート>



又、試合はバチバチに戦っていますが、試合後は両チームで健闘を称えあっています。

『BEMANI PRO LEAGUE 2021』公式サイトや、公式twitterで、各試合の写真が掲載されているので、ぜひ見てみてください!

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▼『BEMANI PRO LEAGUE 2021』公式サイト


▼『BEMANI PRO LEAGUE 2021』公式 Twitterアカウント



▼『BEMANI PRO LEAGUE 2021』試合 視聴リスト



7. 他チームの振り返り配信や、記事等


「ファーストステージ 第4試合 レジャーランド VS ROUND1」について、SILK HAT所属のNORI選手が記事を書いてくださっているので、紹介します。

<NORIさんの記事>


8. 最後に

最後まで読んで頂きありがとうございました。

レジャーランドの試合について、今後もこういった記事を書いていきたいと思います。

又、この場をお借りして、『BEMANI PRO LEAGUE 2021』に関するファンアートを描いてくださっている皆様、試合結果の予想記事・解説記事を描いてくださっている皆様、その他、様々な方法で『BEMANI PRO LEAGUE 2021』を盛り上げて下さる皆様に本当に感謝を申し上げます!

特に、ファンアートや、応援のコメントは、本当に嬉しく、チームレジャーランド全員の励みになっています!


セカンドステージは7/31(土)より開始しており、レジャーランドの2戦目は、8/14(土) 第5試合 レジャーランド VS GAME PANICとなります。

対戦カードの詳細は、8/7(土)に発表されるので、お楽しみに!


チームレジャーランドは初戦 APINA VRAMeS戦は負けてしまいましたが、セカンドステージ 1位を目指して頑張っていきますので、引き続き応援をよろしくお願いいたします。

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又、ファーストステージ 第四試合について、チームレジャーランドで振り返り配信も行っています。選手自身が感じたことを話していますので、良かったらご覧ください!


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