第10回べあー杯を終えて
1. はじめに
2024年12月7日、8日に神奈川レジャーランド厚木店にて、第10回レジャーランドべあー杯が開催されました。
支援のお礼対応も完了したため、第10回 べあー杯の区切りとして記事を書くことにしました。
この記事では「第10回 べあー杯のコンセプト」「第10回 べあー杯 収支公開」等について書いていきたいと思います。
試合に対する感想はいくらでも書けてしまうのと、書くとしたら全選手に触れるべきだと思うので、この記事では試合に対する感想はありません。
大会を開催するまでにやってきたことがメインになるので、自分語りや記録的な内容が多めになっていますが、ご了承ください。
■第10回べあー杯 アーカイブ
■第10回べあー杯 大会詳細
2. 第10回 べあー杯のコンセプト
べあー杯は「プロ選手を目指している方々にアピールできる場所を用意したい」「参加者・視聴者が楽しめる大会を継続的に開催することで、beatmania IIDXの盛り上げに繋げたい」ことを目的に開催しています。
2022年1月22日に第1回 べあー杯を開催してから、今回の大会で節目となる10回目の開催となりました。
第10回べあー杯は「今までの集大成」となるような大会とし、最後の開催になっても後悔のないように全てを出し切るつもりで5ヶ月近くの期間をかけて準備を進めてきました。
DAY1について
第4回べあー杯くらいからDAY1については開催時期によって少しだけコンセプトが変わっています。
春の開催(第2回、第6回、第9回 べあー杯)
『BEMANI PRO LEAGUE 』ドラフト会議直前の大会で1番アピールになる時期。
そのため、第6回や第9回べあー杯では通常の参加人数18名の所を24名にして参加できる人数を増やしたり、第9回ではチームリーダーを全員プロ選手にすることでアマチュア選手がプロ選手に勝利できれば実力をPRできる大会の形式としました。
夏の開催(第4回、第7回 べあー杯)
アマチュア選手が参加できる大会がほとんどない時期で、『BEMANI PRO LEAGUE 』のシーズン中の試合を見て、beatmania IIDXが盛り上がっている中で大会を開催した方が参加者のモチベーションも高く嬉しいのではないかと思い開催をしていました。
第7回べあー杯についてはDAY1は現行プロ選手の参加もなく、アマチュアだけの大会として色々なプレイヤーを知ってもらう大会になったのではないかと思います。
冬の開催(第5回、第8回、第10回 べあー杯)
『BEMANI PRO LEAGUE 』のオフシーズンということもあり、プロ選手の参加も春や夏に比べると多く、「プロ VS プロの試合」や「プロ VS アマチュアの試合」が見られる機会が多い大会となりました。
第10回 べあー杯については冬の開催ではあるが、第10回の節目の大会なので、「プロ選手を目指している方々にアピールできる場所を用意したい」という根幹のコンセプトを大事にし、アマチュア選手だけの大会にすることにしました。
DAY1については今後も「プロ選手を目指している方々にアピールできる大会」にするというコンセプトを大切にして、開催していきたいと考えています。
DAY2について
第4回べあー杯からは2日開催となり、自分がやってみたいと思った試合形式の大会&お祭り的な大会をコンセプトにDAY2については以下の試合形式で開催してきました。
・個人戦 (第4回、第5回)
・タッグ戦(第6回、第7回)
・LEVEL12限定チーム戦 (第8回)
・女性限定 個人戦 (第8回 DAY1で実施)
新しい試合形式の大会をやることは怖さもあるのですが、新鮮な気持ちで楽しく大会を運営していました。参加選手や視聴者にとっても楽しい大会になったんじゃないかと思っています。
今回は第10回という節目の大会なので、DAY2については1年以上前からプロ選手のみを集めたドリームマッチを開催したいと考えていました。
詳細をどうするか考えていた所、サウナレインボーに行くプロ選手4名の写真を見て「入浴ヤンキースのメンバーで大会に出場したいと前々から言われていたことを思い出し、ドラフト指名1~4巡目指名の選手で構成されたチームを4つ作れば実現できるし面白そう!」と思い、今回の形に落ち着きました。
そこからは「BPL ZEROの出場選手4名でチームができたらエモい」、「第8回のLEVEL12限定チーム戦に出場したキドラゴンノザウルスに1名増やしたら面白そう」「前DON*選手が組みたい人・べあーが組ませたいと思った人で構成したチームを見たい」等、自分の方でチームのコンセプトを事前に決めた上で、プロ選手に出演の相談をしました。
声をかけた選手全員に出演を快諾して頂き、今回のドリームマッチを実現することができたので感謝するばかりです。
また、節目となる第10回の大会の解説に長年beatmania IIDXや様々な音楽ゲームを盛り上げているDOLCE.さんに出演して貰ったら絶対に盛り上がるし、新旧APINA VRAMeS選手が全員揃ってアツいなと思い、出演依頼をさせて頂きました。
DAY2 現地限定の取り組みについて
