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『BEMANI PRO LEAGUE 2021』 セカンドステージ 第2試合 レジャーランド VS APINA VRAMeS戦について

1. はじめに

『BEMANI PRO LEAGUE 2021』レジャーランド所属 アドバイザー べあーです。

『BEMANI PRO LEAGUE 2021』のセカンドステージが終了してから少し時間が経ちましたが、レジャーランド各試合の戦略についてnoteを公開することにしました。


今回の記事では、7/31(土)に配信された「第2試合 レジャーランド VS APINA VRAMeS」の戦略、感想、舞台裏などを書いていきます。


<注目ポイント>
『BEMANI PRO LEAGUE 2021』公式サイトより引用

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2. 戦略(出場選手をどう決めたか)

第2試合のテーマは以下の通りです。

■ 先鋒戦 [テーマ: PEAK]
■ 中堅戦 [テーマ: CHARGE]
■ 大将戦 [テーマ: CHORD]

APINA VRAMeSの選手選出についてですが、
先鋒戦;KENTAN選手
中堅戦;NIKE.選手
大将戦;UCCHIE選手

が一番可能性が高いと考えていました。

理由は、APINA VRAMeSはセカンドステージ大将戦に
「SCRATCH (VS GAME PANIC)」
「SOF-LAN (VS SUPER NOVA Tohoku)」
「SOF-LAN (VS SILK HAT)」
があり、セカンドステージ開始時点でDOLCE.選手の残りコストが90のため、そこに出場する可能性が高いと考えたためです。

SOF-LAN大将戦の片方にUCCHIE選手を出場させる可能性も考えましたが、その場合はレジャーランド戦以外の中堅戦にDOLCE.選手が出場すると予想していました。

次に、レジャーランドの選出についてですが、レジャーランドはセカンドステージの選出選手は後半3試合から決定しました。

後半3試合から決定した理由については、以下の記事を参照ください。

レジャーランドはファーストステージ終了時点で、バランスよくコストを残していました。

1-PIN選手;110
DINASO選手;110
G*選手;110
U76NER選手;170


セカンドステージ後半3試合の選手を決めた後で、各選手の残りコストは以下の通りです。

1-PIN選手;30
DINASO選手;40
G*選手;100
U76NER選手;150

APINA VRAMeS、GAME PANIC戦の出場選手は以下の可能性が高いと予想していました。

<APINA VRAMeS戦>
先鋒戦;KENTAN選手、中堅戦;NIKE.選手、大将戦;UCCHIE選手

<GAME PANIC戦>
先鋒戦;#MA3#選手、中堅戦;PEACE選手、大将戦;MIKAMO選手

APINA VRAMeS、GAME PANIC戦について、レジャーランドはどちらも1~3巡目指名の選手で固めたいと考えており、DINASO選手・G*選手を大将に出すことに決めました。

予想対戦相手、対戦テーマから、G*選手をAPINA VRAMeS、DINASO選手をGAME PANIC戦に出場としました。

そうすると、残りコストから
<APINA VRAMeS戦>
先鋒戦;DINASO選手、中堅戦;1-PIN選手、大将戦;G*選手

<GAME PANIC戦>
先鋒戦;1-PIN選手、中堅戦;G*選手、大将戦;DINASO選手


となりました。


1-PIN選手は「ファーストステージで先鋒戦 CHARGEに出場しているため、GAME PANIC先鋒戦 CHARGEにも対応しやすい」、「SUPER NOVA Tohoku戦の中堅戦CHARGEに出場することが確定していたので、APINA VRAMeS戦でも中堅戦CHARGEに出場すると、2試合分の練習になる。又、得意な楽曲がある。」

G*選手は「GAME  PANIC中堅戦のPEAKはG*選手のフィールドでもある」

DINASO選手、1-PIN選手を先鋒戦に出場させることで、APINA VRAMeS、GAME  PANICともに「先鋒戦2タテ+中堅戦1勝+大将戦1勝」が狙える布陣

