Amazon電子書籍のセルフ出版を途中までやってみた

Amazon Kindle電子書籍無料出版。
随分前から気になっていたけど、なかなか踏み込めず、
今時間ができたので、やっと手続きに踏み込んでみた。

結果から言うと、最終段階まできて、中止。
最後に税金の手続きをしなければならず、その情報が全部アメリカに流れるような感じなので、ま、そこまでして出版しなくてもいいか、と突然熱がさめた。

でも最終段階までにかなりの労力をかけたから、
せっかくなので記録しておく。

まずペンネーム。
個人的なことだけど、なんか新しい名前をつけたくて、随分こだわってしまった。
名前占いまで、無料のネット占いでチェックした。

そして原稿アップ。
これが、相当大変。

私はWordで書いたのをアップしたのだけど、
縦書きで、目次(各章タイトル)の10とか11とかの二桁の番号が、うまく表示されない。
Wordの段階ではOK。
でも、そのAmazonのサイトにアップすると、数字が横になってしまう。

そして、目次(各章タイトル)の設定の仕方が分からない。
このnoteみたいに、目次の章タイトルをタップすれば、ピッとその章に飛べる、みたいな設定をしたいのだけど、不明。
悩みに悩んで、結局目次を全部削除。

いきなり始まり、ただただ続いてく形の小説。

こんな本は存在していいのかと、手当たり次第、Kindleの人気小説をチェックしてみる。

目次なしの本はなかなかないが、池井戸潤さんの本は、数字で区切っているだけだった。
私の場合は二桁の数字を入れられないのだから、池井戸潤さん風にもできないのだけど、
とりあえず目次なしもOKという自分ルールを作る。

そして各章タイトルを全部削除。
アップして、電子書籍のイメージを見ると、表紙をめくるといきなり本文。
これは違和感ある。

そこでまた、他の本をチェック。
とりあえずタイトルを1ページめ中央に入れれば良さそうとのことで、また原稿を書き直し、アップ。

タイトルの位置が、原稿のど真ん中にしたつもりが、電子書籍は原稿用紙の半分ずつ表示されるので、変にずれる。
大まかに直しても微妙にずれるので、
タイトルのために、いちいち80,000字くらいの原稿をアップし直し、微調整を繰り返す。

そして問題なのが表紙。
AmazonKindleには表紙作成ツールがあるのに使えないという謎の状態で、
なんとかして使えないかと、あちこち見てみたのだけど、どういうわけか、使えない。

そこで表紙を作成するサイトに行ってみた。
何やらアカウント登録して、本の表紙を作るのだけど、できたものをダウンロードするのにさらに登録が必要そうだし、Amazonの規定のサイズと合ってるかどうかが分かりにくい。

仕方ないのでそのサイトもやめて、使いたい画像をペイントに貼り付け、まずはピクセルでサイズを調整。
縦が1000。横が625。
この比率で、サイズを決める。

そしてペイントでタイトルとペンネームを書こうとしたのだけど、どう工夫しても、かっこ悪い。
これは個人的な感覚の問題なのだけど、私のイメージにはどうしても近づかない。

そこでペイントでサイズ調整した画像を、Wordに貼り付け、Wordで文字を書く。
この文字にはこだわりたくて、家にある本の表紙をいろいろ調べてみる。
意外と本の表紙だけ見続けていると、どれもこれも、なんていうか、妙なデザインに見えてくる。
それがプロの技なのだろう。

私が勝手にイメージするオシャレなデザインこそが、逆に素人くさい。
かと言って、あんまり奇抜なデザインに挑戦する気もしない。

あれこれ悩む。
フォント。色。サイズ。角度。位置。
無数のパターンを試し、決定。
PDFにして、Amazonのサイトに行く!
・・・が、失敗。PDFは対応していないファイル形式でした。

これをJPEGにする方法。なんかあった気がするけど、まあとりあえずってことで、縦長な表紙を横長に向きを変え、スクショ。
それをペイントに貼り付け、JPEGにして保存。

すると、、、サイズが小さすぎてNG!
縦長を横長にするという自分なりの工夫はしたのに、、、んーやっぱりスクショにしたのが問題。
でも。PCいっぱいに映っている表紙画像を見ながら、
この電子書籍は、タブレットかスマホで見るものだから、ここまで大きく表示されるわけない。
PCでイメージ確認した時も、小さい画面になって出てきたから、多少画質が粗くなってもいいやってことで、
ペイントで今度はサイズを引き延ばす。

なんとか625×1000にして、OK!

それからアカウント登録で、住所やら電話番号やら登録。
銀行口座も登録。ちょっと抵抗あったけど、どうせAmazonで買い物してるからいいか、と理屈つけた。

価格設定はドルで出てきた。
よく分からないので、全部最低価格。
例えば1円から1,000円に設定してくださいだったら、1円にする感じ。

そんな感じで、ちゃっちゃちゃっちゃっ手続きを進めたのだけど、、、
最終的に源泉徴収のための税金関係の登録をしないといけなくなった。
そこで、急に面倒くさくなり、私は作業をストップした。

ただの自己満足のために、そこまでやる必要はないか、と思った次第。
でも一連の作業を体験してみて、楽しかった!

もしKindleの電子書籍をセルフ出版した人がいたら、感想聞いてみたいです。

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