【感想】魔人無骨v.sハンガー(2021/08/21)
ライブ名:魔人無骨v.sハンガー
出演者:ダイヤモンド、令和ロマン
会場:よしもと∞ホール
開演前、会場には異様な空気が漂っていました。ホール内では暗い赤紫色の照明が明滅し、重苦しいBGMが流れ、舞台上の三八マイクだけが怪しく照らされていました。こんな雰囲気で笑えるのか、と一抹の不安を抱きながら開演。オープニングのVTRで少し場が和らぎ、さあこれから楽しい漫才が始まるぞ、というところに、おどろおどろしい出囃子。とてもこれから人を笑わせようとする芸が始まるとは思えない空気感でした。しかし、ダイヤモンドさんの一本目の漫才で、重苦しい雰囲気が完全に吹っ切れました。自分の中で、それまでの暗い空気感のフリが効いていたのか、一発目の野澤さんのツッコミでめちゃくちゃ笑いました。それからも、お二人の漫才の世界に引き込まれ、身をよじって笑いました。ホールに入った時は、なんだこれ、思ったけど、始まってみればいつものおもしろライブでした。
今回のライブに限ったことではないですが、漫才中に本人同士が耐えられなくなって笑ってしまう瞬間って、すごく好きだなと思っています。完成したネタを持っていく賞レースやテレビでは絶対に見られないことなので、ライブならではの面白いところだなと思います。芸人さんが面白いとおもったその瞬間を目撃して、その空気を一緒に感じとることができるのはライブの素敵なところだと思います。今回のライブではそんなことを強く感じました。次のツーマンも楽しみです。
大喜利コーナーを見て、お笑い大喜利の禁断症状が出てきたので、9月のお笑い大喜利には必ず行きます。
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