というのもあり、この時はピタッとハマった選手選出だと考えていました。


又、APINA VRAMeSさんの振り返り配信で語られていますが、APINA VRAMeSからすると、レジャーランドの布陣は予想外だったようです。


3. 先鋒戦 DINASO vs. NIKE. [テーマ: PEAK]

<試合結果>
お互いが自選曲を勝利し、引き分けとなりました。

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#自選曲、他選曲予想など

<DINASO選手 自選曲について>
NIKE.選手は非常に精度力が高い選手ということもあり、最初の打ち合わせでは、候補として「Backyard Stars」「Blueberry Stream」「DXY!」等が上がっていましたが、最終的な自選曲は中々決まりませんでした。

試合前日に、私の方でNIKE.選手のスコアを調査していた時に、NIKE.選手が「La dolce primavera」を未プレイなことに気が付きました。

「La dolce primavera」はDINASO選手の得意なズレハネ要素もあり、未プレイであれば確実に刺さると考え、自選候補曲としてDINASO選手に提案しました。

DINASO選手は「Backyard Stars」「La dolce primavera」の2曲で迷っていましたが、最終的に「La dolce primavera」となりました。

<NIKE.選手 選曲予想について>
NIKE. 選手の選曲はスコアが非常に高い、「EMPTY OF THE SKY」「empathy」「Real」「FEEL IT」等を予想しており、「Karma」は全く予想していませんでした。

APINA VRAMeSさんの振り返り配信で、NIKE.選手が自選曲をどのように決めたか、以下のように語っています。

試合前日までは「empathy」「Real」が候補曲だったがスコアが安定しないため変更した。速い楽曲をやることにし、「Karma」を3回プレイしたらMAX-10が安定したため、自選曲に決定した。



# DINASO選手 自選曲 「La dolce primavera」

<楽曲について>
beatmaniaIIDX 23 copulaの楽曲です。(2015年AC稼働開始作品)
NOTES数;1098
スコア理論値;2196
BPM;220

<試合結果について>

DINASO vs. NIKE.
☆ 2179 - 2162

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DINASO選手は試合前の直前練習で「La dolce primavera」をプレイしなかったので、対戦相手のNIKE.選手からすると、かなり驚いた選曲だったと思います。

DINASO選手が非常に上手く、自己べストスコア-5と安定感があるプレイで勝利することができました!

レジャーランドが勝利できましたが、NIKE.選手は未プレイにも関わらずMAX-34と非常に高いスコアを出しており、NIKE.選手の強さをヒシヒシと感じました。


# NIKE.選手 自選曲 「Karma」

<楽曲について>
beatmaniaIIDX 9th styleの楽曲です。(2003年AC稼働開始作品)
NOTES数;925
スコア理論値;1850
BPM;222


<試合結果について>
DINASO vs. NIKE.
1840 - 1841 ☆

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「Karma」は全く予想していなかったので、レジャーランド一同、選曲が表示された時には驚きました。

NIKE.選手は試合前の直前練習で「Karma」をプレイしており、非常に高いスコアで、勝利するためにはどのくらいのスコアを出さないといけないのか、ある程度分かっていたので、少しのミスが命取りになる試合になると感じていました。

又、レジャーランドは後半3試合までストラテジーカードを温存する方針だったため、どんな楽曲がきてもストラテジーカードを使用するつもりはありませんでした。

試合開始後、中盤までNIKE.選手が黄色のGREAT以下が全く出ない(1番最高のピカっと光るGREATだけしか出ない)完璧なプレイで、レジャーランド一同、ざわついていました。

最後まで祈るような気持ちで試合を見守っていましたが、後半どちらも黄グレを出すことなく、1点差でNIKE.選手が勝利しました!

