#007 7月7日スタート、前田梨那 「tide land」の話
北さんと東京造形大学に出かけて、その後に収録をした。橋本駅で降りたのは初めてのことだと思っていたけれど、二回目だったことを収録の後で気がついた。南口の大規模工事は何を作っているのだろう、リニアだっけ。
前田梨那展、写真の展覧会。プレオープンで後藤繁雄×前田梨那のトークを行った。広さの関係から会場で直接聞いていたのは数人だった。ピンマイクも用意したのだけど、一部聞き取りづらい状況があったのは申し訳ないです。
プレオープンのアーティストトークもあったため、ポッドキャスト収録は二週目にしようと計画していた。aaploitの写真展は3回目だけど、ポッドキャストを始めてからは最初の写真展になる。北さんがいつにもましてイキイキしていた。彼の博士論文にも書かれていた写真変異株を前田さんが表現しているという。確かに、前田さんの作品は、作品と作品シリーズが同数ではないかというくらいシリーズが多い印象を受ける。トークでも話をしたけれど、展覧会で提示する際に、当初はシリーズを絞るべきと考えた。ところが打ち合わせを重ねているうちに、多様な作品シリーズこそが前田作品の魅力であることに気がついた。
今回の展覧会はかなり実験的な要素を含むものとなった。展覧会会期が半分終わり、前田作品の説明を重ねているうちに、アーティストの言いたいことが、こういうことではないかという解釈も進む。来場してくれたお客様への説明が、自分自身への説明なのだな、と思った。