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オール群馬の地酒「左大臣 舞」
「左大臣」を醸す大利根酒造の阿部さんはいつも和服姿がお似合いになる。お話の仕方や立ち振る舞いを拝見させていただいているだけで、この方の造るお酒は絶対に信用できると思わせてくれる方だ。舞風で造られたこの純米吟醸は口に含むとやわらかくて心地よいお米の甘みがふわ~と広がる。上等な金平糖を口に含んでいるかのようでいて、すっとなくなる。お燗がおいしいというのでぬる燗で頂いた。和食なら何にでも合いそうだが、頭に浮かんだのは白身のお魚とお豆腐。まず、真鯛を塩焼きで。それから、木綿豆腐のしっかりとした厚揚げを炙って。温度を上げてもお酒の酸があまり残らないので、カイワレと大根おろしを薬味に生醤油をたらしながら、ゆるりとお燗を楽しんだ。
少し前にオンラインで直接、阿部さんに質問させていただく機会があり「舞風は扱いが難しい」ことや「館林や伊勢崎では今年舞風を造っている農家さんがあるが沼田ではまだ」とおしえていただいた。
最後に「冬には沼田にいらっしゃいね」と優しいお言葉。できることなら、行きたいです!何も心配することなく笑顔で直接ご挨拶できる日までもう少しお酒と向き合わないと。
大利根酒造:
http://www.sadaijin.co.jp/