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「趣味:資格」その④ ~中小企業診断士資格取得・1回目の一次試験篇~

生まれて42年間、資格にまったく興味のなかった、地元3流文系私大語学専攻出身の、経済も経営も法律も簿記も知識一切持たないおっさんが、突如資格取得に目覚め3年で中小企業診断士資格を取得した話。

最初に結論書いときますが、3年で合格という計画立てて、計画通り行きました。まじかよ。

前回記事は、中小企業診断士資格に挑戦しようと決めて、合格までの計画を立てた話。
今回は、勉強開始1年目、1回目の一次試験に臨んだ話です。
過去の関連ブログはこちら↓


勉強時間、目安と実際。

中小企業診断士資格合格の目安の勉強時間は一般的には1,000時間とされている。1年間で合格するには毎日約3時間。社労士も1,000時間とされている。
先に合格したIパスは100時間。だけど、Iパスの10倍以上の労力はかけた。
自分の場合、一次だけでトータルでかけた時間は1,500時間ぐらい。
だってもともとの知識ないし。

スタートは2021年11月。一次は2022年8月。それと結果。

そう。一次まで1年切ってて、知識ゼロからスタート。試験まで9カ月。科目は7つ。
でも最初から4科目狙いだったので、1年切ってるけど4科目ならなんとかなるかなーて。

そう、当時はとってーーも軽い気持ちだったのであーる。
中小企業診断士資格合格の難易度も知らなかった。知ってたら受けてなかったと思う。

初年度に合格を狙った科目は以下。

  • 企業経営理論

  • 経済

  • 運営管理

  • 情シス

この4つにしたのは、テキストをパラパラと見て、ただなんとなく「いけそうだなー」と感じたからである。
情シスだけはIパスの知識が活かせそうだなーて。

一年目の結果

結果、一年目の一次で合格したのは

・企業経営理論
・情シス
・法務

の3つだった。

4つ目標の3つで、残り4つになるわけだが、過半数残ってるのが心理的に「やっべぇ~」て感じだった。

「ドラゴンボール7個集めるのと同じ難易度やん」と。

そう、1年目の結果を受けて、ようやく中小企業診断士資格合格の壁の高さに気づくのである。
無知ってある意味強いよ。

自己採点の時、一番最初に経済を採点したんだけど、×(バツ)ばっかりでもう気持ちは「ぐわんぐわん」。
試験の手応えは100点だったけど、40点ぐらいだったかな?
財務も×(バツ)のオンパレード。これも40点ぐらいだったんじゃないかな。

企業経営理論と情報システムは60点台でなんとか獲れた。

合格を狙ってた運営管理は自己採点したら58点とたった1問足りずだった。3回ぐらい自己採点しなおしたけど、58点だった。
この結果は精神的にこたえた。
狙ってた科目だったし、しかもあと1問て。。。
でもまぁ考え方切り替えて、9カ月の独学勉強で58点まで行けたんだから、もう1年勉強すれば得点源になるだろう、と。
てか、そう前向きに考えないとやってられなかった。

法務は60点ぴったりだった。これはホント奇跡で、法務は合格するつもりなかったから1秒も勉強してなかったんだよね。テキストも開いてもいなかった。
法務は7科目の中で財務と並び難しいとされてる科目で、これをノー勉で獲れたのはでかかった。
新卒で入った超絶ブラック企業で貿易業務のセミナーに参加させてもらったことがあって、LCとかFOBとかうっすら聞いたことがあるような覚えがあって。
ジョブスは人生はドットがつながると言ったが、それがあるとすれば自分の場合はこれだろうと。

中小企業政策はマークシートだからワンチャンあるかと淡く期待していたが、普通にだめだった。

とりあえず、こんな感じで、当初の計画の4科目合格が3科目合格にとどまり、早くも計画の下振れになってしまったのであった。

自己採点の結果、「独学じゃダメだ…」とテキストの出版元であったTACの入学を決めるのであった。
それが試験の8月で、TACの講義開始が確か11月頃で待ち遠しかった。11月開始なら、1年目の段階での申し込みも間に合ったやん、とか、いろいろと自分の資格をとりまく制度の知識不足や準備不足を痛感した。

1回目の一次までの勉強方法

3つを科目合格したわけだが、どんな勉強方法だったかというと、TAC出版のスピードテキスト“通称スピテキ”を読んで、過去問は6月頃から過去5年分の問題を1周したぐらい。
1日1時間ぐらい、通勤電車の中でテキスト読んだりするぐらいだった。

