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#3.明日から使える動作分析

はじめに

理学療法士のTOMです。
今の季節実習生が来ている施設も多いのではない
でしょうか?

先日実習生からの質問で
『動作分析はどうしてますか?』
と質問がありました。
詳しく確認するとみるべき項目が多すぎてわからないとのことでした。

そこで今回は『動作分析』についてまとめていきたいと思います。

結論

・正常動作を覚える

・問診の中で痛みのでるタイミングを把握する

内容

・正常動作を覚える
正常動作を覚える理由としては、
動作の逸脱している部分
を確認するためです。

この時、特に重要なのは『関節の角度』を
覚えることです。
なぜ関節の角度なのかというと、
視覚的に一番とらえやすいからです。

筋の出力や収縮のタイミングももちろん大切では
ありますが、露出なども必要であり視診での観察は
容易にはできません。
しかし、関節の角度を覚えることで傾きなどが
正常なのか異常なのかを把握することができ、
その部分に修正を加えることで痛みの評価に
つながっていくためです。

・問診の中で痛みのタイミングを把握する
これは僕自身も新人の頃に経験があるのですが評価に
つながりがなくなり異常動作(代償動作など)ばかりに
注目しやすいからです。

たとえとして歩行を例にして説明していきます。
患者の痛みとしては立脚中期から後期に痛みがでる症例がいたとします。
異常な動作がみられなければ立脚中期から後期に着目することが出来ると思います。

しかし、踵接地のタイミングで体幹の大きな同側への
側屈が出現するとどうでしょう。
動作分析ばかり考えてしまうと体幹の側屈ばかりに注目しやすくなりそこへの介入や運動療法の処方が
目立つようになってきます。

そのため問診での状態把握をしっかりと行い
痛みの出るタイミングとそこにかけての
異常動作を観察しましょう。

まとめ

動作分析はたくさんの参考書やYouTube、インスタグラム等で紹介されていて、このポイントだけ押さえてというものが多く見受けられます。
しかし、それらは投稿者自身の経験や治療スキルなどによりポイントが絞られているため、いきなりそこに着目して治療していても同じような成果を出せるかというと難しいです。
また、パターンに当てはまらない人が来た時に何もわからず終わってしまうこともあるため、
『正常な形を覚えて、個々の患者さんに向き合いながら
動作分析を行ってみてください』

おわりに

今後も臨床についての情報(病態や運動療法など)を
発信していきます。
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また気になることや疑問、改善点などあればぜひ
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