『BEMANI PRO LEAGUE 2021』 セカンドステージ レジャーランドの戦略について
1. はじめに
『BEMANI PRO LEAGUE 2021』レジャーランド所属 アドバイザー べあーです。
『BEMANI PRO LEAGUE 2021』のセカンドステージ 第12試合 VS ROUND1戦を引き分けたことにより、レジャーランドは残念ながらセミファイナルに進出が不可能となりました。
この場をお借りして、レジャーランドを応援頂いた皆様に感謝申し上げます。
セミファイナル進出が不可能となったため、レジャーランドのセカンドステージ全体の戦略についてnoteを公開します。
2. セミファイナル進出条件
まず初めに、「セミファイナル進出条件」、「レジャーランドがどうすればセミファイナルに出場できた」のか、整理したいと思います。
<セミファイナル進出条件>
セミファイナル出場チームは以下の3チームとなります。
・ファーストステージ1位
・セカンドステージ1位
・ファーストステージ2位とセカンドステージ2位のチームで、「ファーストステージとセカンドステージの合計勝点が高い方」が進出
<ファーストステージの結果>
ファーストステージの結果は以下の通りです。
1位; ROUND1 (セミファイナル進出が確定)
2位; APINA VRAMeS (勝点8)
#レジャーランド セミファイナル進出条件
ここで、レジャーランドがセミファイナルに進出する条件を見ていきます。進出条件は以下の3つになります。
・方法1
レジャーランドがセカンドステージで1位
・方法2
「レジャーランドがセカンドステージで2位」かつ「ROUND1かAPINA VRAMeSがセカンドステージで1位」
→この場合、ROUND1、APINA VRAMeS、レジャーランドがセミファイナルに進出
・方法3
「レジャーランドがセカンドステージで2位」かつ「APINA VRAMeSがセカンドステージで3位以下」かつ「ファーストステージとセカンドステージの合計勝点がAPINA VRAMeSより高い」
→この場合、ROUND1、セカンドステージ1位のチーム、レジャーランドがセミファイナルに進出
方法3については、「ファーストステージAPINA VRAMeSの勝点が8、レジャーランドの勝点が3」のため、「セカンドステージでレジャーランドがAPINA VRAMeSの勝ち点+6点必要」となり、非常に厳しい条件となっています。
そのため、「方法1」「方法2」が現実的な方法になると考えていました。
3. レジャーランド セカンドステージの戦略 (開始時点)
結論から書くと、「レジャーランドは後半の3試合(VS SILK HAT、ROUND1、SUPER NOVA Tohoku戦)を確実に勝利して、勝点9を最低でも獲得すること」が狙いでした。
勝点9あれば2位以上になると考え、レジャーランドは後半3試合について、中堅・大将戦を1巡目の1-PIN選手、DINASO選手で集中させています。
上記の方針になった経緯については、これから書いていきます。
#セカンドステージ開始時点での戦略
セカンドステージの試合開始前に、全15試合の対戦テーマは事前に発表されています。
テーマが発表された時点で、「全15試合について、ファーストステージ終了時点の残りコストから、どの選手が出場するか予想し、セカンドステージの各チームの最終勝点を予想」しました。
以下が、各チームの勝点予想結果です。
レジャーランドがセミファイナルに出場条件を満たすことを前提にした予想となるので、予想がおかしいと感じる方もいるかもしれません。
APINA VRAMeS ;勝点12
レジャーランド ;勝点9
SUPER NOVA Tohoku ; 勝点6
ROUND 1 ;勝点6
GAME PANIC ;勝点6
SILK HAT ;勝点6
上記の勝点をどのように予想したのか書いていきます。
#各チームのセカンドステージ勝点予想
<APINA VRAMeS勝点予想;勝点12>
セカンドステージ1位 最有力候補
大将のテーマ「SCRATCH」「SOF-LAN」「SOF-LAN」があり、APINA VRAMeSの選手と相性がよく、非常に強い。
ROUND1戦はU*TAKA選手が出場してくる可能性が高いため、勝利は難しい。それ以外の試合は勝利し、勝点12で1位通過と予想。
レジャーランドとしては、セミファイナル進出条件から、APINA VRAMeSを1位通過させた方がいいと考えていました。
<SUPER NOVA Tohoku 勝点予想;勝点6>
セカンドステージ2位通過の最大の壁となるチーム
ファーストステージ終了時点で、1巡目指名のWELLOW選手の残りコストが120あり、大将戦に4回出場することができる。
又、試合のテーマも「SOF-LAN」「SCRATCH」が多く、SUPER NOVA Tohokuの選手と相性がよく、非常に強い。
試合のテーマから、
SILK HAT、ROUND1戦は勝利
APINA VRAMeS、GAME PANIC戦は敗北
