ちょっと前のジャンプ感想#32
みなさんこんにちは。
あばばです。
昨日書いていたジャンプの感想が吹っ飛んでしまい、今日は不貞寝していたのですが、気を取り直して再度書き直す事にしました。(前回書いた時は、愚痴成分が多くなってしまったという事もあり、ちょうど書き直すいい機会だったのかもしれませんね。)
という訳で、いつも通りかいていくぞ。
●ハイキュー
終わりの前の巻頭カラーですね。例外はスラムダンクとドラゴンボールだけでしたっけ?
ジャンプからスポーツマンガが一つもなくなることってありましたっけ?ってぐらい、今のジャンプ作品はギャグとファンタジーとシリアスで分類できるのではとか思っちゃったけど、アクタージュはスポ根の系譜を追っているともいえるのかなぁ…
とはいいつつも、ジャンプで純粋なスポーツマンガが消えたのは事実ですよね。
というよりはマガジン、サンデー、青年誌のスポーツマンガが強すぎたり、今の時代に適応しているので、ジャンプのスポーツマンガが淘汰されていったという事かもしれませんね。
ハイキューの作者が言ってたのは、なるべく超絶技巧に見えないように、人がバレーボールやってるように書くように頑張ってるみたいな事でしたし、あと、ユーチューブのマンガレビュワーが、ジャンプはスポーツマンガで超能力使うけど、マガジンは分析的みたいな対比について述べている動画があってこれらの意見って結構的を得ていると思うんですよね。
たぶん、時代的にスポーツはより理屈に近い所を攻めていくのがセオリーになっていくんだろうな。というかユーチューブで、今プロのスポーツ選手が自分のチャンネル持っててトレーニングの方法とか、自分のスポーツに向き合う時の考え方とか発信していってる中、ロジカルシンキングをスポーツから除外してスポーツを書いていくなんて事もう無理ですよね。マンガが現実より嘘っぽくてもいいのって、先駆者がいなさすぎるスポーツくらいしか無理そう。
自分の肉体を自分の想像通りにコントロールするに至る部分を感覚だけ描いて読み手に「スゲー!!」と思わせる事の出来る時代は終わってしまって、「なぜその動きをすることが可能なのか」っていう所を合理的に、そして身近に感じられないと、マンガの中のキャラクター達がスポーツしているように感じないのかもしれませんね。
そういう意味で、ハイキューはなるべく現実から目を背けないように、でもちょっとだけ夢を見せて、でも機軸はリアル志向で、バレーをとことん描ききった名作だと思います。
なにより、作画がどんどん磨き掛かっていってね、もうマンガで試合見てるようでしたもん。
来週のエンドへの引きとしてオリンピックまで行っちゃうのもいいなぁ。
●呪術廻戦
基本的に、敵キャラの方が魅力があってよく覚えているというのと、0巻の知識が前提になっちゃってるところがね、本誌から読み始めた人って何を目的に読んでいいのか、よくわかんなくなりそうだなって思いました。ぶっちゃけハンターハンター化しそう。
虎杖って結局これから活躍するのかなーみたいな内にサブキャラの諸々みたいな話が延々と続いている「渋谷事変」
じょうごさんの方が他のキャラクターよりかわいいし、両面宿儺にボコボコにされてるのしょうがないし、妥当だし、その通りって感じで、いやはや、なんとも憎めないキャラクターで、次週のネタバレも含んじゃいますけど「人間っぽい」感じがする。
このまま消えちゃうの悲しいなぁ。
●マッシュル
うーん個人的に面白いというより惰性で読めるマンガって感じで落ち着いてきました。
コマ数も最近減り気味で、読み応えは確実に減りました。
ただ、話はサクサク進んでるので読みやすい紙芝居みたいな感じで今はあるかなって感じ。
展開はシンプル且つ王道ですね。
本当になんの澱みもなく、仲間分断からのサブキャラバトル回に突入していきました。
ガッシュ好きとしてはよく見る展開であり、そして大好物な展開です。千年前の魔物編めっちゃすきなんで。
平均年齢の上がりすぎた少年ジャンプで、さっくり読める本作は貴重なのでセンターカラー取ってるのはマジで納得します。逆にとってくれてよかったって思います。新しい読者獲得してるって事だとおもうんでね。
●僕とロボコ
ジャンプのギャグ漫画で一番すきなのは、トマトイプーのリコピン連載してる先生と画太郎なんですけど、ジャンプのギャグ漫画蟲毒で一番その二人に近いのが、割と「僕とロボコ」になりそうって感じがしてきてますね。
ドラえもんのパロディをジャンプでやってるの面白いし、ドラえもんなら小学生でも知ってるし、大人も知ってる訳だからみんな元ネタがわかるよねって感じがまずいい。でも、完全にドラえもんに寄ってるかっていうとそうではないところもいい。
メイドロボっていういわゆるちょっとオタクっぽい要素が入ってるのがね、いいですよね。っていうかね、これサンデーでやるべきマンガの要素つまりまくってません?小学館頑張れ!
