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都庁新方式ICT試験情報【プレゼンシートや質問内容を公開】

「文系だけど、どうやって勉強すればいいの?」
「ICT職のプレゼンシートって、どのように書いたらいいの?」
「プレゼンで使う原稿は持ち込んでもいいの?」
「グループワークってどんなことやるの?」
「面接ではどんなことが聞かれるの?」

都庁新方式ICT職の情報って、ネットで検索しても出てきませんよね。

令和2年に新設された試験ですので、当然かと思います。

しかし、何も知らずに試験を受けたら、合格できる可能性は低くなりますよね。

当たり前ですね。

あらかじめどんな問題が出題されるのかを、知っている人と知らない人とでは、かならず差が生まれます。

そして、プレゼンシートの作成では、それが顕著に現れます。

一度もプレゼンシートを作成したことがない人のプレゼンシートはひどいものです。

最悪、足切りになるかもしれません。なんとか書けたとしても足切りギリギリ。

あるいは、実際のプレゼンを意識して書いていないので、プレゼンで詰んでしまうといった感じです。

また、筆記試験もバカにはできません。都庁を目指す人は高学歴な人が多いです。1点でも多く得点するための対策が必要です。

そこで、あなたが合格できるように、都庁新方式(ICT職)を実際に受験した私が、試験問題の特徴や勉強方法、プレゼンシートの作成方法を説明します。

さらに、二時試験のプレゼンに対する質疑応答や、三次試験で行われたグループワークの状況や注意点、個別面接の質問内容も紹介します。

この記事には、私の半年間の経験が詰まっています。予備校に課金もし、情報を入手しました。9,800円以上の価値はあります。きっとあなたを合格に近づけてくれるはずです。

繰り返しになる部分もありますが、以下のものを配布します。

【この記事で配布するもの】
・令和2年に出題されたプレゼンテーションシート作成問題
・令和2年に出題されたグループワークの問題
・私が作成したプレゼンテーションシート
・私が作成したプレゼンテーションの原稿
・ICT職の面接シート(記入前)
・面接で質問された内容

「絶対合格できる」とは言いません。

しかし、この記事を読むことで、都庁ICT職に合格できる可能性が増えるのは確実です。

最後まで読めば、ICT職合格に大きく近づきます。

都庁のICT職員になれば、あなたは勝ち組ですよ!


▼あいさつ

あいさつ

はじめまして、シェンロンと申します。

まずは、簡単な自己紹介をさせてください。

私は社会人で、文系の私立大学出身です。

ICTを活用すれば、今までよりも多くの人の力になることができると思い、都庁のICT職を目指すことになりました。

そして、令和2年度に行われた都庁ICT職採用試験(新方式)を受験しました。

結果は、最終面接で不合格でした。

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最終試験まで進み、合格者15人の中には入れず、17位という結果で幕を閉じました。

ですが、一次の筆記試験、二次のプレゼンと面接試験は合格しました。

あなたには、私のような失敗をしてほしくありませんので、一次試験から三次試験までの全てを、この記事でお伝えしたいと思います。

成功者の合格体験記以上に、失敗談を知っておくことは重要です。

あなたが失敗しないために、この記事を書きます。

▼都庁ICT新方式(一次試験)の概要

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【出題される科目について】

一次試験では、教養択一試験とプレゼンテーションシート作成試験が行われます。

午前中の教養択一試験は、40問出題されます。

試験時間は、2時間30分です。

午後の試験では、二次試験のプレゼンテーションで使用するプレゼンシートを作成します。

試験時間は、1時間30分です。

まずは、教養択一試験について分析しましょう。


【教養択一試験の内訳】

文章理解:現代文5問、英文5問
数的処理:数的推理と判断推理10問、資料解釈5問、空間把握5問
社会事情:都政課題1問、国際事情1問
情報通信技術:テクノロジー4問、マネジメント2問、ストラテジ2問

科目の詳しい内訳がわかったところで、それぞれの科目の特徴を踏まえ、効率的な勉強法を紹介します。

文系の私でも、この方法で筆記試験に合格しました。


▼文章理解の勉強法

文章理解の勉強法

【使用した参考書】

・公務員試験の過去問題集

現代文は、センター試験レベルです。

英文は、センター試験よりもレベルが低いかもしれません。

国家一般職や地方上級の過去問題集を解いて、慣れておけば大丈夫かと思います。


▼数的処理の勉強法

数的処理の勉強法

【使用した参考書】

・大卒程度 公務員試験 畑中敦子の数的推理の大革命! 令和版
・大卒程度 公務員試験 畑中敦子の判断推理の新兵器! 令和版
・都庁の過去問(TACの講座を購入)

