池袋晶葉ちゃんから学ぶ

晶葉

 池袋晶葉ちゃんの生き方には学べることがいくつかあります。それをざっくりと見ていきたいと思います。

・晶葉は天才

 晶葉は自身をロボ作りの天才だと自称しています。アイドルの道に入ったのも、自分の天才ぶりを世に知らしめるため、という理由からでした。晶葉は自分の外側に自分のことをアピールしたいのです。そのためにいろいろなメカを作ったり全人類ロボ化を目論んでいます。己がすばらしい天才だと思うからこそ、そうした行為や考え方に自信や情熱を持てるのでしょう。

 ここから、なにか自分の中に特技があるのならどんどん外に出していっても悪くない、外側へ向かう力がけっこう大事なんだよ、ということが学べます。

・晶葉は献身的

 しかし晶葉は天才である自分だけが成功すればいい、とは思っていません。晶葉が作るロボやアイテムは誰かが使ってみなければその機能を発揮できません。なにかを作る、ということは誰かの役に立つものを生み出したいという考え方に基づいています。アイドル仲間やファンのため、晶葉はたくさんの発明品を生み出します。晶葉の視界には他人が入っているのです。創意には他者への思いやりが宿ります。他の人に手を伸ばすことも大切だと晶葉は示しているわけです。

・晶葉は孤独

 晶葉はしばしば自分のことを孤独だと言います。天才とは孤独な存在だと考えているようです。やがてゲーム内のストーリーが経過するにつれて友達やプロデューサーと一緒にがんばることで孤独から脱却していきますが、その前に晶葉が孤独な状態を経験していた、という点は重要なところです。孤独であれば、自分のやったことの責任は自分が取るしかありません。ミスをしたときや誰かに批判されたときも、ひとりで受け止める必要があります。孤独であるということは苦しいけれども自分を鍛えるチャンスでもあるのです。晶葉の感じていた孤独も、ネガティブなことではなく財産になっています。

・晶葉は努力する

 天才少女であっても晶葉は熱心に努力します。自分は完璧な天才ではなく欠けたものがあると自覚しています。己を鍛えることを晶葉は面倒くさいと思いません。ピアノ演奏にチャレンジした際も真面目にトライし、技術を磨いていきました。ロボ作りを失敗することもしばしばですが、諦めずに再びロボ作りを続けます。才能と努力のどちらも疎かにしません。ぷちデレラでは「地道な努力だな…だが、千里の道も一歩から! 巨大ロボも一本のネジから…!」というセリフを披露しています。メチャクチャかっこよくておしっこちびります。

・まとめると

 ①天才ぶりを世に知らしめる野心を持つと気持ちいい。

 ②けれども他人を思いやるのも大切。

 ③孤独な状態を体験するのも悪いことではない。

 ④努力することは苦ではない。

 みたいなことが晶葉から学べると思います。

仕事にあてはめてみると、

①は自分の長所や得意分野はどんどん伸ばしていって、世界に知らしめるというレベルではないにせよ、臆せずに自信を持って周囲に伝えていく勇気を教えてくれます。

②は職場で良好な人間関係を築くヒントになっています。気に入らないヤツと仕事をすることになっても、「こいつは○○が苦手だから自分はそこをフォローするツールになってやろう」とか「あの野郎は××が欠けているから俺はそこを埋める役に徹しよう」とか、自分を便利なアイテムとして相手に渡せば苦労は減ると思います。

③の孤独を体験することは自分のケツを自分で拭く経験をもつことで、誰かのせいでミスしたのではなく自分の中にも失敗の原因があるんじゃないかと考えるきっかけになります。自律・自立した社会人になるにあたって、ある程度は孤独であることが必要だという補助線を引いてくれます。

④の努力を見てみると、自分の才覚を信じつつ能力を伸ばし続ける努力をすれば「努力する天才」という究極生命体が爆誕する教えになっています。自分を鍛える心を持っていれば仕事の結果も安定していくでしょうし、安定してくれば余裕が出てきます。余裕が出てくれば新しいことに挑戦するモチベーションにつながります。池袋晶葉が常に新しい発明品を開発していくように、努力は新しいことに挑む燃料になります。

 以上、池袋晶葉の行動から学べることを見てきました。アイドルマスターシンデレラガールズは男塾っぽいフォーマットのゲームなのですが、価値観の違った娘さんたちがビシバシ出てくるのでキャラクターそれぞれからなにかを学ぶこともできるゲームです。これからの池袋晶葉やほかのアイドルたちがなにを教えてくれるのかを考えながらプレイしていきたいと思っています。

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