それから、ロボコの対軸としてちゃんとしたメイドロボ出してるのも結果的にコロコロ卒業してジャンプ読み始めた時の色気要素としていい塩梅だしてるんじゃないかってのがある。
というか、ドラえもんのパロディに頭の狂ったメイドロボ出してきて、スネ夫とジャイアンの立ち位置を今風の悪ガキに変えてる狂ってるけどバランス感覚はしっかりしているっていうのは安定感がありますよね。
安心して読めるギャグマンガという意味で、僕とロボコは普通に面白いです。
あ、ちなみに2話のコマ数は120オーバーですので、残りやすいマンガの条件一個クリアしましたね。
という訳で、これ、定期的にコマ数数えていきましょう。
●チェンソーマン
チャイムの擬音の書き方、なんか手塚治とか石ノ森正太郎味を感じるんだよなぁ。あと1~8pくらいまでのピンポンの擬音の書き方結構適当なのか、なんかのか知りませんが、リズムが面白いですね。これよく見ると、単調に押してない事がわかります。
というかやっぱりコマのカメラワークが本当にジャンプぴか一ですね。映画見まくってるっていうのが本当にわかる感じ。
玄関のドアの写し方が魚眼レンズになってたりね。ピンポンの音が鳴る度に、デンジの口の表情が遷移していくのをコマ送りで短く見せたりね。滅茶苦茶斬新な事やってるけど、でもマンガ的な要素も感じるし、キャラクターも立ってるけど、キャラクターメインの話だけではなくて、いろいろな小物からいろいろな感情を伝えてくるという意味で、チェンソーマンは「マンガ映画」ですよね。
●破壊神マグちゃん
なんかサンデー味をとても感じるマンガなんですよね。こういった作風のマンガをジャンプが載せてくる時代になったんだなぁって感じで、感傷に浸りたくなる自分もいますが、それはともかくとして、本作の感想ですね。
とりあえずド安定です。そして100コマやっぱり超えてますね。毎回エピソードに読み応えがあって、きっちり一話完結で納めてるし、普通に力量を感じるし、マグちゃんがプリンの代金として、金銀宝石財宝を吐き出すっていうのがよかったし、そこからバンドマンが破壊神を崇めるロックバンド結成してヒットするのもおもろい。
でも結論としてはプリンをコンビニへ買いにいっただけというコント感もいいですよね。
●灼熱のニライカナイ
ド安定2
離島の空の雰囲気が本当に良くて、ジャンプ1雰囲気書かせたら一番じゃないですかね。
チェンソーマンはその世界に存在する物が、何かしらのシーンにまつわる感情を伝える手段として背景があるイメージなんですが、田村先生が描いてる離島の空気感は読んでるだけで離島でやってんだなって伝える+マンガを雰囲気で読ませてくれるってところがいいですね。(今週モリキングも海に行ってるので比較してみませう)
マンガの内容としては、いろいろ迷走しないでくださいって感じですね…空気の描き方は本当にすき
●僕べん
文乃は、結構好きなキャラクターだったんですが、それは板挟みの状態だったからみたいな所があって、そこら辺の葛藤の部分は他のエピソードで結構流されちゃったなぁってのと、今回他のヒロインが結構あっさりゆずっちゃってるのがね…
なんか分岐ルートの為に用意されたヒロイン達みたいな感じが強くて、人間というよりは、想像上の生き物みたくなっちゃった…
まぁ、といいつつ面白いなーと思いつつ読んでるので何とも言えないのですが。
●本日の〆
パソコン導入したおかげで、まじでnoteの分量は増えましたけど、作業効率はかなりよくなりましたね。後は画像どうやって用意しようかなーとか、諸々ちょっとずつ効率化出来るところはやっていって読みやすくなるように頑張ろうと思います。
では。