2020-21 デポルティーボ・ラ・コルーニャ通信簿① 〜蒼空は何処へ〜
皆さんはじめまして。私はデポルティーボ・ラ・コルーニャというクラブを応援している変わり者です。デポルティビスタの方々は勿論、少しでもデポルティーボに興味のある方々にも読んでいただきたいと思い、今シーズンの通信簿的な記事を書かせていただきました。
デポルティーボと聞いて、サッカー好きの皆さんはやはり柴崎選手を思い浮かべるのではないでしょうか。3部へと降格していったことは記憶に新しいかと思います。さて、そんなデポルティーボも、昔は"スーペル・デポル"などと持て囃され、欧州を席巻していたような名門チームです。クラブの過去については、こちらの記事とか読んでみてくださいね。
そして我らがデポルティーボ、なんと昇格を逃してしまっています。はっきり言います、弱いんです。セグンダB(3部)に新レギュレーションが導入されるということでPOが行われましたが、ギリギリの所でプリメーラRFEFへの参加権を勝ち取りました。(新レギュレーションの詳細はカディス🇯🇵さんの記事が分かりやすいのでそちらをご参考ください)
というわけで、昨シーズンに引き続き散々なシーズンでしたが、ポジションごとに選手それぞれの通信簿をつけてみました。
[評価方法]
完全なる主観で失礼ながら6段階の評価をさせていただきます。
5点 : たいへんよくできました
4点 : よくできました
3点 : まぁまぁです
2点 : もう少し頑張りましょう
1点 : f***
0点 : 採点不能
GK編
1.カルロス・アバド 3点
13試合9失点/1試合1失点(PO)
決して悪いシーズンではなかった。セグンダBとはいえ、7試合のクリーンシートはお見事である。しかしキーパーとしては凡庸の域を出ず、歳下のルチョにポジションを奪われてしまった。長髪を束ねた髭面はかなり筆者の好みのタイプではあるが、プレーでハートを射止めてくることは無かった。
13.ルチョ・ガルシア 5点
5試合1失点/5試合2失点(PO)
肩幅。セビージャからやってきた彼は、10試合で7度のクリーンシートを達成するなど安定感のあるパフォーマンスを披露。足下のぎこちなさは否めなかったが、反射神経に頼りきりにならないセービングに関しては文句の付けようがなく、セグンダBに留めておくにはもったいないポテンシャルを持っていた。今後とも成長を見守りたい。一時期鼻を怪我してフェイスガードをつけていたが、アメフト選手にしか見えなかった。
DF編
2.ホルヘ・バリン 2点
10試合0得点/3試合0得点(PO)
生え抜きのラテラルにとって今季は飛躍の年になるはずだった。昨シーズントップチームデビューを果たすと、今シーズンは大幅に出場機会を増やした。しかしポジション奪取とまではいかなかった。キレのあるオーバーラップを見せたかと思えば、サディクとの連携ミスでセカンドボールを失うなど、まだまだ若さを感じた。来シーズンはもう一皮むけてほしい。
3.ムハイド・サディク 4点
17試合0得点/5試合0得点(PO)
2019-20シーズンに、ペル、モンテロと共に強固なスリーバックを形成していた生え抜き選手。ヘンクへの移籍が決定した。練習時に見せる愛くるしい笑顔を見ると、試合でのミスを攻める気もなくなる。今季は決して出来が良かったわけではなく、深くまで持ち上がってからの縦パスをカットされてピンチを招くシーンが両手では収まりきらないくらい…それでも4点をつけることにしたのは、これから彼の歩む道の先での成功を祈っているから。ヘンクでも頑張れ!!!!
5.エネコ・ボベダ 1点
11試合1得点/6試合0得点(PO)
開幕戦での決勝ゴールなど記憶に残るプレーを見せてはくれた。しかし試合を重ねる毎にプレーは雑になっていき、ボールロストの多さが悪目立ちしてくるように。サディクと彼の右サイドの守備は見るに堪えないほどハラハラするものだった。昨シーズンまでが良かった第〇キャプテン(数字忘れた)だけに、正直期待外れにも程があった。
17.エクトル・エルナンデス 4点
8試合1得点/4試合0得点(PO)
左のプレースキッカーを務めてくれた正確なキックが持ち味のベテラン。彼の左足からはたくさんのチャンスが生まれていたように感じたが、意外にもアシストはついていなかった。スプリントも魅力の一つで、攻守に献身的なプレーを見せてくれた。現地記者曰く、残りたいと言ってくれているらしい。先日ボルヘス、ガランと共に川下りに興じている姿をインスタに投稿した。
18.デリク・オセデ 2点
8試合0得点
マドリーの下部組織出身の屈曲なセンターバック。エアバトルの強さはチームでも1、2を争うレベルで、試合終盤のパワープレー要員としても期待されていたが、アキレス腱断裂により後半戦を棒に振り期待外れな結果に。松葉杖でスタジアムを訪れ笑顔を見せるなどいいヤツ感に溢れていたが、正直あまりプレーの記憶が残っていない。
19.ボルハ・グラネロ 4点
17試合0得点/6試合1得点(PO)
全24試合中23試合に出場し、加入初年度からディフェンスリーダーとして踏ん張ってくれた。サディクの開けたスペースのカバーをしつつ、正確なロングフィードで攻撃の起点にもなるなどチームへの貢献度はかなり高い。彼がいなければストレート降格も有り得たかもしれない。残留する可能性は高く、来年もディフェンスラインを統率してくれることが期待されている。
21.サルバ・ルイス 3点
13試合0得点1アシスト/3試合0得点(PO)
長らくSNSが動く気配がない、年代別代表経験を持つ左サイドバック。ファーストチョイスだったが、よりキック精度の高いエルナンデスと出場機会を分け合う形に。昨シーズンは、調子の悪いチームの中でもいいプレーを見せてくれたので個人的MVPだったのだが、今季はいたって普通。私生活は勿論プレーでも目立つことがなかった。高給がネックになっているため退団が濃厚。
33.イバン・ゲレイロ 0点
1試合0得点(PO)
冬にトップチーム昇格を果たし、シーズン最終節ヌマンシア戦で遂にデビューした期待ののサイドバック。とにかくイケメン。イケメンだがプレータイムが少なすぎたため採点不能扱い。ユースの同期である(多分)バリンとの定位置争いも必見だ。
GK編・DF編は以上になります。もし興味を持っていただけたら、次回のMF編・FW編も読んでいただけると嬉しいです。
稚拙な長文を最後まで読んで下さりありがとうございました。
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