育てる愉しみ Mac Pro 2013 プロセッサをアップグレード
うちの6コア3.5GHz Intel(R)Xeron(R)E5-1670v2のMacPro Late2013 のプロセッサを12コア2.7GHzのXeon(R)E5-2697v2へアップグレードしたお話しです。
macOS Monterey バージョン12.6まで上げられたMac pro Late2013今が現役最後です。
まだ使い続けられるだけの力を持ちながらAppleのアップデート対象機種から外れてしまったことで市場価格はMacにしては激安になっていますね。
燃え尽きる前の煌めきとでも申しましょうか、オークションやフリマサイトで最速の12コアプロセッサが1万円ほどで購入できたり、DDR3(1866)16GBメモリ4枚の64GBメモリが1.5万円ほどでが手に入ったり、Blackmagic eGPU RX580を半額ほどで購入できたり、激安のThunderbolt2の周辺機器(例えばオーディオインターフェース)が手に入ったりとMac pro Late2013を拡張することはとても嬉しいです。
手に入れた時にあえてフルスペックではない6コア3.GHzのXeonに32GBメモリの本体を選んでいました。
プロセッサ自体は12コアのE5-2697v2 2.7GHzプロセッサをオークションサイトやフリマサイトで「稼働を確認している」早く手にいれたいので「国内」ものを選択しました。
VintageComputerさんのサイトの交換手順を見ながらプロセッサを交換しました。
MacProLate2013のプロセッサを交換するにはトルクスドライバー(T10、T8、T5)、ダイヤモンド耐熱グリス、グリスクリーナーが必要です。
Vintage Computerさんでは12コア2.7GHzのXeonプロセッサと交換に必要なツールをアップグレードキットとして29,800円で販売されています。
商品の説明文には次のように記載されています。
それをプロセッサは1万円そこそこ、グリスやドライバーはそれぞれ1,000円ほどで入手出来ますので、新品本体購入時の10分の1の価格以下に抑えられました。
交換手順中のできごと
いよいよゴミ箱ことMacProLate2013のフタを開けます。
Vintage Computerさんのサイトではこの作業の難易度は一番高い☆3つでした。小1時間はかけてましたが、訳あって、4回も作業を繰り返したところ、もはや説明画面を見ることも無く、淀みなく作業して20分ほどで交換作業が出来るようになりました。もし、やりたいけど心配な方がいらしたらご相談ください。(^^;)
自作コンピュータを組み上げるよりかは、Mac PlusやColor Classieをバラしていた時に感じた小さくまとめるための設計の工夫や凝縮感が感じられて楽しかったです。
組み立て完了後にお約束のGeekbench5を走らせてみるとシングルコアは低くなっていましたが、マルチコアは6コア3.5GHzの4500を大幅に上回る12コア2.7GHzで7360が出ていました。
コア1の利用履歴はすぐに50%から80%程度まであがり、以前より引っ掛かりを感じるようになりました。特に文字列を選択しようとする時の反応がものすごく遅れるようになり気になります。
プロセッサを変えたばかりで何かの処理が走っててのことならばしばらくしたら解消するのかもしれませんので様子を見てみることにします。
こちらはプロセッサ交換前の6コア3.5GHzでの高負荷稼働の場合
こちらは今回の12コア2.7GHz
物理コアだけでも12あって論理コアで24というのかなり嬉しいものです。
さて、プロセッサ交換前の方が文字列の選択など早かったところもあり、本当に交換して良かったのか?しばらく使ってみて検証したいと思います。