DAY2は招待制ということもあり、大会の参加費という収入源が無くなり、出演料の支出が増えることになります。
そのため、大会運営費を賄うために出場選手と交流ができるアフターパーティーに参加できるVIP席の用意や、現地に来てくれている方へ還元するために現地限定の紅白戦を開催することにしました。
第10回 べあー杯のテーマ
節目の第10回のテーマは「レジャーランド」にすること、MKさんにテーマソングを書いて貰うこと、DJに出演を依頼することは第5回べあー杯を行った頃から決めていました。
今回もSYU Xさんに素敵なべあーちゃんを書いて貰いました!
また、第10回の節目ということもあり、これまでのべあー杯テーマソングを収録したアルバム「STARS~ABEAR CUP THEME SONG COLLECTION~」をリリースすることができました。素晴らしい楽曲ばかりなので、聞いて貰えたら嬉しいです。
<販売サイト>
・TANO*C STORE 様
・DIVERSE DIRECT 様
・メロンブックス 様
https://melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=2616136
3. 第10回 べあー杯 支援のお礼&収支報告
第10回 べあー杯は以下を目的に支援を募集しました。
・「べあー杯の運営資金を集めたい」
・「遠方参加者への交通費補助をしたい」(第5回 べあー杯からは交通費補助専用の支援プランを用意)
最終的に41名様 総額 ¥264,300円のご支援を頂き、運営資金、参加選手への交通費補助に回すことができました。
個人主催の大会で、26万円もの支援が集まるのは本当に凄いことだと思っていますし、ご支援・応援にお応えできるよう、大会運営を精一杯 頑張りました。
改めて、第10回 べあー杯に支援を頂いた方々に感謝申し上げます!!支援者様については、エンディング動画に掲載しています。
次に第10回 べあー杯の収支について書いていきます。
<収支結果>
+7,633円
■収入
総額 ¥1,577,626円(観客席 1,022,000円+支援金 264,300円+CD売り上げ196,326円+参加費 95,000円)
◎観客席:1,022,000円
・DAY1通常席(5,000円×30枚):150,000円
・DAY2通常席(8,000円×35枚):280,000円
・DAY2VIP席(15,000円×20枚):292,000円
*イラストコンテスト受賞者1名 8,000円割引利用
・DAY1通常席 & DAY2 VIP席 チケット(18,000円×8枚) : 144,000円
・DAY1 & DAY2 通常席 両日チケット(12,000円×13枚):156,000円
◎支援金:264,300円
<内訳>
支援A(2000円コース):11,000円(5名)
支援B(5000円コース):71,000円(14名)
支援C(10,000円コース):50,000円(5名)
支援D(15,000円コース):45,000円(3名)
支援E(2,000円コース):87,300円(14名)
計264,300円
第4回 べあー杯からは、支援者の方に交通費補助先を聞いて補助を実施しています。第10回べあー杯についても、支援E 購入者様から交通費補助先を聞き、対象の出場選手や解説陣への交通費補助をしました。「運営費用に回して欲しい」と言ってくださった分については、運営費用に回しています。
◎べあー杯テーマソングCD「STARS~ABEAR CUP THEME SONG COLLECTION~」、オリジナルグッズ 売り上げ(M3・通販販売、現地販売分):196,326円
◎DAY1参加費:95,000円 (4,000円×18名+ネームプレート代 23,000円)
■支出
総額 ¥1,569,993円
◎諸経費:1,520,809円
・Day2ドリームマッチ出演料
・DJ出演料
・テーマソング製作費用
・筐体使用料
・解説出演料
・べあー杯テーマソングCD「STARS~ABEAR CUP THEME SONG COLLECTION~」製作費
・「デザイン、動画、イラスト、ネームプレート、布ポスター、支援のお礼」等の制作費
・「賞状の額縁やネックストラップ」等の備品費用
・運営スタッフへのお礼
◎BOOTH販売手数料:20,184円
◎参加選手・解説者等への交通費補助(支援E):29,000円
第10回 べあー杯は最終的に7,633円の黒字となりました。
第10回 べあー杯は最後の開催になっても後悔のないように全てを出し切るつもりだったこともあり、豪華な出場選手・DJ陣をお呼びしたため、第10回 べあー杯の詳細を決めた時点で30~40万円程度の赤字になる覚悟でいました。
予想を上回るVIP席の応募(20席の予定が1分で28席売れたこと)、大会へのご支援、テーマソングCDの売り上げのおかげで、黒字で終えることができました。
約157万円を使用したにも関わらず黒字で終えることが出来たことは本当に驚いていて、黒字になったのは会場に来てくれる観客の方々や支援者の方々、べあー杯を応援するためにテーマソングCDを購入してくれた方々のおかげです。
本当にありがとうございました!!
