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気になる中古車'91Lotus Esprit SEターボ

MVSベンチュリを見学した時に、あまりに厳しいショックでした

これを何で癒そうか?

一瞬、鎌倉でカフェとかパフェ?といった気持ちがもたげたものの、今日は3連休中で超絶渋滞が待っている中にサーブくんを飛びこませるなんて出来ない

そう思い、横須賀から横浜横須賀道路を北上、空いている首都高速横浜湾岸線を東へ進みながら、

そうだ、なかなか行かない大黒パーキングで休憩しよう

もよおした気持ちをスッキリさせることにしました

大黒パーキングでは昼間だというのに超絶お高いスカイラインGTやらフェラーリそして関西からも改造車が集まっていました

サーブさんをトイレ近くにひっそりと停め、トイレ休憩とアドマイヤのコーヒーが320円!なんと大黒パーキング価格で通常の250円より高くなっていることに驚きながらも気持ちを落ちつけるため、ここぞとばかり10円玉をたくさん投入し「コーヒールンバ♪」を聴きカップを手にするのでした

ビバンダム君どうして君は冬仕様なんだい?

そんな時、「ガレージ日英」に行ってロータスエスプリを見なさいとだれかが耳もとで囁きました

ガレージ日英さんに電話すると工場にあるからおいででも私は外出しているから工場の人に対応してもらってね

進路は決まりました。横羽線で羽田で首都高速を降りて蒲田のガレージ日英さんへ

細い露路も何のその。サーブくんは横幅も絞られている上、ハンドルもよく切れるのでガレージ日英さんに到着です

ローバー3500やオースチンA35がいるガレージの扉はしまったまま
おかしいと電話をしなおすと

「そこは違うよショールームなんだ。工場は首都高速の羽田インターのすぐ近くなんだよ」と教えてくれました

無意味に遠回りしてしまったようです

環状8号線の大鳥居交差点近くを2回曲るとガレージ日英さんの工場がありました

入り口近くにエスプリが移動していました
さっきのMVSベンチュリはガレージの一番奥でエンジンをかけることもなかったのですが、エスプリはすでにエンジンルームが暖かくなっていていつでも走り出さんばかりでした

「どうです私の運転でちょっとドライブしませんか?」
本来メカニックであるI氏なんという素晴らしいお誘いでしょう

二つ返事で助手席に「えっちらおっちら」乗り込みます
私には低いし狭いこの空間
これがロータスエスプリなのですね

猛々しいエンジンを鋼管スペースフレームで支え、木と革とグラストップにグラスファイバーの外装をとりつけたそんなイメージそのもののエスプリの助手席体験が始りました

まず最初に気付いたことは見切りが分からない。

ダッシュボードの先の視界は皆無で車幅を掴むことがかなり困難なことに気付きます

そしてミッションの入りも2速のシンクロが弱いのか結構苦戦されながらも、クラッチミートにはあまり繊細さを要求しないトルクフルなエンジンであることが伝わってきます

加速も箱が載ったゴーカートのような本来身軽なんだけど一応大人の事情で箱付けてるからさとクルマが言い訳をしてきました

工場から多摩川縁まで行き、国道15号線、そして環状8号線を巡るテストコースはあっという間に元の工場へ戻って来ました

時間にして10分ほどでしたでしょうか

その後コックピットに座らせていただき各ペダルを試させてもらいました
極端に重いペダルではなかったです
ハンドルは小径のノンパワーですので重いのかなと
聞いたところそれほどでもないとのこと

なによりこのエスプリはキレイだし「生きてる」個体であることを
その存在が主張してきました

最後に価格を伺うと、私の予想を100万円ほど上回ったものでした
ありがとうございました

気付くと、MVSベンチュリの見学で受けたダメージは完全に回復し、また前向きな気持ちに切り変わっていたのでした。

ロータス万歳!ガレージ日英さんありがとう!

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アラン藤島
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