MAX-10出しても勝利できない凄まじい試合で、NIKE.選手が本当にお見事でした。

<先鋒戦2曲目の大熱戦を見守るG*選手>

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<先鋒戦DRAWの悔しさを滲ませるDINASO選手>

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<先鋒戦 出場選手のツイート>



<勝利チームインタビュー>


4. 先鋒戦 1-PIN vs. DOLCE. [テーマ: CHARGE]

<試合結果>
DOLCE.選手が2タテしました。

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#自選曲、他選曲予想など


<1-PIN選手 自選曲について>
対戦相手がDOLCE.選手ということで、選択肢がかなり限られていました。
1-PIN選手が特に自信のある「Energy Drive」か、1-PIN選手が固定オプションで高いスコアが出せる「ROTTERDAM SHOGUN」の2つで悩んでいました。

「Energy Drive」は対戦相手から読まれやすく、DOLCE.選手が1-PIN選手の自己ベストと同点(MAX-8)まで詰めており、選曲がしにくくなっていました。

一方で、「ROTTERDAM SHOGUN」はDOLCE.選手は今作スコアをつけておらず、オプションはRANDOMでプレイすると予測していました。

DOLCE.選手の譜面配置が悪ければ、固定オプションでプレイする1-PIN選手が勝利できる可能性があると考え、最終的に「ROTTERDAM SHOGUN」となりました。


<DOLCE.選手 選曲予想について>
対戦相手が決まった時は「ROCK女 feat. 大山愛未, Ken」「UMMU」が選曲されると予想していましたが、最終的に「Golden Palms†」で間違いないと考えていました。

APINA VRAMeSさんの振り返り配信で、DOLCE.選手が自選曲をどのように決めたか、以下のように語っています。

1-PIN選手はズレ譜面が苦手だと思い選曲した。実際、試合したら、1-PIN選手が上手でヒヤッとした。


# 1-PIN選手 自選曲 「ROTTERDAM SHOGUN」

<楽曲について>
beatmaniaIIDX 24 SINOBUZの楽曲です。(2016年AC稼働開始作品)
NOTES数;1299
スコア理論値;2598
BPM;199


<試合結果について>
1-PIN vs. DOLCE.
2571 - 2591 ☆

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DOLCE.選手がMAX-7と異次元のスコアをたたき出し、負けてしまいました。

一発勝負でこのスコアを出せるDOLCE.選手が本当に凄く、大魔王の恐ろしさを味わいました。


# DOLCE.選手 自選曲 「Golden Palms †」

<楽曲について>
beatmaniaIIDX 18 Resort Anthemの楽曲です。(2010年AC稼働開始作品)
NOTES数;1240
スコア理論値;2480
BPM;130


<試合結果について>
1-PIN vs. DOLCE.
2427 - 2443 ☆

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1-PIN選手も非常に高いスコアなのですが、DOLCE.選手がMAX-37と非常に高いスコアを出し、負けてしまいました。

「ROTTERDAM SHOGUN」「Golden Palms †」共に、勝てなくても仕方がないと思えるほど、DOLCE.選手の仕上がりっぷりが凄まじかった。

<中堅戦 出場選手のツイート>

<勝利チームインタビュー>


5. 大将戦 G* vs. UCCHIE [テーマ: CHORD]

<試合結果>
UCCHIE選手が2タテしました。

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#自選曲、他選曲予想など

<G*選手 自選曲について>
UCCHIE選手に自己ベストで勝利している楽曲の中から、G*選手の投げたい曲ということで、「Sounds Of Summer」に決定しました。

UCCHIE選手は、G*選手の自選曲はBPMが速い物量系の「Elemental Creation」「 THE BRAVE MUST DIE」だと予想していたようです。

<UCCHIE選手 選曲予想について>
UCCHIEのスコアが非常に高い、「Dans la nuit de l'éternité」、「Despair of ELFERIA」「Initiation」が選曲されると予想していました。

