2023年の経済リスク
2023年のリスク
●台湾有事
台湾と中国の関係悪化によるリスク
①兵糧攻めの場合
懸念点
・自動車部品(中国)、半導体の供給(台湾)不足による電子機器の欠品・納期遅れ
→工業生産53兆円損失
・原油送付ルートの変更による価格高騰、物流費高騰
→原油輸送に最低+4日間のリードタイムがかかる
②陸上戦争
・与那国島含む日本全体が戦場になる可能性
→日々の生活もままならない
対策
・SC・従業員の脱中国
・生活(人、もの、金、情報)の脱日本
●円安による影響
①そもそも円安の原因は?
アメリカ経済の急激なインフレによりもの。
コロナ禍の経済からV字回復で経済が戻ったことにより、急激な供給不足になり、インフレとなった。そしてFRBはこうした物価高を抑えるために金利を上げて、消費を抑制ししようとしている。
そして高金利により、円安ドル高となっている。
②円安におけるリスク
・輸入品の高騰(原材料や消費者向けの食品など)
→日本経済が縮小
・物価上昇に比例しない、賃金
→国内の大手企業は輸出業により安定収入だが、賃金上昇には繋がらない
→更なる消費の落ち込み、特にスーパーなど
→高所得者向けの事業転換が必要
→より経済格差が広がる
一方でメリハリ消費が定着化され、より一層の差別化が必要
インバウンド事業は中国人だのみの企業はまだまだ回復していない
③その他
・中国とアメリカの分断が強まる→どちらに寄るのかによって命運が分かれそう
・アメリカの大手テック企業の業績不振・解雇により日本のテックスタートアップには資金調達がしにくくなっている
→しかし、岸田政権の施策において、スターアップ支援が27年までに10兆円、22年には1兆円となり、ユニコーン企業の発掘が期待されている