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夏休みの効果的な学習•過ごし方⑤ 「日本史の「用語」を定着させよう!」

さて、8月下旬、今日もかなりアツいです。ですが、水分補給をしつつ適度に休憩を入れながら頑張っていきましょうね。

みんなは「若い」から忘れがちかもしれないけど、「身体が資本」ということはぜひ覚えておいて欲しい!

健康」であるが故に「自分の最高のパフォーマンス」が常に出来るわけですから、「短期間で無理をしすぎて身体を壊さない」ようにすることが大事なので、涼しくしながら「メリハリ」ある学習をしてくださいね。


今日のテーマ説明

さて今日は、「特定のテーマ」と「参考書・問題集一冊」をセットでお伝えする企画の第五弾。

今回は「日本史」を取り上げます!その中でも「基礎用語」の定着のためのポイントをお話するのが目的です。

それを「夏休み」に「自学自習用」の話題として取り上げるのが大事!

この点を頭において、以下の本論を聞いてくださいね。


「歴史を学ぶ」ことの意義

まずは皆さん、「温故知新」という言葉を知ってます?

故きを温ねて新しきを知る

と書き下される、『論語』に登場する表現です!

かいつまんで意味を説明すると、

古典など昔の事柄の研究を通し、新しい意味や価値を再発見する。

というもの。

歴史」を学ぶことはこのように2000年以上も前から大事だと言われていることで、日本史でも世界史でも古文でも漢文でも、皆さんの学びで欠かせない要素です。


「歴史」を授業で学ぶ時のポイントのお話①

その上で、みんなは「歴史」の授業を受けるときに、何に注意注力して授業を聞いていますか?

みんなが良く誤解していることとして、

歴史科目は”単なる”暗記教科
・だから、授業を聞く・受ける意義が良くわからない

というものがあります。

ハッキリ言って、これは「とても悲しい誤解」です。

完璧」って「科学」(自然科学はもちろん人文・社会科学を含む)ではめったに使えない言葉ですが、

用語を覚えてハイ終わり。

なんていうのは「0点」の解答・認識ですね…。

一方逆に、

「思考力・判断力・表現力」の時代、用語を覚える必要がない。

というのもこれまた「0点」の解答・認識ですからね。こちらについては、後で詳しくお話しますが、先に念押ししておくよ!


「歴史」を授業で学ぶ時のポイントのお話②

本題に戻って、

歴史科目も「授業」がとっても大事

です。

それは、

授業と通じて「歴史の流れ・つながり」がわかる

からです!

この説明の際、僕が良くする話があります。それは、

政治って「何」が行うもの?

という話。

日本史も世界史もそうですが、基本的には日本の学校教育においては、「政治史」が大きな位置を占めています。だから、前記のような質問をする。

これを単純化して答えれば、

人=人間

となります。そして、その上で意識したいのが、

人間には気持ちがある
人間の行動には何かしらの脈絡がある(場合が多い)

ということ。これが結構大事です。

政治史と言うと、「為政者」が出てきて、「〇〇が✖✖をした」とかってことが多く出てきますよね?

(※「社会史」でも「文化史」でも「歴史は人(不特定多数を含む)がつくる」ことを意識しておくと、「前後のつながり」とか「他の要素との関連」を注意できるようになるよ!)

ここで大事なのが、直前のお話です!

「為政者」も当然「人間」であり、
気持ちをもって行動し、
(基本的には一定程度の)脈絡をもって行動する。

ということ。

だから、歴史の授業を受けるに際しては、

「なぜ?」「どうして?」を学び、解消する

ことを第一目標として授業を受ける姿勢が大事です!


「歴史」を授業で学ぶ時のポイントのお話③

例えば、江戸幕府8代将軍の徳川吉宗の政策に「上げ米」がありますが、これは、なぜ行われたのでしょう?

ここで、単に「上げ米」をキーワードとして暗記するだけに留めず、その意義や意味を学ぶことが授業を受ける意味なのです!

吉宗だって一人の人間ですから、どういう時代背景のもと、どういう問題意識で対応にあたったのか考え、学び、理解することが大事です。

すると例えば、当時は貨幣経済の浸透が著しく、「年貢米」に依存する幕府財政は悪化の一途をたどっていました。つまり、収入が減っている。

そんな中、加えて、資金源の佐渡金山で金の掘り出し量が減り、一方では大火で出費が増大。さらには急激な江戸の町の人口増などで都市整備に経費が嵩む…、なんてなったら、自ら将軍=責任者となった場合には、「経済破綻」にならないように「財政再建」をしないといけませんよね?

ほらほら、現代の例で考えようよ!

安倍首相が消費税を増税したのだって、「社会保障にお金がかかるから」っていう「社会保障財政の再建」という「目的」があったでしょ?

と同時に、「理由」=「大義名分」が無いと、いくらの為政者で封建社会と言っても、全てが実現できるわけじゃありません!「恐怖政治」は反乱にあう危険性と隣り合わせだって言うのも、世界の歴史が語っています。

ということで、

政策・出来事の持つ歴史的な文脈での意味を学ぶ

ことこそ、歴史の授業を受ける意味なのです!

歴史的な因果関係を読み解いていく」作業を楽しむことが、歴史を学ぶ醍醐味であり、国公立の二次試験等をはじめとして論述試験が重要視される理由である、と私は良く言っています。

と同時に、これを一人だけで教科書や参考書のみで自己完結でやる事がなかなか難しいため、授業を大事にし自らも少し調べてみたうえで学校の先生などに追加で質問する、という学習が大事なんだね!


「流れ」がわかったら次は「用語」!

ということで、授業を受けて、きちんと「流れ」や「つながり」を勉強できたとして、それらを「正確に表現して人に伝える」ためには、「用語の知識」が必要になるわけです!

