こんなはずじゃなかった

誰かが前に進んでいるのを見ると。
いいな、進んでて。前進させたくてもできていない。
どう前進させればいいんだろう。
そんな風におもってしまうんだ。

仕事を楽しんでやっている側の人間ではないけど
やる気が湧く時だってあるんだ。このままじゃダメだって。

でもさ、そんなやる気も意思が弱いから、風が吹いてしまえば消えてしまう弱い炎。自分の弱さと常に向き合い続ける労働という行為はどこまでも辛いんだろうか。自分の弱さをずっと見続けて行動を起こそうと思えるほど心が強くないから、無価値観にさいなまれる。

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最近はフルーツシロップを作ることにはまっている。
大好きなスパイスたちを使って、フルーツに奥深い香りをつけていく遊びがとても楽しい。どんな意図で、どんな香りを中心にして、どのスパイスを使おうかな～って感覚だけでつくるシロップは楽しい。

急にアイディアが下りてくるもんだから。完成するのに少し時間がかかるのがもどかしい。

炭酸で割ったり、ヨーグルトにかけたり、普段では味わえない贅沢な気分を味わえるフルーツシロップが出来上がる。
日常を豊かできるちょっとした魔法の瓶だ。
幸せな気持ちになれるこの瓶を誰かと分け合いたいとおもって
SNSで募ってみた。
結構皆さんからお返事をいただけて、気合を入れて通常の6倍量を作りました。発送作業は業者のようだった。（笑）

大好きなスパイスで彩られたフルーツシロップは、みんなに受け入れられてもらえるだろうか。『わが子を見送るような気持ち』とは、こんな気持ちなのかと不安とドキドキが混在していた。

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シロップが友人の元へ届き、感想がやってくる。
すごくおいしい！！って感想が寄せられすごく幸せな気持ちになった。
中には熱烈な感想をくれる人もいた。感動を素直に表現すること、簡単な言葉で終わらせないで伝えることって、こんなに大切なことなんだって思った。

たぶん、みんなも豊かな気持ちになっていたに違いない。
だっておうちでカフェ気分味わえるのってすごいことだよね。
たぶん、シロップをどうやって、どのくらいの量を使うかという余白があるからなんだと思う。

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どうやら、僕の人生は進んでいるようで進んでいないらしい。
何をもって進んでいるかとかは知らんけど。それが時間なら、時間だけは進んでいるのかもしれないけれど、やっぱり人生は進んでないと思ってしまう。
ずっと矢印はくるくると回って、どこへ目指してもいいかわからずうなだれている。

少しだけ分かったことは、おこがましいが自分が豊かだと思うことをみんなとシェアしたいのかもしれない。
範囲が広がって、ご飯、器、、生活というようにたくさんの素敵なものに囲まれてみんなで豊かな気持ちを感じられるようになりたいな。
もちろん、誰かが豊かだと感じるものも共有したいね。