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あこ
2020年3月1日 05:27
そして彼を駅に送るために車を走らせた時である。気持ちを決める決定的なことがあった。「じゃあ」 「また」とは言えなかった。「また」会ってもいいのだろうか。私は部屋で合ったことからこれからこの人と会うのに気まずさを感じて、すでに別れたほうがいいのかもしれないと思っていた。自分が変われる自信がなかったし、彼を待たせているという気持ちに耐えられそうにない。早いほうがいいかもしれないが、面と向かって言
2020年2月29日 05:35
雑談しながら約束していたテレビゲームをしながら時間を過ごした。話はほとんどゲームの内容に関するものになるので、会話は盛り上がりかなりほっとしていた。しかし、私がふと「そういえば彼さんって付き合った人はいないの、前話してくれるって言ってたじゃん」と言ったら空気が変わった。 これは度々振っていた話題だった。私は彼と知り合った頃「付き合ったことがある人がいないけど、あなたは」と言っていたのだが、彼は
2020年2月28日 05:26
「付き合っていない」状況にほっとし、その関係のまままたデートに行き、彼と会う最後になったのが、私の部屋だった。「君の部屋で一緒にゲームをしたい、できたらご飯も作って欲しいなあ」 と彼が言った時、私は きたな と思った。 部屋に行きたい、ということに関しては少し前から話が出ていた。外でデートをするのに場所次はどこにしようか、とするのに対して「家でだらだらするのもいいかもね」と話が出ること
2020年2月27日 05:16
その次のデートは時商店街を歩いてチェックポイントを見つける、というスタンプラリーに似たイベントだった。これもレイトショーの時よりはましだが終わったのは夜遅く、次の日は仕事だった。彼は以前と同じように食事に誘ってきて、私は「いいよ」と言った。先日の罪悪感があった。それに「以前から言っておかなければと思っていたことを話すいい機会かもしれない」とも思っていたのだ。 それは「お付き合い」のことである。
2020年2月26日 05:09
順調にデートを重ね、2、3度目に彼と一緒に言ったのはレイトショーだった。映画が終わった後、彼は私を夕食を一緒に食べて帰ろうと言ってきたがそれを断った。というのも、私は度々健康的に生きる方法のようなものを試している。それをする一番の理由はダイエットではなく、精神的に安定して生活が送れているという自己暗示をするようなものだ。そういう訳で夕食を摂る時間を決めているのだが、彼が誘ってきた時刻はそれを越え
2020年2月25日 05:20
会う場所として決まったのは駅に近い居酒屋だった。 やり取りの中で店のURLを貰い、時間を決めて落ち合うことになった。こういった場所を調べるのはあまり得意ではないのでありがたいなと思い、お礼の連絡をして、そして当日を迎えた。慣れない場所なので数分前に到着し、店の前で待っているとほどなくして相手がやってきた。その時の印象は「背が高いな」「目が細いな」くらいで、特に実際に会ってぎょっとすることもなく
2020年2月24日 07:55
そんな厳選の中でメールの連絡が続いた人がその「お付き合い」をしようとしていた人である。「いいねありがとうございます、✗✗です。よろしくお願いします」 自分から「いいね」を飛ばした相手から連絡が来て、相手がその中でも特に高収入で、自分が気になっていることを趣味にしている相手だったため喜んで返事をした。まずはお互いに仕事は何をしているか、どんなことが好きなのか、そういった自己紹介をすることから関
2020年2月23日 07:19
そんなわけで、マッチングアプリでの婚活をはじめた。 その手順は①まず希望条件を検索し、「私が見ました」のマークを送る。②次にそれを確認した相手も条件が合致するとなったら、メールのやり取りを繰り返す。③最終的に直接会う。 簡単3ステップである。 はじめのプロフィールの設定などは多少煩雑だが、誰かに頼ることなく婚活ができるし、ある程度条件を絞った上で相手を探せる。相手を探す上で、自分
2020年2月22日 09:50
もう二ヶ月くらい前になるか。マッチングアプリで知り合った人との関係を絶った。 そもそも、アプリをはじめようとしたきっかけだが、これは焦燥感からだった。 知人、友人のLINEのアイコンが目についた時皆赤ちゃんの写真になっている。勿論それは本人の写真ではなく本人が結婚して出産をした子供の写真である。それがその時だけではない。ある時ふとアイコンを見るとそれが増えている。この人も、この人も、子供の写