↓テキスト

↓過去問

スピテキを選んだのは表紙に「売り上げシェアNo.1」とあったのと「最速合格」とあったのと、中身が見やすかったから。
当時1科目1冊スピテキ2,500円過去問2,700円だったので、7科目で36,400円かかりましたわ。
テキストと過去問を7科目分買った後から1年目の4科目合格目標を設定したわけですね。我ながらなんと無計画なことか。。

問題解くのが大嫌いでした。なぜなら考えないといけないから。だからずっとテキストばっかり読んで、問題は全然やらなかった。
資格勉強を半年もしていると、過去問に取り組むのが試験対策に必須、という情報が自然と耳に入ってきて、だけど、問題解くのが大嫌いなので、試験直前に問題に慣れるのを目的に1回やっとけばいいか~ぐらいの認識でした。

実際の試験時間に合わせてもやらなかったですね。
やばいですわ。

しかも、9カ月しかないのに、年末年始とGWの連休期間は、運営管理で出てきた統計の内容をもっと知りたくなって、微分・積分の本とか読み始める始末。

微分・積分を読んだら、過去に挫折した高校数学を復習したくなり(数Ⅰ2学期の中間テスト2点(100点満点))、それ関連の本を読んだり。

貴重な連休を試験合格とは関係ないことに費やしてしまう。。。-orz
バカすぎる。。

模試も一回も受けなかった。

これでよー3科目も合格できたな。。

受験応募書類は、試験事務所が当時勤めてた会社の向かいのビルに入ってたので、歩いて取りにいったな。

試験当日

私は愛知住みなので、試験会場は「ポートメッセなごや」の第3展示場でした。

↓会場の写真

ポートメッセなごや 第3展示場 出典:https://portmesse.com/facility/tenjikan03

地面はアスファルト?みたいな感じ。
だだっぴろ~い武骨な空間。
入ると遠く~の方に折り畳みテーブルとパイプ椅子がズラ~と並んでるのが見えました。
ホント、遠く~に並んでいるという印象でした。
名古屋会場で約2400人の申込者数なので、折り畳みテーブル単純に1200台。

「科挙やん。。」

なんか知らんけど、587年、隋の時代に始まった科挙を思い起こしました。
昼飯の弁当の饅頭の中にカンニングペーパーを忍ばせたとか、合格するまで何十年も受験し続けたとか、そんな科挙の大変さを伝えるエピソードを思い出しました。

「あー、わいは科挙みたいな大変な試験に臨もうとしてるんやなー」て、ことの重大さにこのときようやく気付いたのでした。
て遅すぎるやろ!

空調は、ひたすら寒かったっすね。
自分寒がりなんで、長袖のワイシャツ持ってってたんですけど、それ来ても極寒でした。タオルをマフラー替わりに首に巻いてました。
それでも寒かった。
2日目はユニクロのウルトラライトダウン着たんですが、それでも寒かった。
前の席の人は2日間とも半袖だった。信じられんわ。

ユニクロのウルトラライトダウン 出典:https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E439810-000/00?colorDisplayCode=69&sizeDisplayCode=004

前の席の人

前の席の人は冴えなさそうなおっさんだった(いや、自分もおっさんやん!)。
2日間7科目受けてたから初めての挑戦かな?と。
このおっさんは受からんやろ~と見た目で思っちゃってたんですが、合格発表のHPで、自分の受験番号の前が載ってたんだよね!つまり一次に一発合格したってこと。
この時も地味にショックでしたね。あの冴えなさそうなおっさん、一発やないかと。そしてオレは、他人(ヒト)のこと勝手に判断・評価して、オレは何様や、、、と。

今思うと、その前の席のおっさん、受験は初年度ちゃうかもしれんし、二次がどうなったかもわからんし、、、
どうなったんやろか。。

自分の隣は2日間ともおらんかった。
コロナの時期でもあったから、体調不良で参戦できなかったのか、試験を諦めたのか。。。

2年目の一次に向けて

独学1年目の一次の結果を受けて、資格予備校に行って指導を仰がないととてもじゃないけど3年計画できないな、、と感じ、スピテキでお世話になっていたTACへ。

2年目の受験科目は

  • 経済

  • 財務

  • 運営管理

  • 中小企業政策

てことで、TACに通うことになる2年目一次挑戦は、次の記事で。

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