レジャーランド VS SUPER NOVA東北の最終戦第14試合で、勝点9を狙う、2位狙い同士の試合となると予想。
<ROUND1 勝点予想;勝点6>
ファーストステージ終了時点で、1巡目指名のU*TAKA選手の残りコストが60のため、セカンドステージは厳しい戦いになる。
ROUND1はセミファイナル出場が確定しているので、セミファイナルで脅威となるチームをセカンドステージで倒しておきたいはず。
そのため、「APINA VRAMeS」「GAME PANIC」戦は、1~3巡目指名選手で固める+大将戦はU*TAKA選手を出場させ、勝利する可能性が高い。
「SILK HAT」「SUPER NOVA Tohoku」戦については、各試合のテーマと、U*TAKA選手が出ないことを考えると、勝利が難しい。
又、レジャーランド VS ROIND1戦は終盤で、選手のコスト・ストラテジーカードがカツカツになっており、レジャーランドが勝利できる可能性が高い。
レジャーランドがROUND1に勝利すれば、ROUND 1の勝点は「6」となると予想。
<GAME PANIC 勝点予想;勝点6>
・総合力が高いチームのため、ROUND 1に狙われ、勝つのが難しい
・APINA VRAMeSとの大将戦が、テーマ「SCRATCH」で勝つのが難しい
又、上記2チーム以外からもマークが厳しくなるので、勝利しにくい上、獲得ポイントが稼ぎづらい。
勝点「9」となっても、獲得ポイントでレジャーランドが勝てると予想。
<SILK HAT 勝ち点予想;勝点6>
1巡目指名のSEIRYU選手がコスト50しかないため、セカンドステージは厳しい戦いになる。
SEIRYU選手は中堅戦1回、大将戦1回出場できるため、全チーム SEIRYU選手がどの試合の大将戦に出場するか注目しているはず。
ROUND1 大将戦 SCRATCHは間違いなくRKS-32選手が出場するため、残り4試合のどれか。
レジャーランドとしては、「SUPER NOVA Tohoku」か「GAME PANIC」戦にSEIRYU選手が大将に出場していることを願っていました。
ROUND1戦と、SEIRYU選手が大将で出場する試合は「勝利」
他の試合は「引き分け」か「敗北」と予想していました。
#レジャーランドの方針
他チームの勝点予想から、以下のように考えていました。
・セカンドステージはAPINA VRAMeSが非常に強いため1位になる可能性が非常に高い。
・APINA VRAMeSがセカンドステージ1位になった場合、レジャーランドがセカンドステージ2位になればセミファイナルに進出できる。
・セカンドステージ2位になるためには、勝点10点以上で確実。勝点9あれば、獲得ポイント次第で2位になれる。
上記の理由から、レジャーランドは
・後半の3試合(VS SILK HAT、ROUND1、SUPER NOVA Tohoku戦)を確実に勝利して、勝点9を獲得し、2位以上を狙う
・前半の2試合(APINA VRAMeS・GAME PANIC戦)のどちらかで引き分け以上とし、1位通過の可能性も狙う
方針としました。
そのため、レジャーランドは「後半3試合について、中堅・大将戦を1~2巡目の選手で固めて、ストラテジーカードも後半3試合に集中して使用する」ことにしました。
前半2試合のAPINA VRAMeS、GAME PANIC戦については、後半3試合出場選手を決めた後の残りコストから、どっちの試合も勝利できる可能性が高い布陣で、選手選出をしています。
後半3試合を確実に勝利する狙いにしたのは、
「各チーム後半になるほど、コストの余裕がなくなる」
「SILK HATとROUND1は大将戦に1巡目指名選手をレジャーランドにぶつけてこない可能性が高い」
「SUPER NOVA Tohoku がセカンドステージ2位通過の最大のライバルと予想されるため、直接対決で勝っておきたい」
と考えたからです。
4. レジャーランド セカンドステージの戦略(全チーム2試合終了時点)
セカンドステージが始まり、第4試合で想定外のことが発生します。
「SUPER NOVA TohokuがAPINA VRAMeSに勝利」したのです。
「各チームの戦略」、「ストラテジーカード」、「大会当日のコンディション」によって、事前の勝敗予想とは違う結果になることもある程度想定はしていましたが、第4試合の結果はかなり衝撃的でした。他のチームもかなり戦略的に影響を受けていると思います。
又、第6試合 ROUND1 VS SILKHATについても、事前予想と違う結果になっています
「SUPER NOVA TohokuがAPINA VRAMeSに勝利」したことにより、「APINA VRAMeSが1位通過するか分からなくなり」、「SUPER NOVA Tohokuはテーマ的にROUND1にも勝つはずなので、勝点9は必ず獲得してくる」ことが予想されました。
そのため、「APINA VRAMeSが1位通過」「レジャーランドが勝点9で2位を狙う」当初の戦略は厳しくなりました。
全チーム2試合終了時点で、以下の結果となっています。
