【没】貧乏貴族のメイド喫茶体験記
続きは覚えてないから絶対に書けない、供養
みなさんは日本に住んでいて必ず「萌え」という言葉を聞いたことがあると思います。
日本が海外に誇るべき文化ですから、日本人であるみなさんならこの「萌え」についての定義がはっきりわかっていますよね?
少し時間をあげます。「萌え」の定義を考えてみてください。
どうですか?考えることができましたか?
違います。
あなたの想像する「萌え」は本当の「萌え」ではありません。
なんで違うってわかるかって?
僕が本当の「萌え」というものを体験してきたからです。
所詮、本当の「萌え」を体験していないであろうみなさんの考える「萌え」なんて違うに決まってるでしょう。
悔しくないですか?どうですか?本当の「萌え」を知りたいと思いませんか?
本当の「萌え」を知りたくなった人だけ見てください。
登場人物
安倍(仮名:よしき)
日野(仮名:マエダシュンスケ)
福田(仮名:???)
1月12日、木曜日。我々は12時30分にお茶の水にて集合。
お茶の水から秋葉原までは歩いて10〜15分くらい。その中で、我々はメイド喫茶への対策を練った。
ボケるのか、クールにいくのか、逆にノリノリでいくのか、話は二転三転した。
インド人のふりをしてカレーを手で食べるみたいなボケも提案されたが、今思うと本当にそんなことしなくてよかったと思う。まず顔が違いすぎる。インド人と言って通用するのは福田ぐらいだ。
僕はずっと、風俗に行くみたいな、なんとなく小っ恥ずかしい気持ちだった。
日野は自分でも「ちょっとかかってる」って言っちゃうくらいの小緊張状態。
福田は元々緊張をあまりしない人間かつ、小さいメイド喫茶に行ったことがあるからそれほど緊張はしていない様子。
話をしながら行くメイド喫茶を決定。初心者の我々は大手の店を選ぶべきだと考え、秋葉原だけで4店舗?くらい展開しているあっとほぉーむかふぇに決定。
あっとほぉーむかふぇの入り口に着くと、店舗の入り口はサンリオ感漂う構えだったので入ることが躊躇われた。うぉっとか言ってると。日野が「ちょっと一周していい?」と提案してきた。
僕もなんとなく恥ずかしかったので、我々は店に入らず周りをもう一周。
これは風俗とかに行ったことある人ならわかると思うが、風俗店に入る時に「あっ、こいつ今から風俗行くんだな」って周りから見られるのが怖くて、なんとなく入り口に着いても、一旦周りの道をウロウロしてしまうことがある。
もう一周したのは、多分この行動原理と同じだと思う。
(※決してメイド喫茶と風俗店が同質のものであると言っているのではなく、なんとなく気の持ちようが似ているということです。)
(※※風俗店を貶す気も毛頭ございません。)
謝る日野を風俗体験者の安倍と福田で諭しながら、あっとほぉーむかふぇの周りを一周。
そんなこんなで入店。なんと、ビル丸ごとにあっとほぉーむが入っており3階から7階まで全てが店舗だった。ここだけで5店舗。さすが大手と言わざるを得ない。
初心者は一度7階に上がってから降りつつ各階の雰囲気を見て、店を決めるのが良いとのことだった。
ガチ初心者の我々はもちろん7階に向かう。エレベーターを待ちながら「どうせこの時間空いてるから7階に行くことになるんだろうなあ」なんて話しつつ、7階に上がっていく。
しかし、7階の店舗を見ると、平日の真っ昼間にも関わらず想像以上の混みように驚く。
7階の店舗は混んでいたので一つ階を降りて6階の店舗へ。
6階はある程度空いていたし、もうこれ以上物色していくのが恥ずかしい気もしていたので6階の店舗に入ることに決める。
日野はこの決定に正当性を持たせるために「この階のほうが可愛い人が多い」と言っていた。
そんなこんなで決定、外で待っていると、「おかえりなさいませご主人様」の声。
おお…!これこれ!と感動している暇もなく、「ご主人様はお久しぶりのご帰宅ですか?」と聞かれる。
お久しぶりどころか、初めての来店なので、「久しぶりです」と店の雰囲気に合わせた回答をし、メニューを見つつ店側の準備を待つ。
少し待つと、ついに入店。
1人のメイドさんが案内してくれる。
入るなり、ドジっ子トラップ(段差)があることを教えてくれる。引っかからせたいんだか、本当に注意させたいんだか、よくわからない名称である。
少し入ると店内全てのメイドさんから「お帰りなさいませ、ご主人様」と言われる。これがすごく恥ずかしい。
僕たちを案内してくれるのは「すぃ」さんというメイドさんであった。すぃさんは、魔王界?の???星(忘れた)から来たらしい。キャラが作り込まれている。
なんか色々聞かされたけど、ここのやりとりで覚えているのは
福田「すぃさんってことは、てきさんもいるんですか?」(水滴にしたかったんだと思う)
すぃ「あ〜てきはいないんですよ〜」
福田「じゃあ、俺がなります〜」
bad communication…
最初の会話は失敗、「俺がなります〜」の後には何の会話も産まれなかった。
会員証があるらしく、すぃさんに会員証に書く名前を聞かれる。本名で行くかどうか様子を伺っていると、最初に名前を聞かれた日野が真顔で
「じゃあ前田で」と言った。あまりの唐突さに堪えるのが必死だったが、方向性は決定した。偽名でいくぞ…
流石に苗字は、萌え萌えじゃないらしくすぃさんに他の名前にすることを提案される。
どう変えるだろうと注視してると、また日野は真顔で「じゃあ、名前のシュンスケで」と言った。これで日野の偽名がマエダシュンスケに確定した。
次は僕の番、日野の失敗を見て下の名前にすることに。さらに萌え萌えな名前にすれば文句もでまいも考え、偽名を「ヨシキ」としてこれを萌え萌えにした「よしよし」で決定。
すぃさんも褒めてくれた。good choice…
福田は「寿司柳」にしてた。本当に悪いと思う。
色々あったけどようやくメニューの説明。
あいちゅ(アイス)ドリンクの説明。
次のメニューはなんでしょう、という質問。
ふざけれるのはアイスだけだろうと思い、「あったかい…ですか?」と答える。
不正解。
正解は、「あちゅあちゅ」
萌えが足りてなかった。反省。
フードの説明も終わり、デザートの説明。
どうやらパフェには魔法がかかってるらしい。どんな魔法でしょう、と聞かれるがわかるわけがない。
答えは、永遠の17歳になれる魔法らしい。すごく平成っぽいなと思ったが特に触れない。
そこで福田が「選挙権はなくなるんですか?」と聞いた。彼はたまにこういう鋭いことが言える。
僕の家から村上の家まで3回しか曲がらなかったという話の時に、「田中角栄?」って言ってたのを思い出した。
キャラ設定もあり、すぃさんは若干困って返答していた。永遠の17歳になることでまず気になるの選挙権じゃなさすぎるもんな。
全ての説明が終わり、水をもらう。
妖精の泉から妖精さんが取ってきてくれるから。どれだけおかわりしてもいいらしい。厨房の人を「妖精さん」扱いしてるのが怖かった。
ここで終わってた、もう覚えてないから何も書けない。
ちなみに
すぃさん、2023年で15周年だったらしい。
15周年…?
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