熱心な母
宗教に熱心だった母。
私が特に辛かったのは、学校の友達と遊べない事だった。
小さい頃からかかわるのは信者のみ。教えでは
信者以外の人は悪である。
誘惑がたくさんなので、世の人とは関わらないように、と。
もちろん他の家庭では許されている家庭もあった。しかし私の母はストイックなため決して許されなかった。
幼い時はそこまで不自由を感じたことはなかったが、学校へ入学し、初めて宗教以外の友だちができ、それはそれは新鮮で楽しかった。
高学年にもなるとカラオケやら買い物やら、
一緒に行き始め、私も誘われるようになった。
ダメ元で母に行ってもいいか尋ねた。
聞くまでもなかった。。
もちろんNO。
そんな話題を出しただけでご立腹だ。
行きたいのに断らなくてはいけない。。。
ティーンエイジャーにこんな苦痛を与えていーのかよ。
本来子供にとっては1番楽しいはずの時間なのに。
徐々に私はまわりとある一定の距離をとるようになっていった。
今でも人を寄せ付けないようにするクセが身についてしまって、人との距離感がわからない、。。