また、べあー杯が今の形で成り立っているのは会場に来てくれる観客の方々や支援者の方々のおかげなので、第10回でやった会場限定の取組みは今後も行っていきたいと思います。
余談になりますが、第10回 べあー杯 DAY2 会場限定のDJ・紅白戦については収録自体は行っています。
現地限定のコンテンツとして行ったものになるので公開するかどうかについては迷っているのですが、内容はとても面白いものになっているので皆が忘れている頃(半年~1年後とか)に公開しても良いかなとも思っています。
4. 第10回べあー杯を終えて
「2日間の大会、全ての内容を完結することができてよかったーーーー!!」というのが正直な所です。
観客席で100万円、支援で20万以上のお金を頂いていることもあり、金額に見合った大会にする義務があると思っています。
DAY2は機材トラブルが2回あり、復旧ができなかった可能性もありヒヤヒヤしていたのですが、予定していたプログラムを全て完結することができて本当に良かったです。
ただ、機材トラブルが2回あったことで終了時間が遅くなり、遠方から来場頂いた方々にはご迷惑をおかけし、申し訳ございませんでした。
大会終了後にアンケートを実施しており、アンケート結果の一部について公開します。
<DAY1:13名の回答>
大会の満足度・座席の金額の意見は5択で、大会の満足度は高いが、現地のチケットの価格については高いと感じている方が多い結果となりました。
<DAY2:25名の回答>
大会の満足度・座席の金額の意見は5択で、大会の満足度は25名全ての方に満足して頂ける大会となりました。
また、座席の費用についてはDAY1よりも高いのですが、DAY1よりもDAY2の方が満足度が高い結果となりました。
アンケートで貰った意見を参考にして、今後も楽しめる大会にしていきたいと考えています。
また、前述の通り、べあー杯が今の形で成り立っているのは会場に来てくれる観客の方々や支援者の方々のおかげなので、現地の魅力をアップさせるような取り組みとして、会場限定の取組みは今後も行っていきたいと思っています。
<自分語り>
第1回べあー杯ですが、『BEMANI PRO LEAGUE 2021』で共に色々とやってきた東京レジャーランド 秋葉原1号店の藤野店長の多大なご協力があり開催することができました。
べあー杯は第1回の時点で配信レイアウトや大会のクオリティーが高かったこと、第1~3回べあー杯は2022年の1月・3月・5月と非常に短いスパンで開催して多くの参加者に参加して貰ったことで盛り上がっていったと思っています。
第2回か第3回べあー杯を終えた後に、「いつか二桁になるまで大会を続けていきたい」「べあー杯のテーマソングを作ったり、DJを大会にいつか呼びたい。あわよくば第10回にCDアルバムをリリースしたい」「大きい会場で大会を開催したい」と藤野さんに夢を熱く語ったことを覚えています。
第4回からはキャパの都合で、神奈川レジャーランド 厚木店で大会を開催することになり、藤野さんには第6回べあー杯以降は現地に来てもらうことは難しくなったのですが、節目である第10回べあー杯を現地で2日間見届けて貰えて、とても嬉しかったです。
又、どんなに本業が忙しくても毎日2時間は『BEMANI PRO LEAGUE』or『べあー杯』のことをやる(やれなった日は休日にその分頑張る)みたいな生活を3年近く続けていることもあり、「第1回べあー杯を開催した頃に比べて今は非公式大会も多く開催されるようになったこと」、「目標であった第10回までべあー杯を続けられたこと」、「規模が大きくなるにつれてプレッシャーを感じるようになっていること」から第10回という節目の大会を区切りに長期間休んでも良いかなと思っていました。
