オレンジの重要性
こんばんは。木と木育でやさしい世界をつくる阿部製材所の阿部高志です。
今年2月からスタートしている「おうちメンテナンス」事業ですが、昨日、初めて外壁のリペアをしてきました。
フロアやアルミサッシのリペアはやってきましたが、外壁は初めて。
色がグレー系だったので、グレーをベースにホワイトとブラックで調整していけばいいと考えていましたが、外壁と照らし合わせながら調色をスタート。
外壁が赤みがかっていたので、少し赤色を足しながら調色を続けていったわけですが、どうも明度や彩度が合わない。
試し塗りをしても、グレー要素が強かったり、青みががかってしまったり、茶色に近づいてしまったり。
時間を浪費することを避けるため、FC本部へ写真を送り、連絡を取ってみると、「グレーをベースに、赤と黄色を1:1の割合で作ったオレンジを混ぜ合わせ、そこから黒を少しずつ足しながら調色してください。」と。
研修でも、「基本的には白、黒、赤、黄を使用して調色をしていく。赤と黄色でオレンジを作って混ぜ合わせていく。」と習ったものの、今回の外壁でも、赤みがかった色に赤ではなくオレンジなのか???と半信半疑のまま調色を進めると。。。
なんと!!
一気に外壁の色に近づいていきました!!
あ。。。調色経過の写真をいくつか取っておけばよかったですね。
一目瞭然とはあのことでした。
オレンジがあそこまで重要になるとは、思ってもみませんでした。
その後、「頭の中に、調色の方程式が確立されてほしいー!!」と心の中で叫びながらリペアを進めるのでした。
このほかにも課題として、室内・室外問わずですが、見る角度や光の当たり方でリペア部分とその周りの色味がまだ完全に合わせられないので、テカりを抑える技術や微妙な明度、彩度を合わせる経験値がまだまだ足りないと痛感したところです。
あと、今回気づいたのですが、肉眼では色が合っていても、スマホのカメラを通すと異なる色に見えたり、明るさの環境によって(晴れ、曇りの違いなど)、テカり方が変わる場合があるので、この微調整に充てる時間も見込んでトータル作業時間の設定をしなければいけないなと思いました。