すでに説明しましたが、数的処理の出題内訳は、数的推理と判断推理10問、資料解釈5問、空間把握5問です。

数的推理と判断推理は、合わせて10問となっていますが、おそらく5問ずつぐらいと考えてください。

※おそらくとあいまいな表現をしているのには理由があります。数的処理という科目では、問題によっては、数的推理なのか、判断推理なのか区別できない問題があります。ですので、「おそらく5問ずつ」とあいまいな表現をしています。

それでは、まず都庁の数的処理の特徴をおさえましょう。

都庁の数的処理は、過去に出題された問題が、数字などを少し変えて、再び出題されることがよくあります。

何題出題されるかはっきりとは言えませんが、毎年数題は焼きまわされます。

つまり、都庁の過去問を解くだけで、点数を上げることができます。

次に、都庁の過去問の購入方法についてです。

私は、TACの「数的処理過去問特訓セミナー」を受講しました。

こちらの講座を受講すると、都庁の数的処理の過去問10年分と解説が教材として配布されます。TAC生は2万円、外部生は4万円と少しお高めです。

しかし、絶対に合格したいなら講座を受講しましょう。数的処理の点数を確実に上げることができます。

4万円ぐらいなら都庁職員になれば、あっという間に回収できます。ここは出し惜しみぜずに投資するべきです。

ちなみに、使い終わったあとは、メルカリでそこそこの値段で売れますよ。

*この講座は、試験3ヶ月前ぐらいになると、TACホームページで募集が開始されます。現在は講座の募集がされていない可能性があります。


▼社会事情の勉強法

社会事情の勉強法

【使用した参考書】

・都庁のホームページ
・2021年度採用版 公務員試験 時事コレ1冊!
・公務員試験 速攻の時事 令和2年度試験完全対応

繰り返しになりますが、社会事情は2問出題されます。「都政における重要施策」と「国際事情」です。

まずは、「都政における重要施策」の対策について説明します。

対策として、都庁のホームページを新しい順に軽く見ておきましょう。軽くで大丈夫です。

軽くでいい理由はこれから説明します。

まず、令和2年に出題された問題分の引用を見てください。

どれが正解の選択肢か、考えてみましょう。

【NO.31】ゼロエミッション東京に関する記述として、妥当なのはどれか。

1.都は、ゼロエミッション東京の実現に向け、2020年度にCO2排出量を2018年度の五割減とし、2040年度にCO2実質ゼロとすることを宣言した。

2.都は、ゼロエミッション東京の実現に向けた取組強化の方向性として、すでに起こり始めている温暖化の影響の調査・研究と、これから起こる温暖化を防止する策を総合的に展開するとしている。

3.都は、自らも率先行動として都施設の省エネ・再エネに加え、都庁プラスチック削減方針に基づく取組やEVなどゼロエミッションビークルの導入拡大などに取り組むとしている。

4.ゼロエミッション東京の実現に向けた取組は、全て個人を対象としているため、事業者に向けた支援制度はない。

5.家庭のゼロエミッション行動推進事業(東京ゼロエミポイント)とは、家庭の省エネ行動を促すため、ゼロエミッションビークルに買換えた都民に対してポイントを付与する事業である。


答え合わせをしましょう。

問1は、ありえないのですぐに切れます。2018年からの2020年の間の2年間でCO2を50%削減するのは現実的な数字ではないからです。常識的にこの選択肢は不正解です。このように極端なマイナスやプラスが出てくる選択肢は間違いである可能性が高いです。

問4は、「全て」や「〜はない。」がキーワードです。このような表現を使う選択肢は間違いである可能性が高いです。そして、よく考えればわかるのですが、CO2(二酸化炭素)の削減が目的なのに、「全ての個人を対象として、事業者(企業)に向けた支援制度はない」ということはありえないですよね。二酸化炭素を多く排出しているのは、事業者ですから支援制度を作るなら事業者向けが優先されるはずです。ということで、常識的にこの選択肢は不正解になります。

