電気工事士【独学合格】
この資格を取ろうと思ったキッカケは仕事にも必要性を感じたから
と言っても直接電気工事をするわけではないから最短合格ルートでチャレンジしてみることにした
電気工事士二種の筆記試験は過去問グルグルでイケました!
この試験は科目ごとの足切りがないので、難易度高い電気と配線理論、複線図は捨てて、それ以外の暗記科目だけで勝負する感じの戦略でチャレンジしてみた!
こんなこと書くと理論も大事だよ!とか複線図は技能試験で覚えることになるから今のうちからやった方が良いよ!とかいろんなこと言ってくる人がいるんだけど、基本的に極力無駄を削ぎ落としたくなる性格なのでバッサリ捨ててみた。
まぁ、確かに理論は大事なのはわかるけど今回の目的はあくまで合格なのでやらなくてもいけるなら避けて行こうみたいな感じ。複線図も技能で出るのはわかってるけどまず筆記受からないことには意味ないよなぁって感じでバッサリ捨ててみた。
基本的な勉強方法は過去問3周やって、そのあと間違えたところだけを、できるようになるまでひたすら回す感じ
試験当日、会場にはやっぱり男子高校生がめっちゃいた!
あとは、お外で作業するからなのか、お肌が黒いおじさんも多かった!
逆に周りも僕のことチラチラ見てくる人もいた。
たぶん肌が白過ぎるし、モヤシみたいなヒョロヒョロのやつだから絶対お前電気工事とか向いてないだろって思われてたかもしれない...
試験終了後、帰りがけに何人か女の人いた
だけど、電気工事士を受ける女の人は圧倒的に少ない!
これだけ男女比偏る試験も珍しいと思う
結果は無事合格してたので続いて技能試験の勉強を始めることにした。
・技能試験は死ぬほど大変だった
技能試験では実際にケーブル切ったり圧着したりするからいろんな工具を買わないといけない
僕は市販の工具セット買いました
触ったことない工具ばかりでヤバい
初めて圧着ペンチを触ったときも使い方がまったくわからない...
これどうやって開けるんだろ?って全然わからなくてネットで調べたりYouTubeで使い方動画見てやっと理解できた。
あー思いっ切り強く握ればいいのね
他にも初めて電工ナイフを触って開けようとしたら硬すぎて開かない...
マジで硬すぎる
しかも、電工ナイフが硬すぎて開けれない人用の対処法はネットで探してもまったく出てこなかった…
仕方ないので電工ペンチで電工ナイフの刃先をつまんで思いっ切り引っ張ってみたらやっと開いた!(他にもいろいろ試して見たけどこの開け方が一番楽に開けられた)
開けたあとは戻さないといけないんだけど、これも硬すぎて全然ビクともしない...
仕方ないから、机の上に電工ナイフの刃の裏側部分を斜めに当てて両手で電工ナイフの持ち手部分を持ちながら全体重を電工ナイフにかけてテコの原理を使ってようやく収納することができた!
もちろんこの収納方法も僕にとってはめっちゃ苦戦したけど他の人はまったく困ってなさそうだった
なんとか工夫して工具が扱えるようになったから実際に試験問題をやってみることにした
問題にチャレンジしたらヤバすぎた!
すべては力なさすぎて圧着がまともにできない(3本以上は無理)
一度差し込みコネクタに挿したケーブルを抜き取ることができない(全力でも無理)
>ボックスコネクタのロックナットが取り外せない(どうやっても無理)
めっちゃ手が痛い...おまけに手豆はできるし、手の皮は剥けまくるし泣きたくなってきた
あー、普通にみんなが出来てることがまともできないなんて...
ハンデしかないじゃん(白目)
この時点でかなり不安になり始めた
なんか対策しないとまずいなってことで、とりあえず握力計を買ってきて自分の握力測ってみる
結果、右手左手とも握力18kgだった(10歳男の子並みの握力)
うぁーヤバすぎだろ自分
これは...明らかに自分に向いてないやつだと思った。
はぁー、こう言う試験だから温室育ちのもやしっ子みたいな人は受けないんだなぁ…
仕方ないのでいろいろネットで調べて握力を上げるためにハンドグリップを買ってきて毎日握力アップのトレーニングからやってみることにした
毎日かかさずトレーニングしていくと最終的に左手29.2kg、右手30.2kgまで上げることができた!(13歳男の子並みの握力)
え、対して変わってないって?
いあいあ、小学生並みの握力から中学生並みの握力にパワーアップしてるからね!
ここまでの握力になればほとんどのことができるようになった
(ボックスコネクタのロックナットだけは握力が足りず外せなかったけど運良く試験では出なかったから助かった)
候補問題は2周やった!
最初に初めて作ったときは3時間くらいかかったかな
これを40分で作るとか絶対無理って思ったけど、繰り返し練習していくうちに最終的にはどの候補問題も30分以内にできるようになった
人間やってればなんでも慣れるもんだね!
あと独学でやってると、これで本当に大丈夫なのか不安だったので完成した作品をX(旧Twitter)に毎回公開してました
そしたら、すでに資格持ってるパイセンたちが、ここはこうした方が良いよとかいろいろアドバイスくれたのでめっちゃ助かりました(これはSNSやってて良かったなぁって思ったとこ)
試験当日は、電工ナイフやカッターナイフを使う人もいるから毎年、出血する人が出てるみたいでかなり緊張した
自分で自分の手とか切る人もいるけど、手元が狂ったりしていつ周りの人から刺されるかわからない状態だし、安全のために前後左右の人とはなるべく距離を開けて座った方がいいなと思った。
試験開始前には材料チェックができるので、そのときどの問題が出るかが確実にわかった
見た瞬間、これ候補問題の7番だ!って感じで(難易度普通のやつで助かった)
途中まで順調に進んでたんだけどランプレセクタプルのネジを締めるとき勢いよく力入れてしまって台座がバキッって音がして破損した
(あっ、ヤバい!締め過ぎた...)
練習で一度もやらかしたことない失敗をしてしまった(本番こわい)
でも、まぁ台座の破損は軽欠陥なのでこれ以外がちゃんと出来ればまだ合格できる可能性があるってことは知識として知ってたのでそれ以降も冷静に作業することができた
(これはアウトなのかセーフなのかも知ってると知ってないとじゃ気持ち的に違っただろうなと思った)
練習だと30分以内にできてたものも、本番は40分きっちり使ってやりました!
最終確認も丁寧にやったら本当ちょうどいい時間だった
結果、無事合格できました!
資格取得後、友達とか家のコンセントや照明を取り付けるときの引っ掛けシーリングの交換が自分でできるようになったのも良かったかな
これからは、あらゆるものがネットに繋がるIOTの時代になるから自分で電気工事ができるとなにかと便利なんじゃないかとも思う