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首里城の今④【2022年3月】

上の写真は塗り替えの工事が終わった漏刻門。
定期的に首里城に行き始めた2021年11月から見ていたのですが、ずっと塗り塗り替えの工事中でした。漆で塗られているため、職人さんたちが天候も見ながら作業を進めていました。塗り替えもやっと終わり、つややかな朱色を取り戻しています。行った日は雨でしたが、青空に映えそう。

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2022年3月23日、首里城に行ってきました。
行った日は雨。城内は雨の日にはすべる場所も多く、歩き回れないのですが、この日しかスケジュールが空いていなかったので「えいやっ」と首里城へ。

行ってみると、首里城正殿の再建に向けての工事が進んでいました。
雨の日でも作業できるよう、正殿を覆うように素屋根が設けられるそうです。また、御庭(うなー)には木材を保存・加工するための倉庫と加工所ができます。
その素屋根と倉庫・加工所の基礎工事が始まっていました。

奉神門から見た正殿

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正殿で使われる木材の倉庫と加工所の基礎工事が始まっていました。
建物の基礎部分ができたためか、御庭が以前より狭く感じます。
以前は正面に見えた正殿遺構の上に建っているプレハブはフェンスの向こう側に隠れています。

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上の写真は現場のフェンスにあった説明版から。倉庫・加工所ができると上のような建物が御庭にできます。
2022年夏ごろには、倉庫・加工所が完成し中で作業する職人さんたちの様子も見学できるようになるそうです。

東のアザナから

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東のアザナからの眺めは前回来た時とそれほど変わっていない気がします。
次回来る4月には倉庫・加工所の建物ができ始めて向かいに見える奉神門が隠れているかもしれません。

スプリンクラー工事は完了

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上の写真は今回(3月23日)撮影。左の板の壁は女官居室、奥の赤瓦の屋根は世誇殿(よほこりでん)です。
下の写真は前回行った時(2月17日)の写真です。
前回はスプリンクラー配管のための工事中でしたが、今回、工事は終わっていました。

首里城の御庭の様子は工事が進むにつれて、刻々と変わっています。

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首里城内には門がいくつもあります。
漆で塗られている門を見てみると、名前が書かれている扁額の装飾が一つ一つ違います。瓦や扁額など細かな部分も見ていると「お城って手のかかる建物だな…」と思いますね。

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瑞泉門

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漏刻門

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奉神門

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右掖(うえき)門

前回に引き続き今回も雨。
晴れていれば次回の4月には十嶽や周辺の文化財もまわりたいと思っています。

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