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ミラノの地下鉄でスリ未遂! 未成年女子集団の巧妙な手口に驚愕

ミラノ旅行中に未成年女子スリ集団に遭遇!ヨーロッパで注意すべきスリの実態とは?


ミラノ旅行中、数年ぶりにスリの現場に遭遇しました。幸い被害には遭いませんでしたが、その見事な手口には驚かされました。今回は、未成年の女子グループによるスリ未遂事件について振り返りながら、ヨーロッパ旅行で気をつけるべきポイントをご紹介します。



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スリが発生した状況


事件が起きたのは夕方18時頃、ミラノの地下鉄駅でのことです。

電車を待つホームも、車内も満員。日本のラッシュ時を思わせる混雑ぶりでした。


電車が到着すると、目の前にいた数人の未成年女子が動かず立ち止まり、人の流れをブロック。後ろから押される人々の中、何とか電車に乗り込もうとした瞬間、別の1人が英語で話しかけてきました。


> 「この電車は○○駅に行きますか?」




不意に質問され、気を取られた私が「分かりません」と答える間に、別の人物がバッグのファスナーを開けていたのです。



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巧妙なスリの手口


バッグは胸元に斜め掛けしたユニクロのラウンドミニショルダーバッグでしたが、ファスナーが開けられていることに全く気付きませんでした。幸運なことに中身は無事。しかし、後から振り返ると以下のような連携プレーだったと分かりました。


1. 通せんぼ役が人の流れを止める



2. 話しかけ役が注意を引く



3. 実行役がバッグを開ける





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ポルトガルでも似た手口に遭遇


数年前、ポルトガルでも同様の手口に遭遇しました。観光地の歩道橋で、母親と娘2人のロマ人親子が通せんぼし、バッグを狙ってきたのです。今回と同じく、未遂に終わりましたが、彼らの巧妙さには毎回驚かされます。



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なぜロマ人がスリをするのか?


ロマ人はヨーロッパ各地に住む少数民族で、経済的に厳しい状況に置かれることが多いとされています。未成年が罪に問われにくい法律を利用し、スリや物乞いを生業とするケースも少なくありません。彼らの背景を理解することも、旅行者として知っておきたいことの一つです。



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ヨーロッパ旅行で気を付けるべきこと


観光地や公共交通機関でスリに遭わないために、以下の対策をおすすめします。


1. スリ対策のバッグを選ぶ


服の中に隠せるウエストポーチや、スリ対策のリュックがおすすめ。


ファスナー部分にダイヤルロックをかけるのも効果的です。



2. 注意を分散させない


知らない人に話しかけられた場合は、できるだけ無反応を貫きましょう。


周囲に常に目を配り、「狙われている」という意識を持つことが大切です。



3. 人混みでは油断しない


観光地や満員電車では警戒心を忘れずに。プロのスリ集団は一瞬の隙を狙います。



4. スマホのストラップは丈夫なものを


細いストラップのスマホケースを首から下げていた友人が、ストラップを引きちぎられスマホを盗まれた例もあります。



5. 現金やカードの分散


現金は最低限にし、カードは複数の場所に分けて持つのがおすすめ。


スリは現金を狙うことが多いため、万が一の被害を最小限に抑えましょう。



6. ブランド品を控え、身軽に


旅行中は荷物を最小限に。目立つ服装やブランド品は避けましょう。


私自身、旅行先では着古した服を着用し、余談ですが旅先で断捨離するスタイルを採用し、もしお土産を買ったとしても荷物が最小限になるようにしています。




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最後に


スリに遭わないためには、事前の準備と注意が重要です。

ただし、「スリが怖いから海外旅行をしない」というのはもったいない話。海外には素晴らしい経験が待っています。


大切なのは、怖がらずに自衛をしながら楽しむこと。

ヨーロッパ旅行を計画される際は、防犯対策をしっかり行い、安全で楽しい旅をお楽しみください!

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