大好きだった仕事の話。
フィルムの油で手がかぶれることを分かりながらも袖をまくって仕事していたのが懐かしい。
好きでたまらなかった仕事。
それは、映写スタッフ。
映写窓から好きなシーンだけ、時間見計らってみてたことを今でも鮮明に思い出す。
モテキの劇中でN'夙川ボーイズの曲が流れるシーンは、出勤するたび毎回同じ気持ちでドキドキしながら見ていた気がする。
(チェックの時間をドンピシャで合うようにしていたんだよね。一応業務です。)
分刻みというか、秒刻みの仕事。
出勤したら時報で時計を合わせて仕事していた。
ランプ交換とクリーナーをかけるのが苦手だった。
編集台にいるのが好きだった。
映写機メンテナンスは響きがカッコ良くて心踊った。
18歳の頃、約10年ほど前の話。
色んなアルバイトをした中でもやっぱりこの仕事が一番好きだった。
(飲食店、打ちっぱなし受付、コンビニ、プールの受付、パフォーマー、キャバクラなど)
勤務をはじめて、2〜3年もしたら映写スタッフは必要なくなった。
デジタルへ移行。
「サイド・バイ・サイド フィルムからデジタルシネマへ」という映画を職場の仲間と鑑賞。
時代の移り変わりを肌で感じるようなことが起きるなんて不思議でならなかった。
観賞後何とも言えない気持ちになった。
はじめたきっかけは、とにかく人と違うことをしたいと思う一心で応募。
たまたま知り合いがいたことで運良く入れたんだと思う。
緊急事態宣言をきっかけにすっかりお家時間が長くなり、映画を観る時間が増えました。
そんな中で、映写スタッフをしていたときのことを不意に思い出しました。
異世界に飛び込んでいるような感動へと導いてくれる映画がとても好きです。
映画好きの人ほど観れているわけではないけど、映画館勤務していた時は多くて年間100本劇場で観てた年もあった。
半券を集めるのが好きだったし、今年は何本観ただとかどうでもいいことで仲良い子たちと張り合ってたのが懐かしい。
また、刺激や充実感があって、自分がニヤニヤしてしまうような仕事に巡りあいたい。
緊急事態宣言があけ、コロナが落ち着いた頃に転職を考えています。
新しい仕事が自分にとってワクワクできる仕事でありますように。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?