Aalto International 第8期へ
Aalto International Japan株式会社は、2021年5月から第8期に入りました。
創業時から、これまでの7年間を支えてくださった皆様に、感謝の気持ちでいっぱいです。
Aaltoという、はみ出した会社
Aaltoは、フィンランド語で『波』を意味します。
世界の大陸をつなぐ海で、波の創り手でありたいという想いを込めて誕生した会社がAalto Internationalです。
グローバルニッチの技術を持つ企業が多い、京都に本社を置いています。
創業時からあるコーポレートマークのAの足は、枠から外に出ており、箱の中に収まりきらない発想を持つこと、内と外を繋ぐという意味を込めています。
Aaltoは、技術の分野で未来を創ることを志して、技術企業の国際間のコミュニケーションを支援し、グローバルでのプレゼンスを創ることに取り組んできました。
これまでに取り組んだプロジェクトは、32ヵ国370以上、EV、新しいモビリティ、AI、IoT、エネルギー、ロボットなどの分野が主です。
技術企業の拡張モジュールのような役割で活動できるよう、Your Global Teamというスタイルで、今は世界15ヶ所にいる仲間とプロジェクトごとにチームを組み、目的に応じて企業のグローバルコミュニケーション機能を強化しています。
海外PRに始まり、グローバルでの企業コミュニケーション戦略、ブランドコンテンツ戦略、PRプラットフォーム提供、デジタル広告、記事執筆、ソーシャルメディア、技術業界のインフルエンサー関係構築、メディア露出分析調査、コンサルティングなど、業務内容は広がりつつあります。
Aaltoは、技術 × グローバル × デジタル・PRの分野で、企業と協働する存在として活動しています。
コロナ禍で日本に戻る
私自身、コロナ禍に入る前までの2年弱、日本と行き来しながら、ヨーロッパ、フランスを主な拠点に活動していました。ヨーロッパの業界メディアや関係構築に取り組みつつ、フランスのビジネススクールで、サステイナビリティとシステム思考について学びました。
コロナ禍に入った第7期は、国際間の行き来が難しくなることへの懸念から、日本に戻りました。
これまでも複数の場所にいるメンバーとリモートでの体制だったため、大きな変化はありませんでしたが、技術企業では、コロナ禍に入ってから、グローバル×デジタルのニーズが高まり、新しい問合せが増えました。
「福井さん、あんなに海外を飛び回っていたのに、国境封鎖でつらくないですか?」
と会うたびに質問されますが、1年ほど海外に出ていない今となっては、日本に帰ってきたことで、改めて日本の面白さを再発見できたと思います。
第7期は『起業家の生き方』というテーマで、オンライン含め、様々な講演の機会をいただきました。
京都と台湾との共同イベントPechaKucha Nightでの発表、
明治学院大学での英語講義、石川のテニスアカデミーの子どもたちへのレクチャーなど、様々な層の人々と交流し、私自身も、刺激をいただくことができました。
また、Aaltoが本社を置く京都は、地域の繋がりが強く、金融機関、企業、NPOなどの間で、さまざまな協働や交流などの動きがあり、ますます面白くなってきています。
©️京都信用金庫 QUESTIONイベントの講演メンバーと
これまでの7年間の航海は
起業してからの7年間は、決して順調ではありませんでした。
グローバルPRのニーズが顕著でない時に創業したAaltoの手元の航海図には「グローバル×技術の分野で伝える役割が必要だ」という信念だけしかありませんでした。
この数年で、やっとAaltoが必要とされる時代になってきました。Aaltoの信念を今まで支えくださった方々がいたからこそ、ここまで船を進めることができたと思っています。
Aaltoの航海は、まだ道半ば。
「技術の分野で今日より良い明日を創りたい」という想いが、7年間の月日を経ても、毎日私を駆り立て、夢中にさせています。
その先の未来を創る
Aaltoは、これからも技術の発展に貢献し、その先の未来を創ることを目指して走り続けます。
創業時から、Aaltoは、技術関係のグローバルメディアや、業界で影響力のある世界の人々と強い繋がりを持ち、協働し、未来を創ることに携わるのだと決めていました。
その役割で、まず関西で1番、次に日本で1番になる、そして世界へ。
その決意を果たすべく、今も鋭意努力中です。
Aaltoは、モビリティやエネルギーなど、世界にとって重要なテーマのもとで、企業と世界の間を繋ぎ、新しいビジネス、新しい産業、その先の世界を見たいと考えています。
第8期に向けて
Aaltoは、Your Global Team、拡張モジュールチームとして、企業のグローバルでのプレゼンス確立に取り組みます。そのためには、中長期的な時間が必要ですが、その間を効率的に進めていくには、知識、道具を活用することが必須だと考えています。
Aaltoチームが持つグローバル発信の知識や関係値を企業チームと共有し、グローバル発信のレベルアップを図ります。また、現状の企業体制からでも発信強化ができる拡張ツールとして、PRプラットフォームMynewsdesk、モニタリングツールMentionの提供を続けます。
最終的には、日本の技術企業の中に、知識と道具を手に、グローバルでの情報発信ができる人を育成していくことを目指しています。
Aaltoは、新しい壁や課題が目の前に現れた時、壁の前で文句を垂れるのではなく、自ら乗り越える道を見つけ、手をとって、一緒に壁を乗り越えていくパートナーでありたい。
そして、その経験の共有を通して、世界で挑戦する勇敢な仲間を増やしていきたいと考えています。
これまで応援してくださった方々に感謝の気持ちを込めて。
そして、これからもAaltoをよろしくお願いいたします。
Aalto International Japan株式会社
CEO 福井 麻里子
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