夏 2日目

 2日目は前日の疲れもあり、昼食のために起こされるまで11:30まで寝ていました。

 2日目の昼食はミートソーススパゲッティ、量を誤ることなく無事完食。

 その後は川へと向かいます。

 水着を持ってきていなかった僕は最初足だけ入れてようかななんて考えていたのですが、それだけで2時間ほど過ごすのは飽き性の僕にはかなり酷でありました。

 気づけば僕は誰に引き摺り込まれるでもなく、パンツ一枚で川の中に入っていました。パンツの中に水が入ってきてふわふわする感じは不思議でした。

 そんなこんなで特筆する出来事もなく川遊びは終わり、僕はここから3時間ほどお風呂に入るまでノーパンで過ごしました。

 川から戻るとシャッフルコンビのためにたまの部屋に行き、構想を固め始めます。たまが話しながら高屋たちとやっていた「ヤニブ」が気になって一緒に遊んでしまい、ネタは出来上がりませんでした。

 夜ご飯を食べた後、風呂に入り、今度はメンバー全員で集まってたまの部屋でネタを考えます。構想はなんとなく決まっていたのであとは細かいセリフを固めるだけ、元ネタを決めていたのでわりかしすぐ出来上がりました。

 僕たちがやったのはこのネタのオマージュ、たま扮する島田紳助の「ピーク」です。

 みんなでネタを考えている時、たまが考えるふりをして段々と口角を上げながら「伝説のヤクザ、ヤックーザとかどうでしょう…」など様々なアドリブを入れてきて全員から「それはやりすぎ」と言われていました。

 シャッフルコンビの前の30分ほど、花火をやる機会がありました。

 僕にはみんなで花火をする時「アナル花火」という宴会芸のような儀式のような行いをするのですが僕たちがネタ合わせを終えてみんなが花火を行っているところに行くと既に盛り上がっておりアナル花火をするタイミングを逸してしまった気がしました。

画像1
花火に行く前にしたLINE、花火職人もこのような使い方は予想し得なかったであろう

 どうしようかと考えていると、周りに高柳や日野が集まってきて「いつアナル花火をするのか」と聞いてきました。

 楽しみにしてくれている人もいるのだと救われたような気分になりながら僕は少しずつズボンを下ろしました。

 すると、「立ってやるのはつまらない、四つん這いかチンぐり返しでやろう」と誰かが言いました。チンぐり返しの態勢だと僕の顔に火の粉が降ってくることとなるので四つん這いの提案を承諾しました。

 最初は普段通り、尻の入り口付近の筋肉を使ったアナル花火をしました。今まで通りで別に熱くもなく無事終わりました。

 問題はここからで、向きをもっと上にするためにちゃんとケツの中に花火を入れることを強要してくる奴が出てきました。

 僕は肛門が弱く、よく切れ痔になったりするので普通に肛門に物を入れることは怖かったのですが気づけば1人が僕の肛門を開けてもう1人が肛門に花火を入れ始めました。

 意外とすんなり入りましたが、入れるまでの過程で僕が大声で叫びすぎてしまい気付けば周りに人が増え、さらに前で股間を隠していた柴崎が尻側に回っていたため股間も丸見えの状態でした。

 結局その肛門の中に入れた花火も、「なんか汚い」との理由で他の方法でやろうということになり、尻の割れ目に沿って花火を入れました。

 かなり多くの人の目線を感じたし、なんかアナル花火に「エモ」を感じていた人もいたと思うのですがこっちからすれば完全に見せ物であり、僕から見えるのはコンクリートだけで、綺麗もクソもありませんでした。

 アナル花火をやった時はこんな感情になるのですが、そのあと清水から目を輝かせながら(こっちの主観)褒めてくれたりとか、そんな仲良くない人からも「アナ花の人だ」(勝手に略すな)なんて言われたりして気分が良くなったので悪いことばかりではありませんでした。

 花火が終わってからはシャッフルコンビでした。例年シャッフルコンビなんていうのは半分くらい滑ってる組がいてもおかしくないのですが、今年のシャッフルコンビは凄まじく、金山のオープニングアクトに始まりほぼ全組ウケていました。

 結果としては中国人留学生の真似がとんでもなくうまい人がいた金山のチームが一位で、ジャンルとしては「漫才」でも「コント」でもなく「福田」というジャンルのお笑いをやった福田のチームが二位、三位はかぱぱらぱんの慰問漫才でした。

 色々あったあと、部屋に戻り課題を終わらせ、ヤニブで遊びました。罰ゲームは「ハイハイダンス」で他の部屋に入る時先頭に立つというものでした。ヤニブに入った時点でハイハイダンスを踊ることは決定しているという悪魔のゲームでした。

 これが「ハイハイダンス」の元ネタ、マンキンでこれをやり切るのは至難の業

 これをやりながら部屋に入るのですが、まあ見る目の冷たいこと一周で心が萎え切ってしまいました。しかしハイになってしまっている僕たちは柴崎らを巻き込んで再度突撃。しかし2度の突撃と柴崎からの冷たい目によって僕たちの心は完全に折れました。

 最後の夜はまだまだ事件は続きます、深夜4時ごろに突如日野が「匂い玉のような匂いがする」と言いました。部屋は少し広く、僕のいる場所では匂いはしなかったのですが確かに日野のいる場所ではおなら+納豆のような匂いがしました。

 まあ大体この手の話が始まるとやることと言えば原因探しで、僕たちは部屋のどこから異臭が出ているのか探し始めました。

 すると、不幸なことに異臭がするところと、柴崎が寝ていた部分が一致するのです。そこで僕たちは「柴崎の寝ウンコ」という仮説を立てました。

 「寝ウンコ」という言葉は初めて聞くのですが、おねしょがあるなら寝ウンコもあるだろうということでみんな納得しました。

 結局、窓を開けているうちに匂いは消え、柴崎の寝ウンコ疑惑も晴れました。

 その後、桃鉄の三年勝負が終わると明日が早いこともあり、5時ごろにみんな布団に入りました。

 布団に入ってからはみんな流行りのシャンクスの声真似をしていました。

 ひとしきり笑った後に5時半ごろに眠りにつきました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?