第10回の告知配信を終えた後、数多くの座席の応募や支援があり、べあー杯を楽しみにしている方々の多さを実感し、2025年に第11回べあー杯を開催することにしました。
大会を開催するのは多くの方々のご協力が必要であったり費用もかかるのですが、自分自身がべあー杯を楽しくやれていることも大きいですが、参加者の喜んでいる姿や、会場にお越し頂いた方々や、配信の視聴者に楽しんで貰えていることが1番なんだなと実感しています。
個人主催の大会なので、べあー杯がいつまで続けられるかは分かりませんが、「プロ選手を目指している方々にアピールできる場所にすること」「参加者・視聴者が楽しめる大会を継続的に開催することで、beatmania IIDXの盛り上げに繋げたい」という目的を忘れずに、べあー杯だから出来る大会を今後もできる範囲で開催していきたいなと思っています。
また、やってみたい大会のコンセプトは色々とあるのですが、今後の大会で以下の2つを実現したいと考えています。
・第10回で実現できなかったレジャーランド所属プロ選手が4名が出場する大会
・大会があまり行われていない関東圏以外の地域でべあー杯を実施
5. 最後に
この記事では、第10回 べあー杯の振り返り、収支報告を書きました!
べあー杯は参加者・運営スタッフは勿論ですが、現地にお越しの方々、支援者様や活動を応援している方々のおかげで成立しています。
繰り返しになりますが、第10回 べあー杯に出場頂いた選手の方々、会場にお越し頂いた方々・支援を頂いた方々、運営スタッフのみんなに感謝申し上げます!
また、2025年1月22日にはべあー杯3周年を迎えますし、第11回べあー杯の開催も決定しています!
べあー杯や他の非公式大会に積極的に参加している人が、あるか分かりませんが今後の『BEMANI PRO LEAGUE』でドラフト候補者に残ったり、プロ選手になって活躍できるといいなと思っています。
2025年もべあー杯の応援をよろしくお願い致します。
最後になりますが、べあー杯を開催できているのは「beatmania IIDXを盛り上げたい」という私の想いに賛同頂き、会場をお貸し頂いているレジャーランドさんのおかげでもあります。
個人的な気持ちになりますが、最寄りのレジャーランドさんの店舗をご利用頂けたら嬉しく思います。
また、第1回べあー杯から第10回まで一緒にやってくれた うなむねさん、第2回から第10回べあー杯のサポートをして頂いたオーナーである大谷さんの2人がいなければべあー杯は成り立たないので、この場をお借りしてお礼申し上げます
べあー杯に関する意見や感想などがあれば、以下にお願いします。
<DAY1 チーム戦>
<DAY2 ドリームマッチ>
最後まで記事を読んで頂き、ありがとうございました!
6. 運営スタッフの記事
べあー杯は10人を超える運営スタッフやレジャーランドさんのご協力のおかげで、ハイクオリティーな大会を実現できています。
運営スタッフのみんながより良い大会にしようと頑張ってくれて、本当に感謝するばかりです。
ここでは運営スタッフが書いた記事を紹介します。
🔳おこめさん
ネームプレートを製作している「おこめさん」の記事になります。ネームプレート製作の裏話が沢山書かれているので是非チェックしてください。
🔳T2-Kさん
選手紹介の記事を執筆、大会当日はビデオカメラの担当をしている「T2-Kさん」の記事になります。
大会の試合に関する記事も執筆中とのことなので、公開をお楽しみに。
7. オフショット
eスポーツ撮影チーム「PHOTO'n'GENIC」が撮影したオフショットを掲載します。
1000枚を超える大会中の写真と第10回のテーマソングは下記の支援を購入すると手に入れることができるので、是非チェックしてください。
<DAY1>
<DAY2>