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2215-第一屋製パン_企業分析

【事業概要】

第一屋製パン株式会社(証券コード: 2215)は、各種パン類、和菓子、洋菓子、クッキー等の製造および販売を行う企業です。
看板商品としては「ポケモンパン」などがあります。


【カタリスト】

  • ①第3四半期時点での営業利益の予算達成率96%

出典:第一屋製パン_2024年12月期第3四半期決算短信より

第3四半期時点において、予算達成率が営業利益で96%、当期純利益で118%と業績は好調。
また、11月22日から発売開始をしているポケモンパンには、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』で幻のポケモンや冒険に役立つどうぐがゲットできるキャンペーンコードが同封してある。
『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』は830万本以上の販売本数があるため、販促効果は一定数見込めると考えている。
発売タイミングから、2024年12月期への影響額は限定的とも考えられるが、次回の決算は予算達成状況も加味すると期待が持てそうである。
https://www.daiichipan.co.jp/?p=18429

財務体質の大幅改善、復配あるか?!
第一屋製パンは、2024年5月に所有不動産の売却により、財務体質を大幅に改善している。

出典:第一屋製パン_2024年12月期第3四半期決算短信より

本記事執筆時の第一屋製パンの時価総額が約44億に対し、第3四半期決算時の現預金が39億という状況である。
また、所有不動産の売却金額で借入金の返済が行われ、利益剰余金も黒字化している。結果として、自己資本比率が、前期末約35%→第3四半期時点55%と大きく改善している。
キャッシュもあり、利益剰余金も黒字になったことから、株主への還元として配当を望む声もあるが、これも次回決算での見どころとなるポイントである。

【免責事項】
本記事は情報提供を目的としており、特定の投資商品や手法を推奨するものではありません。投資に関する最終的な決定はご自身の判断で行ってください。投資には元本割れのリスクがあり、損失を被る可能性があります。必ずご自身で十分に調査・検討のうえ、リスクを理解したうえでご判断ください。

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