noteに取り組んでもらいたい5つのSEO施策

はじめまして。ふるこし(@aatoku)です。

というツイートを拝見したので気付いた点を。


1.AngularJSに対するレンダリング

ソースを開くと頭に<html ng-app="noteApp">と出ます。AngularJSですね。過去GoogleはJSをレンダリングしてないと言われていましたが、近年以下の発表がなされています。

現在は、サイト側で Googlebot による JavaScript や CSS のクロールをブロックしていない限り、最新のブラウザと同じようにウェブページをレンダリングして理解できるようになっています。
https://webmaster-ja.googleblog.com/2015/10/deprecating-our-ajax-crawling-scheme.html

また、去年末に以下発表もありました。

長期間にわたる Google のエンジニアの取り組みによって、Googlebot による JavaScript のレンダリング能力は大幅に向上してきました。こうした進歩を踏まえて、2018 年の第 2 四半期に、サイト側に JavaScript ベースのページのレンダリングを求めるのではなく、Google 側でレンダリングする形へと移行します。つまり、AJAX クロールに関するスキームは使用されなくなります。
https://webmaster-ja.googleblog.com/2017/12/rendering-ajax-crawling-pages.html

とは言え、どこまで正しくレンダリングできているのか不確かです。サーチコンソールからFetch as Googleしてどのように返ってくるか気になります。結果次第で本項が最重要課題です。

<読者用補足>
※AngularJS=javaScriptで動的にコンテンツを生成している=検索エンジンのクローリングが不安視される=検索上位に表示されづらい


2.内部構造の最適化

深津さんのトップページを拝見すると以下構成です。

個人トップページ
https://note.mu/fladdict

#デザイン記事まとめ
https://note.mu/notemag/m/m57787022cedc

#電子カルテのUI /UXを考える その19
https://note.mu/ken_miyoshi/n/nf17c5ba11d8e?magazine_key=m57787022cedc

マガジンを「全ユーザのおすすめ記事ピックアップ」と見た場合、こうした構造でも問題ありません。一方「自身の全記事からジャンル別にまとめたい」場合、ユーザが自由にカテゴリとURLを設定できないと検索エンジンに意図的に書き手の強みを打ち出せません。AngularJSに続く重要課題です。

<読者用補足>
記事をカテゴリでURL指定できない=目次とページがない書籍=どんな本か理解しづらい=検索上位に表示されづらい


3.サイト内回遊の強化

内部リンクを意識しないユーザもnote側でサポートできるよう、おすすめ記事の設定をallか特定マガジンか選択させたり、カテゴリの設置提案ができるとよさげです。マガジンや著者個人に対する検索もあるとベターですね。2の対策と合わせると活きます。


4.その他

 あとはおまけです。

・本文タイトルがh1で、見出しがh3固定。見出しをh2〜h4で著者が自由に設定したい

・画像にaltタグが見当たらない

・titleとDescriptionが固定? 著者に任意で記述させたい(SNS向けに出し分けできるとなお良し)

・Google Analyticsとサーチコンソールがユーザの任意で入れられないようなので、入れられるようにしたい


5.ほか気になる箇所

自身のnoteと深津さんの2記事を見ただけなので以下が気になります。

・Sitemapの送信

・有料販売ページのIndex

・独自ドメインのパーマリンク

・ログイン/ログアウト時のトップページの導線


当初の設計思想。UX。±0のSEO。この辺りで、どこまでバスっと外科的に行くかの判断になるでしょうか。SEOを強化する場合は早めの決断が望まれます。あるいは最低限の施策に留め、トップページのポータル機能を強めてPVを振り分ける考え方もありそうです。


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