私は可愛がられたかった
私には兄がいる。兄とはとても仲が悪く一時期はお互い一切喋らなかった。今でも兄が嫌いだし、憎く醜く汚く全ての憎悪の言葉を吐いても足りない。かも?
だがその兄が連れてくる「お兄さん・お姉さん」は大好きだ。面白いし、運動神経が良いし、かっこよくて可愛くて。一番は彼らは私を可愛がってくれたことである。私は撫でられることも好きだし、褒めてくれたし、遊んでくれてハグしてくれて。彼らといる時間は暖かいし幸せだった。
しかし兄が中学、高校に上がるにつれ彼らと会う機会はなくなってしまった。当時ではあんま会えないな〜が当然となっていた。勿論そんなことが分かる歳になっては人に「可愛がって!」なって恥ずかしくて言えないし、そうやって人は独立していくのかなと。そしていつの間にか忘れた。
VRCの世界に入って沼に浸かった私にはそれがフラッシュバックしてしまった。撫でられて可愛がられた。年齢的にもみんな私より年上だし、全てが重なって私には「撫でられて暖かく心地よい」と「現実可愛がられない私」というジレンマ。そして可愛がってくれる相手すらいなくなった私には心地よさから離れられず、しかも現実やストレスとか何もかもがグチャグチャに混ざり合って今心が耐えられない。
明日から3連休だ。誰かに全てを話して楽になろう。不安は内から蝕んでくる。外に出てくる前に全てを終わらせたい。辛い。
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