日商簿記2級を受けるか悩んでいる人へ
[はじめに]
会計知識ゼロの状態から、独学で日商簿記2級に合格しました。
その経験から、日商簿記2級に挑戦しようか悩んでいる人へ
記事を書いたので、少しでも参考になると嬉しいです。
・日商簿記2級を持つメリット
「日商簿記2級なんて持ってても意味はない」とネットで見たことがあるかもしれない。
しかし、少なくともメリットがあると思う。
そのメリットを自分なりに、 4点 洗い出した。
①
資格欄に記載できる!
↓
ビジネスパーソンにとって、資格欄が空欄なのは心もとない。
日商簿記2級を持っていれば、堂々と記載することができる。
また、どの業界においても、活用できる機会が多い。
そのため、記載して全く意味がなかったとはなりにくい。
②
会計分野への転向の道となる!
↓
例えば、現在就いている職種が減らされ、会社自体を辞めてくれと言われた場合に、日商簿記2級を持っているので、経理職でやらせてください!と交渉することができる。
何の資格も持っていない場合、経理職に就くことは困難だ。
しかし、日商簿記2級を持っていれば、一考してもらえるかもしれない。
以上のことから、日商簿記2級は、ピンチの時にも使え、保険となる。
③
周りから、「お!すごいね!」と言ってもらえる!
↓
相手が資格のことを知らないと、合格したことを伝えても、頑張ったことやすごさを分かってもらえないときがある。
その点、日商簿記2級は昔からあり、知名度は高い。
しかも、持っていることを伝えると、ほめてもらえる機会も多い。
また、個人的に感じたことだが、ほめてくれる人は世間を知っている。
(「ふーん。あっそう。」という人ほど、全く会計知識がなかったりする。)
周りからすごいと言われることだけをモチベーションとするのは問題がある。しかし、合格することで、「あ、この人はわかってくれる人だな」と周りの人のことを知れる。
④
何もしなかった一年にならない!
↓
年末に、今年は何をしたか振り返った時に、特筆すべきことはなかったな、、、となったことが今までにあるかもしれない。
あれもこれもそれもやるのは難しいが、振り返った時に
「あれをやり遂げた!」といえることは成長を感じられて、嬉しいことと思う。
日商簿記2級の勉強をして、合格することで、振り返った時に確実に思い返される。
ありきたりな言葉になるが、自身の一つになる。
学ぶことについて、遅いということはない。
人は老いていくため、いま始めることが一番はやい。
また、合格することで、翌年はやりたかったあれをしようと足がかりになるかもしれない。
やりたいことをやる、勇気のきっかけになると一番いい。
・自分は賢くないから…でも合格できる!
自分は周りと比べて賢くないから、合格は難しいだろうと思うかもしれない。
しかし、日商簿記2級は、勉強すれば合格できる資格である。
理由をそれぞれ 5点 リストアップしてみた。
①
電卓が使える!
↓
試験時には電卓を持ち込めるため、暗算をする必要は全くない。
計算が遅くても問題はない。
②
算数・数学が苦手でも問題ない!
↓
数字自体は大きいが、複雑な計算をする必要はない。
電卓に入力するときに、数字間違いをせずに、セオリー通り、+-×÷をすれば正解できる。
③
筆記問題はない!
↓
日商簿記2級には、文章での回答はない。
選択問題か数字を記入するかである。
回答を文章で考える必要はない。
④
70点以上で合格!
↓
受験者の上位〇%だけが合格という相対評価ではなく、合格点以上であれば良い、絶対評価である。
そのため、周りがどれだけ出来ていようと関係ない。
自分がきちんと勉強したか、試験日の自分の実力勝負である。
⑤
工業簿記は簡単!
↓
商業簿記については、日商簿記3級の知識を含め2級の知識が必要である。
しかし、工業簿記は2級から試験範囲のため、基本的な内容が多い。
工業簿記で点数をきちんと取ることで、合格への道は近くなる。
・その他のいいこと
上記の合格するメリットと頭脳に自信がなくても合格できる理由以外にも、いいことを 3点 挙げておこうと思う。
①
受験機会が多い!
↓
統一試験においては、一年に3回、
ネット試験であれば、随時受験ができる。
受験の予定も立てやすく、チャンスも多くある。
②
受験料がそこまで高くない!
↓
昨今、資格の受験料の値上がりが多い。
しかし、日商簿記2級は、知名度に比べて受験料が安い方だと思う。
今後、受験料が変更される可能性はあるが、他の資格と比べてもコスパは悪くない。
③
試験時間は90分!
↓
試験時間が長いと、クッタクタになる。
翌日が会社だと、受験すら嫌になるかもしれない。
日商簿記2級は試験時間が90分。そこまで長くない。
受けた後に、どこかへ出かける余裕もあるだろう。
[おわりに]
日商簿記2級を受験するか悩んでいる人へ、挑戦しようと少しでも思える記事になったら嬉しいです。
ぜひ頑張ってください。
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