この時点で、レジャーランドがセミファイナルに出場するには、残り3試合勝利して勝点9にすることが必須でした。
残り全試合の出場選手が発表された後に、レジャーランドが残り3試合勝利する前提で、最終勝点を予想しました。
予想は以下の通りです。
APINA VRAMeS ;勝点9
レジャーランド ;勝点9
SUPER NOVA Tohoku ; 勝点9
ROUND 1 ;勝点9
GAME PANIC ;勝点6
SILK HAT ;勝点3
最終的に勝点9のチームが複数出ることが予想され、勝点9点+獲得ポイントで順位が決まってくると考えました。
そのため、レジャーランドがセミファイナルに出場するために、残りの3試合で以下の目標で試合をする方針としました。
<必須条件>
・SUPER NOVA Tohokuを1位通過させない (GAME PANIC頼みの面もある)
SUPER NOVA Tohokuが1位通過した場合、ファーストステージ2位のAPINA VRAMeSと勝点合計を考えると、レジャーランドは2位になってもセミファイナルに出場は不可となるため。
<レジャーランドでやれること>
残り3試合勝利で勝点9とし、獲得ポイントを多く稼ぎ、2位以上を狙う。
2位以上になるには、勝点9獲得ポイント34点付近がボーダーになると考えていました。
レジャーランドは2試合終了時点で獲得ポイントが「6」だったので、獲得ポイント「34」を目指して、各試合の目標を以下の通りとしました。
・VS SILK HAT 戦
獲得ポイント10点以上で勝利
・VS ROUND1 戦
獲得ポイント10点以上で勝利
・VS SUPER NOVA Tohoku 戦
この試合までのお互いの獲得ポイントの差によるが、獲得ポイント8~10点で勝利。
残り3試合が上記の獲得ポイントで勝利できれば、「APINA VRAMeSかROUND1が1位、レジャーランドが2位」となり、レジャーランドがセミファイナルに出場できると考えていました。
「GAME PANICがSUPER NOVA Tohokuに勝って勝点12になるのを阻止する」「SILK HATがGAME PANICに引き分け以上にする」等、他チーム頼みの面もありつつ、レジャーランドが残り3試合を圧勝しないといけないため、セミファイナル進出の道は厳しいことは分かっていましたが、これしか選択肢はありませんでした。
5. レジャーランド セカンドステージの戦略(第10試合 終了時点)
第10試合終了時点で、以下の結果となっています。
「レジャーランドがSILK HATに獲得ポイント11点で勝利できたこと」、「GAME PANICがSUPER NOVA Tohokuに獲得ポイント10点」で勝利したことにより、レジャーランドが残り2試合 ROUND1戦、SUPER NOVA Tohoku戦の結果によっては、2位以上通過の可能性が出てきました。
第12試合 ROUND1戦;獲得ポイント9でレジャーランドが勝利していた場合
<第12試合終了時点>
SUPER NOVA Tohoku 勝点9 獲得ポイント 29
レジャーランド 勝点6 獲得ポイント26
SUPER NOVA Tohoku戦で獲得ポイント「8ポイント以上」で勝利できれば、SUPER NOVA Tohokuよりも上の順位になる。
→APINA VRAMeS、ROUND1、GAME PANICの最終戦の結果によって2位以上になれるか決定する
そのため、レジャーランドはROUND1戦は獲得ポイント9以上で勝利して、最終試合のSUPER NOVA Tohoku戦に繋げたいと考えていました。
6. 最後に
最後まで読んで頂きありがとうございました。
レジャーランドのセカンドステージの全体戦略について書きましたが、今後はレジャーランドのセカンドステージ各試合の詳細について、こういった記事を書いていきたいと思います。
第12試合 VS ROUND1戦を引き分けたことで、レジャーランドはセミファイナルに進出不可が確定しました。
セミファイナル進出不可が確定したこと、最終試合に繋げられなかったことが悔しく、試合直後はボロ泣きしました。このチームでセミファイナル・ファイナルまで戦いたかった。。。
試合直後のレジャーランド選手の様子は、試合後のインタビューからも伝わると思います。
チームレジャーランドはセミファイナル進出は不可能となってしまったため、次の試合が最終試合となります。
セカンドステージ レジャーランドの最終試合は、9/11(土) 第14試合 SUPERNOVA Tohoku VS レジャーランドとなります。
セミファイナル進出をかけたSUPERNOVA Tohokuさんとの試合になります。
チームレジャーランド最後の試合、勝利して笑顔で終わりたいと思っていますので、引き続き応援を宜しくお願い致します!!
7. オフショット写真
ここでは、オフショット写真をのせていきます。
オフショット掲載の許可を頂いた「株式会社コナミアミューズメント様」、「レジャーランドのオーナーである株式会社 山崎屋様 」には、この場をお借りしてお礼申し上げます。