電動スクーターBMW CE 04試乗
BMWの販売する電動スクーターCE 04を試乗させてもらい感じたことを記録します。
まず、CE04についてメーカーサイトのリンクです。
まさに近未来から来た新しい乗り物。
試乗前にデザインの格好良さに惹かれてディーラーさんへ行って色々と分かってきて、飛びつくのを留まりましたが、カッコ良さは変わらずでした。
良いこと
①近未来デザインがカッコ良い
②加速がめちゃくちゃ良い
良くないこと
①高速のSAやPAで主流のChademoに対応していない
②意外にモーターの音がうるさい
③意外にシートが熱を持ち熱い
④補助金の設定がなされていない2022.7現在
⑤電源確保が必要
⑥乗り出し総額で約200万円
⑦全長が長い(2m30cm程あるそう)
⑧キャリアを付けるとリアシートが塞がってしまう
⑨付属の電源ケーブルは5mの長さ
初期ロットが履けた後の次のロットの輸入は決まっていないそうで、ヘタをすると当面購入出来ない可能性があるそうです。
さて、借り出して走り出してみて、最初に感じたのはスクーターとして自然な仕上がりなことでした。
メーターもとても見やすく、またパワーと回生ブレーキの程度が視覚的に分かりやすいです。
通常のドライブモードでアクセルを最大に回すとダイナミックモードにしなくても体が置いていかれる程の加速をします。
足を前に投げ出すポジションを取っていた時にはのけぞってしまいとても恥ずかしいザマを晒してしまいました。
逆に通常のポジションでは足の曲がりがそこそこあり、ベスパなどよりも足付きが良く感じました。
信号待ちでエンジンが無いことはとても嬉しい感覚です。渋滞でエンジンの熱が気になり走り続けなければという脅迫観念を感じずにすみます。
走行中の浮遊感はなかなか気持ち良く、スターウォーズの空中を飛ぶスピーダー・バイクはこんな感じなのではないか？と想像してしまうものがありました。
また、小道ではCE04の発するモーター音だけですので、路地から飛び出してくる子供などに早く気付けるだけでなく、時速1kmでもバランス良く安定していて安心感がありました。
たぶんこの全長の長さが極低速時のバランスの良さにかなり効いているように思います。
総じて重さを感じることはありませんでした。
また自分で後進するバックモードもあるため押し引きもつらくありません。
買うか？
かなり物欲モードが強まって試乗してみたものの、充電の問題をクリアすること、またスクーター置き場に置くには全長が長すぎてCE04の購入は見送ることにしました。
置き場所の問題がクリアされれば、普段の買い物や、休日に首都圏エリア内で都内から鎌倉往復といった使い方にピッタリはまると思いました。
しかし、その際、リアキャリアのベースがリアシートを塞いでしまうことはとても残念な仕様です。
たとえば充電ケーブルが5mなのは、長い社外品を買えば良いなど回避のしようがありますが、一人乗りしか出来ないのは諦めの決定打に感じました。
それでも、高速にも乗れるパワーを持つ電動スクーターが目の前にあることにはとてもワクワクしました。
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