試合前の直前練習で、UCCHIE選手が「neu」を練習しているのを見て、選曲される可能性があると思い、G*選手も練習していました。


# G*選手 自選曲 「Sounds Of Summer」

<楽曲について>
beatmaniaIIDX 22 PENDUALの楽曲です。(2014年AC稼働開始作品)
NOTES数;1513
スコア理論値;3026
BPM;175

<試合結果について>
G* vs. UCCHIE
2947 - 2969 ☆

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トリルが多い楽曲のため、点差が出やすいのはトリル地帯だと考えていました。

終盤まで10点差以下の接戦が続きましたが、UCCHIE選手が常にリードを保っており、最終的にラストのトリル地帯で差が出て負けてしまいました。


# UCCHIE選手 自選曲 「neu」

<楽曲について>
beatmaniaIIDX 20 tricoroの楽曲です。(2012年AC稼働開始作品)
NOTES数;1999
スコア理論値;3998
BPM;199


<試合結果について>
G* vs. UCCHIE
3917 - 3923 ☆

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neuについても終盤まで一桁点差が続き、抜きつ抜かれつつの接戦で祈るような気持ちで勝負の結果を見守っていました。

ラストまでどちらが勝つか分からない凄まじい試合で、最終的に6点差で敗北しました。

2人とも3900点を超えており、非常にレベルが高い試合でした。

<悔しがるG*選手>

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<大将戦 出場選手のツイート>


<勝利チームインタビュー>


6.最終試合結果

レジャーランドは「先鋒戦2タテ+中堅戦1勝+大将戦1勝」の勝ち狙いでしたが、APINA VRAMeSの全選手が非常に強く、レジャーランドは負けてしまいました。

僅差の勝負が多かったのですが、獲得ポイントでかなり差がつき非常に悔しい試合でした。

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レジャーランドのセカンドステージ戦略としては、後半3試合で勝利を狙う方針だったので、この試合結果を引きずることはありませんでした。


7. 他チームの振り返り配信や、記事等

「第2試合 レジャーランド VS APINA VRAMeS」について、APINA VRAMeSさんが振り返り配信を行っているので、紹介します。

<APINA VRAMeS 振り返り配信>


8. 最後に

最後まで読んで頂きありがとうございました。

アドバイザーアリーナやドリームマッチが終わり、時間に余裕が出てきたので、セカンドステージの残り4試合についても、こういった記事を書いていきたいと思います。

他には、「レジャーランドのファンアートを纏めた記事」「アドバイザーとして具体的に何をやってきたのか」といった記事も書けたらいいなぁと思っています。

又、この場をお借りして、『BEMANI PRO LEAGUE 2021』に関するファンアートを描いてくださっている皆様、試合結果の予想記事・解説記事を描いてくださっている皆様、その他、様々な方法で『BEMANI PRO LEAGUE 2021』を盛り上げて下さる皆様に本当に感謝を申し上げます!

特に、ファンアートや、応援のコメントは、本当に嬉しく、チームレジャーランド全員の励みになっています!

『BEMANI PRO LEAGUE 2021』はセミファイナルステージが終わり、残すは10/2(土) ファイナルステージのみとなります。

6/12から開幕された『BEMANI PRO LEAGUE 2021』ですが、毎週楽しんでいたので、次の試合で最後だと思うと寂しくもあります。

10/2(土)は、APINA VRAMeSさん、ROUND1さんの最終決戦を見守りたいと思います。

又、セカンドステージ 第2試合について、チームレジャーランドで振り返り配信も行っています。選手自身が感じたことを話していますので、良かったらご覧ください!


9. オフショット写真

ここでは、オフショット写真をのせていきます。

オフショット掲載の許可を頂いた「株式会社コナミアミューズメント様」、「レジャーランドのオーナーである株式会社 山崎屋様 」には、この場をお借りしてお礼申し上げます。

又、セカンドステージ最初の試合ということで、両チームともに緊張感があったため、APINA VRAMeSさんとの写真を撮る余裕がありませんでした。

<集合写真?>

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<その頃、DINASO選手は・・・・>

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<四人揃っての集合写真>

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