[映画]わたしを離さないで/[主演]キャリー・マリガン、[原作]カズオ・イシグロ...aaltoのちょほほ日記@2024/12/19
amazon primeのビデオで2010年のマーク・ロマネク監督、キャリー・マリガン他主演の映画を観た。
静謐な原作であり、素晴らしい映画だった。久し振りに配信映画で感動作といえるものを観た。
カズオ・イシグロ氏の原作はこれから読むとして、映画の事を語りたいが、命とは、生きるとはという根源的な意味を問う作品として、奥が深い。
主人公達は、ドナー提供者として、生まれたクローン人間であり、その彼らが臓器を提供し、やがて死ぬことの苦悩や葛藤を我々に問う訳だが、彼らの定められた人生とその葛藤を通して、普段生きることが当たり前と考えている私達に、命とは生きるとはを何かと改めて突きつけている作品でした。
ふと、森博嗣さんのスカイクロラシリーズを連想しましたが、それよりも深い意味を感じました。
カズオ・イシグロ氏の小説は、これまでいくつか読んだが、いずれも序盤で放棄した過去があり、今回も期待していなかったが、意外にも最後まで見ることができたのは、主演のキャリー・マリガン、キーラ・ナイトレイ、アンドリュー・ガーフィールドの好演のおかげだと思う。特にキャリー・マリガンの魅力に負うところが大きいと思う。
それにしてもまだまだ知らない秀作があることを再認識させられました…ちょほほ。