夏 0日目

 後日談的な感じですが、書いていきたいと思います。

 さて、タイトルに「0日目」とありますが、これは村上の家に前泊したので0日目としています。

 村上の家に前泊した時の話をしたいと思います。

 1週間ほど前、村上から「前泊する?」とのLINEが来たので、時間通りに起きることが苦手な僕は二つ返事で前泊を決めました。

 前日には21:30までバイトが入っていたのですが、1週間前の僕はまあそこからでもいけるだろうと思い、前泊を決めていました。

 しかし、実際その日になってみると、僕は9月5日までのゼミの課題が終わっていないどころか、荷造りすらろくにしていない状態でした。

 とりあえずバイトから帰ってきて村上家に向かおうと荷造りをしようと思ったのですが、9月5日までの課題すら終わらせられないような僕は荷造りもせず、パクパク母の料理を食べ始めました。

 そこから荷造りを始めると時刻はすでに23:45、村上の家に行くための電車は荷造りが終わる頃には無くなっています。

 そのため僕は家主の村上に前泊できないという旨を伝えました。

 すると数分後彼から電話がかかってきました。電話口から聞こえてくるのは、村上家に前泊していた福田の声です。

 「なんで来ない?」
 「電車がもうないから」
 「電車がないから来ないってことは、俺たちが車でお前の家まで迎えに来るなら行くか?」
 「そりゃもちろん(冗談だと思ってる)」
 「じゃあ行くわ」
 「マジ?ありがとう!(冗談だと思ってる)」

 こんな感じの会話をしたあと、一応本気だった時に備えて荷造りを早々に終わらせて、確認のLINEを送りました。

 結果から言うと、彼らはガチでした。彼らは本気で車を借りて僕の家まで来たのです。

脇が臭いのを知っているのはいいが、なぜ僕の脇と股が同じ匂いがすることを知っているのか


 次の日は7時半起きだと言うのに、馬鹿になって深夜1時に僕の家に迎えにきやがりました。

 理由を聞くと、「夜中にドライブしたかった」「機会としては正に「今」だった」

と、明日7時半に起きる人間とは思えないような言葉を吐きやがりました。

 いかんせん明日起きるのは7時半なのですが、結局六本木近辺でエロい女に見惚れて軽く事故りかけたりしながら、2時に村上家に到着し、3時ごろに眠りにつきました。これが僕の0日目です。

 0日目の内容書いてたら長すぎたので1日目と分けたいと思います。

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