やりたい気持ちと出来る事、できない事。
心動かされた物事に対して動き出すスピードは異常かもしれない。
小学校2年生、合唱の伴奏者を決めた時の話。
私はいち早く立候補の手をあげた。
それまで、ピアノなんてやったこともなかったのに。
どうしてもやってみたいという衝動に駆られ挙手をした。
私以外に挙手した子達は全員ピアノ経験者。
選ばれたのは別の子だった。
出来る事とやる気は別物だと知ったのはこの時だったような気がする。
悔しくて悔しくて、ピアノを習うことにした。
最初は家にあったキーボードで練習をはじめ、そのうちピアノも買ってもらった。
その割に練習が大っ嫌いだった私はさほど上達することもなく、ゆる〜く遊んでるくらいの感じで週一の習い事を6年間続けた。
月謝が安いわけでもないのに続けさせてくれた母には感謝しています。
きっと、調律のお金も高かっただろうな。
今思えば本当に無茶苦茶なこといっていたと思う。
でも、これって決めたことに対してかなり頑な私。
やるって決めたらそれなりに続けてしまうのかもしれない。
軌道修正するときにはとても勢いが必要で、これって自分の中で決まれば行動に起こす。
そういうことの繰り返しで、自分の中ではごく自然なこと。
側からみたらそれはきっと突飛なことが多くて驚かせることもしばしば。
それでも、私は私なりに懸命に生きている。
これからも、やる気の起きることを一個一個見つけてそれを辿って生きていこうと思う。
やれるやれないで物事を決めつけずに、自分がしたいと心踊ることを日々探しながら。