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首里城の今①【2021年12月】

上の写真は首里城正殿遺構。首里城の世界遺産は建物ではなく、この遺構です。本来であれば上に本殿が建っていて、本殿の下にあります。通常であればこの状態では見られないそうです。再建中だから見られる首里城の一部。

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2021年12月3日、首里城に行ってきました。
これから月に1回程度は首里城に行って定点観測をしたいと思っています。
再建していく様子をお伝えできれば。

・2021年12月3日奉神門前から撮影

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有料区域の入口・奉神門(ほうしんもん)をくぐると御庭(うなー)にたどり着きます。上の写真、手前の縞模様の広場が御庭。奥に見える階段・土台の上に首里城の本殿が建っていました。この日は青空がきれいな日で、空が広く感じました。2022年度から本殿の再建が始まり、工事のため奥の土台の上に屋根ができるそうです。写真には写っていない左手の北殿跡には木材の加工所ができ、作業の様子が見られるように整備されます。

土台の上に立っている四角い建物の外から冒頭で紹介した世界遺産の正殿の遺構が見られます。

・2021年12月3日東のアザナから撮影

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正殿の後方、首里城の大奥(王の家族が住んでいた)「御内原(おうちばら)」を抜けたところにある東(あがり)のアザナ。高台でよく晴れた日には慶良間、渡名喜島が見えます。
奥に写っている赤瓦の赤い建物が奉神門。本殿があれば、奥にある奉神門は見えないはずです。本殿再建の工事が始まれば屋根ができ、ここから奉神門は見えなくなるのではないかと思います。

首里城って愛されているなと思った話

「この景色は見納めだと思ってしっかり見ていって」
正殿跡の周囲をうろうろしながら、写真を撮っていると案内係の男性が声を掛けてくれました。

「燃えてしまった時はがっくりきたけど」。
65歳になるという男性は首里城が再建していく様子を毎日iPhoneで撮影しているそうです。
「子ども、孫のためだと思って。貴重な記録になる」。毎日、雨の日も晴れた日も撮り続けていると話してくれました。毎日、見える景色は変わっているそう。「写真もいっぱい撮っておいてね。今しか見られない景色があるから。周りの人にも見に来てって伝えてほしい」ともおっしゃっていました。

「退職しても、毎日ここに来るつもり。県民は70歳になれば有料区域もタダで入れるからね。ボランティアで案内したい」

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首里城内の売店で「首里城ハンドブック」(首里城公園友の会発行)を買いました。沖縄の歴史、首里城についてコンパクトにまとまっている首里城でしか買えないオリジナルの冊子です。今後はこれを持って首里城のあちこちを歩きます。次回は1月に行く予定です。

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