スウィーツの道
甘いものはお好きですか?
私は食べる一辺倒ですが、スウィーツ大好きです。
特に好きなのは繊細な細工と大人の甘さの共存。なんて言っておきながら、エッジの立った生クリームのパフェが好きだったりします。
私の中で一番のスウィーツがあります。それは主に私が小学生の頃母が作ってくれたシンプルなチョコレートプディングパイ。プルプルのチョコレートプディングの上に生クリームがこってりと盛られたケーキです。
中学生くらいまで作ってくれていたので今となっては記憶の彼方ではあるものの、今のように色々なモノがまだ無い時代でしたから、素材もシンプルなものでした。チョコレートプディング部分はバンホーテンのココアをベースにハーシーズのチョコレートシロップを混ぜゼラチンで固めていたように思います。パイの部分はこれまたマリービスケットを砕いて厚さ4ミリぐらいに固めたものだったように思います。生クリームは明確に覚えていて中沢のフレッシュクリーム45%にバニラエッセンスを加えてホイップしたものでした。稀にバンホーテンのバニラアイスも添えてくれた時はもう至福の極み。
あとは、チョコレートサンデーと呼ばれていたバニラアイスの周りにエッジの立った生クリームを盛り付け、最後にホットチョコレートをかけたものがこれまた大好きです。
東京都心に今もある老舗のたい焼き屋さん、子供の頃チョロチョロ出たり入ったりしてうっとおしかったのでしょう。なんか怖い顔で恫喝されたために怖かった記憶がありました。さすがに大人になって克服しました。昔しは江戸っ子は短気で喧嘩っ早いと決まっていましたから何か逆鱗に触れてしまったんだろうな。逆にたい焼きに対してはいつも心を引き締めて買うものという一段高いレベルに置くようになりました。つぶあんが頭からしっぽまでしっかり詰まっていること、皮は薄くてぱりぱりで形の輪郭を表すものであってあまりホットケーキのように厚ぼったくない方が好きになりました。
それから、人形焼もこれまた定番おやつでよく出て来て食べていました。中にあん入りだと嬉しかった記憶がありますがよく食べていたのはあんなしの方。
少年時代にこんな恵まれたスウィーツ体験をしていたので、確固たるスウィーツの軸が出来てしまいました。甘いもので苦手というものは一つもないと思われます。
この記事のクマのケーキは外側をチョコレート型で作り中はスポンジではなくチョコレートムースが詰めてあります。青森県弘前市のle bourgeon(ル・ブルジョン)さんのケーキでした。
こちらは焼き菓子も、キャンディーチョコレートもジェラートもみんな美味しくて大好きです。
もう一軒あげるとしたら仙台のkazunori ikedaさん。こちらの華やかな色合いのケーキはどれも本当に見事です。
東京のケーキ屋さんは次々と現れていてとても追いきれなくなってしまい、進んで食べたいと思えるのは乃木坂にある銀座ウエスト青山ガーデンでのゴルゴンゾーラパフもしくはホットケーキその両方です。ただし年中混んでいるので滅多に行けないのが残念です。
年齢を重ねて、最近はいわゆる「甘味処」への来店が増えてきました。一店上げるとしたら神楽坂の紀の善さんの抹茶ババロアです。
さぼリーマン甘太郎で取り上げられていましたね。もしまだ見ていない方がいらしたら一度ご覧になることをおすすめしたいです。漫画もテレビもです。尾上松也さんの演技力の高さには参りました。
甘いものの道はまだまだ書き続けたいところ。ご要望をいただけましたら第二弾第三弾も書いていきたいです。