首里城の今⑫【2022年12月】1年を振り返る
2021年11月から月に1回、首里城に通って復興の様子を取材しています。
2022年12月28日に首里城に行ってきました。この1年間の復興の様子を写真で振り返ってみます。定点観測している奉神門と東のアザナから正殿方向を撮った写真を時系列に並べてみました。
正殿、北殿、南殿が焼失してがらんとしていた御庭には木材倉庫・加工所ができ、見える風景は大きく変わりました。2022年11月には木遣行列があり、正殿再建に使われる御材木が運び込まれて起工式も行われました。
2023年度には正殿の工事のための素屋根(すやね)が造られます。素屋根は大きな体育館のような建物で正殿をすっぽりと覆うくらい大きく、その中で工事は進められるそうです。
2023年も定点観測を続けて、景色がどのように変わっていくのかを見続けたいと思っています。
奉神門から
有料区域に入ってすぐの奉神門から撮影。
最初はがらんとしていた御庭に資材が運び込まれ、徐々に建物ができていくのを見ているのが面白かったです。
今、気が付いたのですが木材倉庫・加工所が完成したので今後は奉神門からの景色は変わらないかも。どうするか要検討ですね…。
東のアザナから
首里城内で一番高い東のアザナから正殿方面を撮影。
晴れの日もあれば、雨の日もありました。晴れの日は慶良間諸島が見えます。
5月までは向かい側にある奉神門が見えましたが、木材倉庫・加工所ができて奉神門はまったく見えなくなりました。来年は素屋根ができているのでしょうか。
行けなかった月もありましたが何とか1年、通い続けられました。
正殿の完成は2028年。それまで見届けられるよう頑張ります。
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