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首里城の今⑨2022年9月

2022年9月13日、首里城に行ってきました。
8月はいろいろあって首里城に行けず、約2カ月ぶりの訪問になります。
世界遺産の正殿遺構は埋め戻されて、正殿を立て直すための復旧工事が進んでいます。北殿跡には木材加工所・倉庫の建物ができていました。
無料区域の下之御庭で正殿復興のためのボランティア「首里城シャモット製作ボランティア」を募っていたので、参加してきました。
ボランティアに参加すると参加証と首里城正殿で使われていた赤瓦の破片がもらえます。

奉神門から

まずは定点観測から。
奉神門から御庭(うなー)を見たところです。正殿の再建に使われる木材を加工して保管する木材加工・倉庫の建物ができていました。
まだ足場が残っていますが、窓ガラスも入ってそろそろ完成しそうです。


奉神門から御庭方面。木材加工所の建物ができていました。
北殿跡に建つ木材加工所。9月13日現在オープンは未定

木材加工所の中で正殿に使われる木材を加工して正殿復旧は進められます。木材加工所は見学できるようにして2022年夏にオープンと聞いていましたが、春先の長雨や台風で工事は遅れている様子でした。
案内係の方に聞いてみたところ、9月13日段階でオープンは未定だそう。
10月に来るときは職人さんが働いている様子を見学できるかもしれません。職人さんの作業の様子が見られるオープンが楽しみです。

東のアザナから

東のアザナから。木材加工所ができて奉神門が見えなくなりました。

東のアザナから奉神門方面を見たところです。
奉神門はまったく見えなくなりました。
4月までは御庭もがらんとしていて、東シナ海の水平線が見られました。正殿再建に向けて景色は変わっていきます。

赤瓦再生のボランティアに参加してみました

ニュースで復興ボランティアを受け付けていると聞いて参加してみました。
参加費はかからず、無料区域内の下御庭(しちゃのうなー)で受付、作業もできるので気軽に参加できるかと思います。
正殿の焼け跡から回収された赤瓦を再生するため、赤瓦の破片を砕く作業です。自分が砕いた破片が再建される正殿の一部になると思うと、嬉しくなります。お時間のある方はぜひ。
作業時間ですが、受付から終了まで30〜40分程度かかりました。

ボランティアの受付は下御庭で。9月28日まででしたが10月15日まで延長されたそう。
焼け跡から回収された赤瓦の破片。砕いて再生されます
赤瓦の破片をこれらの道具を使ってさらに細かく砕きます。
破片を鉄のプレートに並べて、透明のコーンをかぶせてコーンのてっぺんに鉄パイプを入れて砕きます。
鉄パイプで砕く作業を数回。かごの目を通るくらいまで砕いていきます。
頑張って砕きました。これくらい砕けば十分だそう。

作業に使う道具は用意されていて、係の方がやり方をていねいに教えてくれます。
作業は簡単ですが力は結構要りました。単に私が運動不足で筋力が落ちているせいかもしれませんが。作業が終わった後、スマホで写真を撮ろうとしたら手が震えていました。腕立てくらいした方がいいのかも。

参加証と砕いた赤瓦の破片がボランティアの参加記念にもらえます。
首里城に行く機会があれば、おすすめです。
ボランティアの受付は10月15日までです。

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