だって、「誰が、何を、なぜやったか」は「自ら正確に覚えた歴史用語」を使わないと正確に伝えられないからです。(「漢字」表記を含む!)

逆に言えば、「自ら正確に覚えた歴史用語」は「流れ」、「つながり」の理解の上でこそ生きてくるというワケだね。

だから、自学自習課題として、最適な参考書を自らフル活用して、教科書と併読しながら「用語」をインプットすることになります!

これが、後に紹介する本の中で、鈴木先生がおっしゃっている

インプット…歴史を理解し、歴史用語などの知識を定着させる

ということの中身だと理解しています!

つまり、インプット作業には二つの作業が内包されていて、

① 歴史を理解し、
② 歴史用語などの知識を定着させる

と解釈すべきである、ということですね。

長くなったのでまとめると、

理解あってこその知識である
統合的な理解を伴った知識は覚えやすい忘れにくい

ワケだし、特に今後に向けては、

基礎知識があればこそ、初見の史料などに触れたとしても、自ら論理的に「思考」して「判断」を下して「表現」できる

という意識を持っておくとが、スゴく大事ですね!!


日本史 「用語」習得用学参のおススメ!

さて、そんなみんなに取り組んで欲しいのがこちら!

駿台鈴木和裕先生が執筆された『時代と流れで覚える! 日本史B用語 』でございます!!!

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本書は、見開き完結の編集で、原始時代から現代までを全80個のトピックに分けて順番に説明して下さいます!

特長をまとめると、

 使いやすい「見開き」完結で
② 計160頁のコンパクトでやる気の沸く厚みの中、
③ 「時代をつかむ」の左頁で図説・年表を多用して
④ 視覚的に見やすくわかりやすく最重要事項を網羅。
⑤ その際、「為政者」を軸とした年表を展開して
⑥ 「誰がどの順で何をしたか」が意識&理解できる。
⑦ 加えて、「流れで覚える」の右頁では、
⑧ 重要語を「短い文章」の中で理解&学習でき、
⑨ 「重要用語チェック」で必修語を優先的に学習し、
➉ 私大対策可の絶妙な本文赤字を二段構えで学習。
⑪ 結果、⑧~➉で論述対策の基礎固めまで完了!

という至れり尽くせりの一冊です。

②については、コンパクトな見た目を実現しながら⑨の「重要用語チェック」を単純計算しても、約1800前後確保されており、本文赤字等を加えれば類書と全く遜色なく、大変現実的な知識量です!

そこに、鈴木先生の長年の分析やご指導に基づいて、➉の本文赤字の選定が「細かすぎない」=超難関私大で出るマニアックな用語を省いた汎用性の高い絶妙なライン引きによって行われているのも、注目です。

細かすぎない汎用的知識」を完璧にするのが大事であり、本書ではそれを見開きページを通じて見事に実現して下さるということなのです!!

ということで、私大にせよ共通テストを目指すにせよ、③、④の左頁や⑨の「重要用語チェック」まではもちろん、➉の本文赤字までは完璧にするという意識=この一冊を通して完璧にすることを強く意識して下さいね。

また、前提知識をつけることはもちろん、にあるように、「短い文章」として学び、それを何度も読み込む中で文章全体もインプット→論述の文例としてもストックできるという、2つの意味で論述対策可能!っていうのも、隅々まで配慮に溢れていて、ステキすぎますよね!

なお、③~⑥にあるように、「図表を多用することで視覚的に見やすくして理解と知識獲得を促進し、「組織・職制図」など丁度欲しい図・情報が網羅されている」点は、ぜひぜひ自分で書店に足を運んで手に取って体感してみてくださいな!!!

左頁は「機動的で超便利なコンパクト図説・図録」ってイメージですな!^^


対象者は?

この夏休みにやって欲しい対象者は、

① 日本史選択の受験生(レベルや受験先の種類は問わない)

ですね。

今のレベルとか受験先の種類(私大・共テ・二次)などは問いません。

大前提として、基礎知識は全員の必修事項だからです。

また、ビジュアルに訴えてくるレイアウトでありながら、硬派なところも兼ね備えた紙面構成で、「見開きの左右でやわらかさと硬さを融合した」語り口&説明&構成なので、経験上、多くの受験生の方がとても喜んでお勉強されているところに、良く立ち会うことも一つ大きな理由です!

また、

② 高1・2の日本史学習者の定期・実力テスト対策

にもおススメです!(日本史選択なら特に!)

日頃の授業を受け、今後の入試に向けた力の養成として、定期・実力テスト対策として「知識」定着を図る。

実に素晴らしい学習サイクルです。

その上で高3でもう二周。ステキすぎですね!

結び

「夏休みの日本史対策はどうしたらいいか困ってた!」という皆さん。こちらの鈴木和裕先生の『時代と流れで覚える! 日本史B用語』を活用だ!!

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歴史の学習については、「歴史の流れ・つながりについての内容の理解と用語の習得の上に、その活用が見通せる」ということが今までも大事でしたが、今後は特にそれが重要になてきます。

それに伴って、本書の価値はより一層高まっているということでしょう!

皆さまぜひ!!^^

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僕が教えている名古屋市守山区ミュジークガラージュもよろしくです!!

教科を問わずあれこれ私と一緒に勉強しましょう!!!(遠隔授業可)

音楽スタジオ」でもあるので、名古屋近辺の皆様、ぜひご利用お願いしまーす!^^ 最近、ネット経由の新規登録の会員さんが増えてきました。皆さんもぜひよろしくお願いしますね!!

関西の方は、来週の土曜日から二学期の授業再開です!一学期の復習は終わったかな?また大阪の授業で直接お会いしましょうね。

お互い、感染対策は忘れずに!

ではでは~!!!(^o^)/

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