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太田光の魅力は自分の感覚を大事にしているところ

ちょっと前に太田光にハマっていた。
大田上田という番組をHuluに登録してひたすら見ていた。
その後YouTubeにある昔の番組をいくつか見た。
その中で特に気になった番組があった。
それは爆笑問題が東大や京大、慶應など名門大学に出向き、教授と議論するという番組(『爆笑問題のニッポンの教養』)である。
そこで一つ思ったのが、太田光は自分が正しいと思っていること、感じていることを絶対に曲げないということだ。
彼は大学で研究をしている先生方と比べたら、客観的なデータや資料を見たり読んだりしている量は圧倒的に少ない。
しかし、その教授陣が話すことを「違うんじゃないか?」とはっきり言う。しかも一度ではなく、何度もだ。
説明されても納得しない限り反論し続ける。
京大の学長は太田光を「大学一年生みたいだ」という。
確かに私も大学1年目、同じ寮の人たちと議論するのが好きだった。
ただ太田光のすごいところはそれを教授とやれることだ。私の場合は権威に屈すると思う。
それに、その感覚を40代(当時)でももっているところ。多くの人が社会に揉まれ、自分の意見を抑えて生きているだろうに、彼は違う。

そして、私が思ったのは自分が客観的に見て正しいかどうかはどうでもいいことなのかもしれない、ということだ。
それよりも、自分が本当に納得している、感覚的に正しいと思えていることの方を大切にし、信じ、そこに向かっていく方がよっぽど大事なのではないか。
なぜなら、やっぱり頭で分かってるけど身体では分かっていないことをやるのは辛いからだ。
そして続かない。
そうすると、一貫性がなくなる。
一貫性をもつことができないのが、自分の大きな悩みの一つだが、それは自分の感覚を大事にしていないからじゃないか。
頭で分かった気になっていることを行動に移そうとばかりするからじゃないか。
そう思うのである。
つまり、客観的に正しいと言われていることをやるよりも、自分が感覚的に正しいと思うことをやってみる。
失敗したら、また感覚がアップデートされる。
その繰り返しで、より自分のなりたい姿に近づいていけばいいのではないか。
面接で学歴に関して何を書けばいいか悩んでいた時、大学時代の先輩に「自分の思ったことをやってみればいいんじゃない?」と言われた。
また、大学のことに悩んでいた時にも「思いつくことを片っ端からやってけばいい」と言われていた。
それに、若林もあちこちオードリーで日向坂にアドバイスをしない理由が「すべったという感覚は自分で感じたいじゃない」と言っていた。
つまり、人に面白くないと言われるからやめるのではなく、自分がやってみてすべったらやめればいいということである。
自分の人の意見を聞きすぎるというのは、逆にいえば柔軟性があり扱いやすい人であるかもしれない。
しかし、それに偏りすぎるとそれはそれでいけない。
これからは適度に人の意見も聞きつつ、自分の感性も大事にしていきたい。

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