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ターボエンジン2

1 アバルト

アバルト500に乗っている。

1400ccの排気量。
正確には1369cc。

ボア×ストロークは72×84mmの
ロングストロークエンジン。

ロングストロークと言っても84mmの
値は、90や100mmも長くはない。
…比較的短いストローク量。

コンパクトなボアで均一燃焼を
実現しやすく、エンジン前後方向、
エンジンの全長は短く設計できる。

圧縮比は9、8。
意外と低い。10に届かない。

燃焼室に燃料を吹く、直噴ターボ
エンジンではない。


このターボエンジンの歴史は
古く、フィアットのスポーツ
設定エンジンとして使用されてきた。

フィアットリネアの120&150ps
エンジンが代表的。

ヘッドをシングルカム仕様にして、
油圧作用で吸気バルブを開け締め
させる。

フリクションロスを抑えた新世代
マルチエアーエンジンも、このターボ
エンジンがベースとなっている。

アルファロメオジュリエッタに搭載。


アバルト500は
3655×1625mm(2300mm)
コンパクトなボディに1110kgの車重。

ダウンサイジングに積んた
エンジンとは言えないタイプ。

スポーツ性能を実現するための
動力性能と言える。


2 エンジン性能

アバルト500は
前期 中期 後期に分かれる。

わたしのタイプは前期。

現在は
180ps ギャレットターボ搭載
    コンペ
165ps ギャレットターボ搭載
    ツーリスモ
145ps IHI小径ターボ搭載
    標準モデル…595と言う名称

中期は
180ps ギャレットターボ搭載
    コンペ
160ps IHI小径ターボ搭載
    ツーリスモ
135ps IHI小径ターボ搭載
    標準モデル…500

前期は
135ps IHI小径ターボ搭載
    標準モデル
    MT…135ps AT…140ps
    キットチューニングパーツを
    搭載する事で160psにアップ

タービンの種類 過給圧の上限
ECU 排気系統…マフラー
吸気…高効率BMCエアーフィルター

これらで、巧みな演出、エンジン
出力とサウンド、フィールに
違いを持たせたている。

出力が低いモデルでも、もちろん
アバルトの醍醐味は十分に
味わえると保証する。

2008年に本国デビュー。

今は、末期と言えなくもないが
限定上位の高価なモデルで
なくても、キビキビとした 
気持ち良さを味わうなら…

まず、ベースモデルに試乗
することを勧める。

続く…

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