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物語が書きたいよう


休職について2つ投稿し自分の気持ちを整理することができたので、これからは純粋に物書きを楽しみたい。

そこで思ったのが、ああ、物語を書いてみたいなあ、ということだ。

なぜ哀愁漂う口調なのかと言うと、これはnoteを始めた時からずっと抱いていて、今なお達成されていない願望だからだ。

なんてったって、僕には発想力がない。
物語を形作る設定を思いつけないし、発展させることができない。
それに登場人物の感情を動かすことなんて到底不可能だ。

重松の底力

思い返すと、子供の頃から発想力が乏しかったと思う。
美術とか音楽とか図工とか、自分のうちに秘めたものを表現することがとにかく苦手だった。

中学の美術の授業で、好きなお菓子のパッケージをイラストにしようという課題が出されたことがあった。
自分でお菓子を考えて画用紙に書き、色を付け、壇上で発表するものなのだが、僕はその時、ビフテキチップスという牛がにっこりと笑ったパッケージの駄作を爆誕させた。

好きなお菓子→格別に美味しいポテチ→ステーキがいいなあ→なんかビフテキって親に聞いたことあるぞ

という思考回路だったはず。
我らながら、センスのかけらも見当たらない。

このクラスのポイントは自分でお菓子を創造出来ること。つまりやりたい放題なわけだ。
同じクラスの子は、顔が可愛くなる飴とかサッカーが上手くなるうまい棒とか透明になれて空も飛べちゃうケーキとかそんなものを発表していた。


さあ、そこで満を辞してビフテキチップスを発表した重松少年の末路は想像にかたくないだろう。


先生の手前、同級生にイジられることもなく、ぱらぱらとなる拍手を頂戴して、汗だくの顔真っ赤で席に帰った。
そしてその日のうちに記憶を消そうと、愛する我が子のビフテキチップスをごみ箱へサヨナラしたものだ。


つまり僕は思考が固いのだ。というか柔らかい発想ができない。
物事を一つの視点からしか見られないようだ。


ショートストーリーの巨匠

すでにご存知の方も多いと思うが、noteには枝折さんというとてつもない才能を持った方がいる。


枝折さんはショートストーリーをいくつも投稿されていて、その全部が素晴らしい。

この方の作る物語のほとんどは日常に溢れた場面を切り取っていて、とにかくリアリティがすさまじい。
言葉の選び方が非常に繊細で、美しくて、なんだか完成された芸術品のように感じる。
本当は表現の放棄みたいで使いたくないが、「エモい」のだ。

実は、プロの作家さんが名前を隠して投稿してるんじゃないかと疑っていた時期もあった。笑

そんくらいすごいので、是非ご一読ください!

そんなわけで、こんなクオリティのものを見ていたら、ビフテキチップス産みの親が同じ土俵に上がれるわけがない。むむむ。


エッセイなのか

物語は書けないと諦め別の道を模索した。
そこで、悪意のない辱めほど恥ずかしいものはない話悲しい悲しい別れ話を書いてみた。
これを読みエッセイだと言ってくださる方もいたが、ジャンルに振り分けるならば、昔話という枠になるだろう。

なぜなら本物のエッセイを読んだことがあるからだ。


エッセイにはエッセイのプロがいる


これまたご存知の方も多いと思うが、ずばり夏木凛さん。

(ホーム画面のリンクを貼りたかったが、何故かURLが反応しなかったのでプロフィールの記事を貼らせていただきました。)

夏木凛さんの投稿は、文体が読みやすくてすっと入ってくる上に、なんと言ってもテーマが面白い。

エッセイの魅力の一つに自分の経験したことのない事を体験できることがあると思うが、この方の投稿はどれをとっても新鮮で、読む前からワクワクできる。
アダルトな記事も多いが、どれもめっちゃくちゃ面白くて僕は大ファンだ。

みなさん、是非!!


noteでの憧れ


ぼくがnoteで最も好きな方。RTGさん。


あえて特定の記事を貼らせていただく。

美しい言葉で、情景の浮かんでくる、彩度というか温度を思った文章。
この投稿を20回は読んだと思う。
この人の文章を読んで、自分の書いたものがものすごく陳腐に感じてやる気を失ったことが何度もあります。笑

それだけに留まらず、エッセイも超絶面白い。


振り幅すごすぎる。。
人として面白いんでしょうね。

※※※

さあ、いよいよ僕は何を書こうか、と迷っているうちに、これ書けばいいか、となって1記事完成しました!ラッキー!笑


(僕の投稿のために勝手に引用させていただいた方々、すみませんでした!!!)

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