このように、常識である程度まで選択肢を絞ることができます。

問2、問3、問5については「ゼロエミッション東京」の内容がわからないと、どれが正解の選択肢か判断できません。

しかし、細かい数字などは問われていません。

ですので、「ゼロエミッション東京」のざっくりとした内容が理解できていればいいのです。

これが、軽くでいい理由です。細かい数字まで覚える必要はありません。

そして、軽くでいい理由のもうひとつ。

それは、出題数1問であるにも関わらず、勉強範囲が広すぎるからです。

ここに時間を費やしたとしても、1点しか取れません。逆に、落としたとしても1点です。

ですので、他の科目の勉強に時間を割くほうが合理的です。

「都政における重要施策」については、深入りせず、プレゼンシート作成対策のついでぐらいにやるのがいいと思います。

次に、「国際事情」の対策について説明します。

「あれ?国際事情ってなんだ?」と思った人がいるかもしれませんので、ここで詳しく説明しておきます。

簡単にいうと、「世界に関する時事問題」です。

対策として、『TACの時事参考書』か『速攻の時事』で勉強するのがいいでしょう。

*注意
今年は国際事情(世界に関する時事)が出題されましたが、日本の時事問題が出題される可能性も十分にあります。こちらの対策も忘れないようにしましょう。


▼情報通信技術の勉強法

情報通信技術の勉強法

【使用した参考書】

・キタミ式イラストIT塾基本情報技術者試験
・基本情報技術者 合格教本
基本情報技術者試験ドットコム

繰り返しになりますが、テクノロジー4問、マネジメント2問、ストラテジ2問が出題されます。

しかし、具体的に何をどうやって勉強したらいいのか、わかりませんよね。

ITパスポート?
基本情報技術者試験?
応用情報技術者試験?


実は、情報通信技術で出題されるこれらの問題は、基本情報技術者試験で出題される内容です。

ですので、基本情報技術者試験の勉強をすれば、試験で得点することができます。

私は文系でIT初心者でしたが、これから説明する勉強法で8題中7題正解することができました。

まず、『キタミ式イラストIT塾基本情報技術者試験』を一読して、全体像を把握します。3日以内に読み終えましょう。

次に、『基本情報技術者試験ドットコム』で問題を解きます。間違えた問題は、『キタミ式イラストIT塾基本情報技術者試験』でインプットします。

また、『キタミ式イラストIT塾基本情報技術者試験』はイラストやキャラクターの会話などを盛り込んでおり、とても理解しやすい一方、やや情報不足な点があります。

そこで、『基本情報技術者 合格教本』を使います。こちらは対照的に情報量は多いのですが、とにかくとっつきにくい印象を受けます。

ですので、『基本情報技術者 合格教本』は、もうちょっと詳しく理解したいときに、辞書のように使います。

あとは、ひたすら『基本情報技術者試験ドットコム』で過去問を解きまくります。

ちなみに、テクノロジーでは計算問題が出題されます。計算が苦手な人は避けてしまいがちですが、必ず過去問を解いておいてください。

今年の試験では数題、過去の基本情報技術者試験の問題がそのまま出題されました。

そのままと言うのは、計算問題の数字も全く同じです。

ですので、計算が苦手な人でも、答えの数字だけ覚えておけば得点できます。

実際に私自身、計算方法はわからないけど見たことある問題が出題され、答えの数字も記憶にあったので、それだけで正解することができました。

計算問題も避けずに解くことをおすすめします。

マネジメントとストラテジも同様で、過去問の焼きまわしですので、過去問を中心に勉強するのが合理的です。


▼プレゼンシートの勉強法

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プレゼンシートも採点の対象になりますので、しっかりと対策する必要があります。

某予備校で得た情報では、発想力や論理性、文章力などが採点されているとのことです。

まずは、今年出題された問題と東京都のホームページで公開されている例題を引用します。

下にPDFもおいておきますので、どうぞお使いください。


【解答例を見てゴールをイメージする】(私のプレゼンシートを配布)

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試験では、資料がいくつか配られ、それを見ながらプレゼンシートを作成します。

まずは、プレゼンシートの完成図を見たほうが早いと思いますので、私が作成したプレゼンシートを公開します。


無料公開はここまでとなります。

ここからは有料とさせていただきます。

本当に都庁新方式ICT職試験に合格したいという人のみご購入ください。


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