Apple純正キーボードマニア?!
自分のアップロードしたキーボードの写真を利用して文章を書くというなんとも変な気持ちで始めます。
①Apple MagicKeyboard②NeXTSTEPのキーボード、③KeyboardioのAtreusというクラウドファンディングで手に入れたキーボードの他、数え出したら両手の数を超えてしまう数のキーボードを持っています。
どうして私はこんなにもキーボードにこだわるのだろうか?と思って、しばらく考えると「キーボード打ちすぎによる手首の腱鞘炎」と「子供の頃の小指の骨折がちゃんと治っていない」という2つのネガがきっかけで、手首や指が痛くなりにくいキーボードを求め続けて今日に至っているのだと思い至りました。
手首の腱鞘炎
キーピッチが狭いということは、結果、肩から伸ばす手がそのままではキーを叩きにくいために手首をくの字に曲げることになって、その状態で打ち続けることで、手首が腱鞘炎になってしまったのだと思います。
この時のポイントはキーの押し下げる力もさることながら、ホームポジションに指をのせただけでキー入力になってしまうぐらい軽いキーボードだと、手首に変な緊張が走る。それが腱鞘炎の発症を促してしまう。
小指の骨折
小指の骨折はもはや何十年も前のことなのですが、あろうことか、1日に2度同じ小指を骨折してしまい、いまだにちゃんと付いていないのでしょう。
キーを押す力が強かったり、軽いのに押し始めに結構力が必要なキーボードの場合小指がすぐに疲労して痛み出します。
この小指を痛めないキーボードはとにかく軽いこと。そう、最初の手首の腱鞘炎を起こしやすいキーボードが良いという相反する状態なのです。
そこで、さまざまなキーボードを経験してきて思うのですが、まず、メンブレンキーボードはすべからく手首が先に痛みます。
そして、軸のしっかりしたキーボードの場合は小指が押すちからに耐えられずに痛み出します。
重くても軽くてもどっちも痛くなってしまうのです。
Apple MagicKeyboard (前期)
ストロークは大して無いのですが、押し下げはじめの抵抗感がちょっと強いために手首より先に小指が痛み出します。
それではKeyboardioのAtreusの場合は手首を適度に開きながら打てるため手首にやさしい上、キーの軸を茶軸にしていて、押し下げ時の抵抗がとても小さいために、小指が痛くなる兆しすら感じない最高のタッチです。
キーボード自体の剛性も高く、ウォールナットレストも付けたので、これまた高級感溢れる打ち心地です。
ただし、キーの配置が唯一無二の配列のため打ち間違いが結構あります。
慣れるしか無い。
NeXTキーボード(後期型)
正確には初代オリジナルではなく、後期型のADBキーボード互換タイプの黒いキーボードでコマンドキーがスペースバーのさらに下手前に配置されている点が、慣れると実に嬉しかったりします。
ただしキー自体は、固めのメンブレンとでも言った感じで、手首にも小指にもどちらにもあまり良く無い。
ただ、人間不思議なもので体が配置に一番慣れているからか、ついつい使っています。
このキーボードはアップルのADBキーボードと完全互換でかんのだれ工房さんのADBーUSB変換アダプターを介して使っています。
Apple KEYBOARD M0110
古典的なスプリング接点式のキーボードです。
ホームポジションの中指にあたるDとKのキートップに凸が付いていて、今どきの人差し指のキーではないところが、タイプを教えてくれた方がホームポジションは中指で決めることを言われていたことを思い出させてくれます。
押し下げる力がかなり必要なこと、キーをしっかり下まで打ち付けるようにしないと反応しないことがあること、それでも接点の機嫌が悪いと反応しなかったり、USB変換アダプターの反応もまたダルいために、ダイレクト感が感じられないのが残念ではあります。
それでも、Macintosh Plusの時代を思い出しノスタルジーに浸りながら文字を打つとやけに昔のことを書きたくさせます。
残念ながらMacintosh Plus(うちのは512Kからのアップグレードでしたが)が立ち上がらなくなってしまった今日でもキーボードが現役なのは嬉しいものです。
現行Apple magic keyboard
を試してみても良いのではないか?と思い浮かびました。Appleシリコン用タッチID機能搭載も興味あるものの、今現在で考えるとその機能は宝の持ち腐れなので、こちらで良いのでしょう。
キー配列はもはやUSでもJISでも良いので程度の良い中古が6000円くらいなら良いかも。
この他、Flower power世代のApple純正キーボードや、テンキー付きApple magic キーボード(USB専用)、Macintosh SE世代のApple純正ADBキーボードなど、どれも良い感触の記憶があります。
ただ、キーボード自体の重すぎない軽さやスペースを取りすぎないデザイン、バッテリー駆動を考えると、一番最初に取り上げたbluetooth接続の単三電池2本で長期間使えるApple magic keyboardの出番が自ずと高くなります。MacだけでなくWindows PCにもペアリング出来ますから、今日もキーボードが壊れたWindows タブレットPCとお出かけです。